【1分で分かる】韓国ドラマ「輝くか、狂うか」チャン・ヒョク×オ・ヨンソ「名作の舞台裏」

毎週月曜~金曜 午前10時55分より、韓ドラ☆「輝くか、狂うか」(主演:チャン・ヒョク、オ・ヨンソ 全35話)を放送中!

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【STORY】

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時は高麗初期。皇宮に不幸を招くという破軍星の下に生まれた皇子ワン・ソ(チャン・ヒョク)は皇宮を追われ、金剛山で育つ。ワン・ソの父、ワン・ゴンは権力争いの絶えない皇宮を建て直すため、ワン・ソを呼び戻すが、自身は何者かに暗殺されてしまう。
ワン・ゴン暗殺の犯人を追って中原の開封(ケボン)にやって来たワン・ソはその地で渤海最後の王女、シンユル(オ・ヨンソ)に出会う。

――5年後、ワン・ソは腹違いの姉であり、豪族ファンボ家を母に持つヨウォン(イ・ハニ)と結婚していたが、今もワン・ゴン暗殺に隠された陰謀を追っていた。
その頃、シンユルも青海商団を率いて高麗にやって来ていた。ワン・ソとの再会に胸をときめかせるシンユルだが、ワン・ソは彼女に気付かず、さらに彼が結婚していると知り、すっかり失望してしまう。
一方、ワン・ソの妻ヨウォンは弟のワン・ウク(イム・ジュファン)を次期皇帝の座に就けるべく、密かに陰謀を巡らせていた。その先には死んだワン・ゴンの従弟で皇宮の支配者、ワン・シンニョムの姿があった。


ロマンスと権力闘争が交錯する王道史劇


原作は、「1%の奇跡」「恋人づくり~Seeking Love~」などで知られるロマンス小説家、ヒョン・ゴウンの同名ウェブ小説。
主人公ワン・ソのモデルは、高麗第4代王・光宗。奴婢按検法や科挙制度を導入して王権の強化を進めた一方、王族や豪族を大規模に粛清したことでも知られる。
そんな光と影を併せ持つ歴史上の人物に、架空の王女との恋を織り交ぜたロマンス史劇だ。

演出は「個人の趣向」「TWO WEEKS」のソン・ヒョンソクと「悪い記憶の消しゴム~My Memories~」のユン・ジフン。脚本はクォン・インチャンとキム・ソンミが担当。
ソン・ヒョンソク監督は制作発表会で、「ワン・ソを最初から完璧な王に仕立て上げるのではなく、人々の心を得ながら成長していく人物として描く」ことを強調した。
序盤はワン・ソとシンユルの掛け合いで笑いを誘い、やがて切ない恋愛模様や皇位を巡る権力闘争へと展開。2人の関係が深まるにつれ、それぞれが背負う立場や譲れないものが浮かび上がり、恋愛劇と政治劇が結びついていく。

チャン・ヒョク×オ・ヨンソ アドリブ満載の掛け合いが生む最高のケミストリー


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ワン・ソ役のチャン・ヒョクは、1997年にドラマ「モデル」でデビュー。「推奴~チュノ~」では初恋の女性を忘れられない推奴師を熱演し、2010年の「KBS演技大賞」で大賞を受賞。「根の深い木‐世宗大王の誓い‐」では、世宗への復讐を誓う武官を演じた。
さらに「運命のように君を愛してる」では、風変わりな御曹司の恋をコミカルかつ切なく演じるなど、時代劇と現代劇の両方で実績を重ねてきた。

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長年鍛錬を続けてきた截拳道(ジークンドー)を生かしたアクションも彼の持ち味。
ワン・ソとしても身体能力を発揮する一方、男装したシンユルを弟分のようにかわいがったり、彼女に振り回されて情けない表情を見せたりと、笑わせてくれる場面も多い。
「推奴」などで見せる凄みとのギャップに注目だ。

そんなコミカルな場面には、チャン・ヒョクのアドリブもたっぷり。
制作発表会では、「アドリブによって1話分増えるほどだった」と語っている。船の中に身を隠すシーンでは、芝居に熱中するあまり水に落ちてしまったという裏話も。
台本にない動きやセリフを積極的に取り入れ、自由奔放なワン・ソを演じていたようだ。

一方、その陽気さの裏には、幼くして親元を離れた孤独や父を失った悲しみがある。
シンユルと出会ったことで自身の運命と向き合い、民のために国を変えようと動き出す。ふざけていたかと思えば一転して鋭い眼差しを見せる――その切り替えも見事で、チャン・ヒョクならではだ。

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シンユル役のオ・ヨンソは、2002年にガールズグループ・LUVのメンバーとしてデビュー。その後は俳優に転身し、「棚ぼたのあなた」では自己中心的ながら愛嬌のある末娘を好演。「私はチャン・ボリ!」で逆境に負けず明るく生きるヒロインを演じ、人気を集めた。
「花遊記<ファユギ>」では三蔵法師の宿命を背負う女性に扮するなど、役の幅を広げている。

出演の決め手となったのは、知性も美貌も財力も備え、自ら運命を切り開こうとするシンユルの人物像だったという。オ・ヨンソは、そんなシンユルをたくましさと愛らしさを併せ持つ女性として表現。ワン・ソを前にすると恋する乙女の顔を見せ、男装して「ケボン」を名乗る時には少年のような茶目っ気を発揮する。
そして、愛する人のために自分の気持ちを抑える場面では、普段の明るさとは異なる切ない表情を見せる。

チャン・ヒョクとの掛け合いも楽しく、オ・ヨンソは放送終了後のインタビューで「彼のアドリブに笑ってNGになることも多かった」と告白。台本どおりに合わせてほしいとお願いすると快く応じ、演技についても助言をくれたという。
チャン・ヒョクは食事や睡眠をさりげなく気遣ってくれる先輩でもあり、オ・ヨンソは「気遣いのできる男性のお手本のような存在」と評していた。

愛と皇位を揺るがす、ライバルたちの存在感


そんな2人の恋に波乱をもたらすのが、イム・ジュファン演じるワン・ウクと、イ・ハニ演じるヨウォンだ。

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モデル出身のイム・ジュファンは、「タムナ~Love the Island」で密命を帯びて済州島にやって来た貴族を演じて注目を集め、「おバカちゃん注意報~ありったけの愛~」では、弟の罪をかぶって服役する心優しい青年を熱演。
本作では、知性と武芸を兼ね備えた皇子ワン・ウクに扮する。穏やかな佇まいとは裏腹に、シンユルへの恋心が募るほど皇位への執着も強まっていく。

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ワン・ソとは異母兄弟でありながら、恋と皇位の両方を巡って対立する関係。2人の衝突も見逃せない。

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一方、2006年のミス・コリアで優勝したイ・ハニは、「熱血司祭」で勝ち気な女性検事を好演。「ワン・ザ・ウーマン」では女性検事と財閥令嬢の2役を演じ、コミカルな芝居でも人気を集めた。
ワン・ソの妻・ヨウォンは、名門豪族の繁栄を優先する女性。かつて愛を諦めた過去があり、権力の世界で生きることを選んだ彼女の冷静な振る舞いには、時折、孤独もにじむ。

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さらに、「私の夫と結婚して」でヒロインを支える御曹司を演じ、日本のドラマ「初恋DOGs」で韓国人御曹司役で注目を集めたナ・イヌが、本名のナ・ジョンチャンで出演。
ヨウォンの護衛武士セウォンに扮し、彼女への想いを胸に秘めながら陰で支え続ける役どころを切なく演じている。

不吉な予言を背負って皇宮を追われた少年は、やがて愛と権力が交錯する世界へと身を投じていく。民を思う名君として「輝く」のか、それとも非情な王へと「狂う」のか――。
史実の光宗が持つ光と影を重ねた「輝くか、狂うか」というタイトル。その意味を踏まえながら、ワン・ソが自らの運命をどう切り開いていくのか、その歩みを見届けたい。

(文/斉藤和美)
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