桜蔭中高一貫、東大卒、性同一性障害の娘持つバツ2の6人シングルマザー43歳
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街の人に声をかけ、その家にお邪魔する「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」。2月19日(月)の放送では、福岡県・西新駅前で出会った、えりをさんのおうちにお邪魔しました。
6人のお子さんを持つ、シングルマザーだというえりをさん。さらに、ご出身は埼玉県で、都内屈指の進学校・桜蔭中学校を出て東大法学部に進むという高学歴の持ち主。6人のお子さんは、男の子が2人、女の子が4人ですが、そのうちの2人に性同一性障害が発覚し、現在は男の子4人、女の子2人と共に暮らしているそう。
立派な3LDKのお部屋は、家賃5万6000円。広いリビングは灯りが落とされ、既にお子さんたちは就寝中でした。布団をくっつけて、まるで修学旅行のような状態です。
壁にはお子さんたちの絵や、表彰された賞状などがたくさん飾ってあります。台所には、食べかけの料理が残った鍋と、洗い切れなかったお皿がいっぱい。10合炊きの炊飯器は友人から譲り受けたもので、大きめな寸胴も、勤めていた弁当店が潰れたときにもらってきたものだそう。
お部屋にはカメラの三脚がありました。これはえりをさんのもので、趣味でネットにアップする動画を撮影する際に使っていると言います。世界中のユーザーとカラオケを楽しめるアプリで、知らない女性と一緒にツインテールでデュエットした動画を見せてもらいました。
えりをさんの若かりし頃の写真を見せてもらいながら、今までのこともお聞きしました。元々メル友だった韓国人の彼と国際結婚をし、5人の子宝に恵まれたえりをさん。しかし、子どもが増えると共に夫婦間のすれ違いも多くなり、離婚してしまいました。
その後、ネットで知り合った中国人の男性とも籍を入れることに。しかし、配偶者ビザが下りず、そのまま離婚となってしまいます。実はバツ2だったえりをさん。
話は、性同一性障害のお子さんの話題に...。3番目の娘さんがお遊戯会で乙姫様の役をやった際、本人があまり嬉しくなさそうだったことに「違和感を感じた」と話します。「娘だと思っていた子は死んでしまったのか」という深い喪失感があったそうですが、時間をかけて「この子は振り袖もウエディングドレスも着ない子」と納得できるようになったのだとか。
3番目の娘さんは、「制服のセーラー服を着たくない。実は男になりたいんだ」と告白してきたそう。七五三の着物を着たがらなかったことがあったため、えりをさんは「そういうことだったのか」と受け入れたと振り返ります。
福岡で行なわれている性同一性障害の方が集まるイベントに娘を連れて行き、いろいろな相談にも乗ってもらったというえりをさん。学校の先生に心の内を明かす手紙を書いて、嬉しそうにする子どもの表情を見て、「幸せになる変化だったらいいじゃないか」そう思えたと言います。「大きい後悔をしないためにも、上から目線で接することはしない。子どもと広い意味での信頼関係ができれば、最終的にお互いわかり合っていける」と、えりをさんは大事な子どもたちとの幸せな未来を夢見て語りました。
この放送は、現在「ネットもテレ東」で配信中です。
【番組概要】
番組名:「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」
【MC】 ビビる大木、矢作兼(おぎやはぎ)、鷲見玲奈(テレビ東京アナウンサー)
放送局: テレビ東京系列 全国無料放送
放送日時: 毎週月曜深夜 4時00分放送
番組公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/official/home_ii/