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“ぬか漬け”に魅せられたリトアニア人女性が日本へ!:世界!ニッポン行きたい人応援団

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テレ東

2018.3.17 世界!ニッポン行きたい人応援団

ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜夜8時~)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。


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ぬか床大好き! 本物のぬか漬けを食べてみたい!


今回日本に招待したのは、「ニッポンで本物のぬか漬けを食べてみたい!」というドイツ・ミュンヘンに暮らすリトアニア出身のルテーネさん。彼女が今夢中になっているのがぬか漬け。ぬか床の香りが好きで、匂いをかぐだけで食欲が湧くと言います。


ぬか漬けは江戸時代に精米技術の発達とともに生まれたと言われ、ぬか漬けの原料である米ぬかは、野菜の栄養素を増加させます。大根の場合ビタミンB1は16倍とも。さらにぬか床の乳酸菌は、悪玉菌を減らす働きもあるのだとか。


ルテーネさんは、ぬか漬けの味だけでなく、ぬか床を母親から娘へと家族代々守り続けていくというニッポンの文化も素晴らしいと絶賛。 インターネットなどで調べながら、ドイツでは手に入りにくい米ぬかの代わりに麦の皮を使った自作のぬか漬けを作るっているそう。


まだ本物のぬか漬けをまだ食べたことがないというルテーネさんが今回向かったのは福岡にある「千束」というお店。ここには200年受け継がれたぬか床があります。

福岡は昔からぬか漬けが根付いている土地。小倉城城主・小笠原忠真がぬか漬け作りを奨励したことで、北九州・小倉を中心に広まったのだとか。


「千束」でルテーネさんを迎えたのは、店主の下田敏子さん。「千束」はぬか漬けの味と文化を後世に伝えたいと約40年前に始めたお店。その味を求め、遠方から訪ねてくる人も多くいるそうです。


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ルテーネさんは、「千束」のランチでぬか漬けを初体験。ルテーネさんは、まずぬか漬けの匂いをかいで「いい匂い!」と笑顔。初めて食べるニッポンのぬか漬けに「かめばかむほど旨みが増してきます」とひとつひとつを噛み締めながら食べ進めていきます。魚料理の匂いもかいで「ぬかの匂いがします」とルテーネさん。その言葉には下田さんもびっくり。実はこの「鯖のぬか炊き」は、ぬか床を醤油や砂糖と一緒に煮詰め、鯖やいわしを炊き込んだもの。味付けは下田さんが母親から受け継いだものだそうです。


ぬか床は、かつては嫁入り道具として受け継がれてきたもの。下田さんの母親は、戦時中もぬか床を枕元に置いて空襲から守りました。ヨーロッパにはぬか床のように食べ物を受け継ぐ文化がないため、ルテーネさんも感心して話に聞き入ります。


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ルテーネさんは自分で作ったぬか床を持参。下田さんに見てもらいます。下田さんは「素晴らしい」と褒めたうえで、「混ぜすぎているから、週に一回でいい」とのアドバイス。半年未満の若いぬか床は熟成していないため、毎日混ぜないほうがいいとか。

ぬか漬けの味を左右するのは、ぬか床の中の乳酸菌。乳酸菌は野菜やぬかに含まれる糖を分解して酸味や旨みに変えおいしいぬか漬けに。しかし乳酸菌は空気が苦手なため、混ぜすぎると乳酸菌の少ないぬか床になってしまいます。


200年受け継いできた「千束」には1gに10億もの菌が生きているそう。これは一般的なヨーグルトの約100倍。さらに「千束」のぬか床には、独自の乳酸菌「千束菌」が誕生し、世界の乳酸菌学会で発表されています。ぬか床を継ぎ足してきたことで進化したのです。


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混ぜ方にもコツがあるということで、ぬか床を混ぜている現場へ。ルテーネさんも作業に参加。下田さんに指導してもらいながら、「天地返し」という混ぜ方を覚えます。


翌日向かったのは、創業50年のお米屋さん「古賀商店」。「千束」のぬか床には、ここで手に入る新鮮な米ぬかが重要な役割を果たしています。精米したばかりのぬかは、甘く香りも芳醇。これがぬか床をおいしくします。


「古賀商店」から、できたてのぬか床をプレゼントされたルテーネさん。 ドイツに帰ってからもぬか床を作れるように、下田さんの指導も続きます。


「千束」のぬか床は昆布や唐辛子、山椒、ゆずの皮、そして無農薬の新鮮な米ぬかでできています。そこに床わけしたぬか漬けを加え、3 カ月寝かせます。いちからぬか床を作る場合は、キャベツや大根の切れ端など、水分の多く含む野菜を半年ほど繰り返し漬けます。そうすることで乳酸菌が増えるのです。


その夜、下田さんに招かれご自宅へ。食卓に並んだのは、玄界灘の海の幸と鶏の水炊き。ニッポンでは若い人はぬか漬けをあまり食べないと聞いていたルテーネさんは、下田さんのお孫さんにぬか漬けは好きかと尋ねます。すると返事は「アイ ラブ ぬか漬け」。つたない英語での会話も盛り上がります。


そしてお別れの日。ルテーネさんはミュンヘンの市場で見つけたお茶やマスタード、ルテーネさん手づくりのハチミツを「千束」のみなさんにプレゼント。下田さんからは、貴重な「千束」のぬか床を手渡されます。そして「日本のお母さんになりましょう」といううれしい言葉もかけられ、ルテーネさんは感動のハグで感謝を表しました。



伝統的な天日干し"大根やぐら"に大興奮!


ルテーネさんが次に向かったのは、宮崎県新富町。一度でいいから本物のたくあんを食べたいというのがルテーネさんの願いを叶えます。たくあんはぬか漬けでもいちばん有名な漬物。宮崎県は伝統的なたくあんを作る天日干しをした大根の生産量日本一!


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ここでルテーネさんを迎えてくれたのは「キムラ漬物宮崎工場業」の木村昭彦さん。たくあん作り一筋45年。昔ながらの本干したくあんを作る数少ない会社です。さっそく伝統のたくあんを食べさせてもらえることに。木村さんが出してくれたのは3種類。一口たくあんを食べたルテーネさんは、「今たくあんが私の大好物になりました」と感動し、あっという間に完食しました。


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ルテーネさんは、大根やぐらでの伝統的な天日干しを見せてもらえることに。たくあん用の大根が2万本も干してある光景にはルテーネさんもびっくり。
干大根を作るのは、宮崎平野に吹き降ろす冷たく乾いた風と、南国特有の強い日差し。この環境で2週間かけて天日干しされた大根は、辛味が抜け、旨みや甘みが凝縮されます。


干した大根は5トンのタンクに敷き詰められ、そこに塩や昆布、唐辛子を混ぜたサラサラのぬかをかけます。発酵したぬかは使わず、長期間漬け込むことで徐々に発酵するのを待つのです。仕上げは2トンの漬物石。


そして1年経ったたくあんは黄色に。発酵すると、大根に残った辛味成分が分解され、黄色い色素に変化するそう。


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その夜、地元の集会所に招かれたルテーネさん。木村さんのご家族や近所の方々がルテーネさんの歓迎会を開いてくれました。宮崎の家庭料理やたくあんを使った料理がずらり。そしてルテーネさんの誕生日が近いことからケーキまで!


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翌日。ルテーネさんは、家庭サイズのたくあん作りを教えてもらえることに。使うのは干した大根と漬物用の樽。そこにぬかと昆布、柿の皮などを入れます。柿の皮は砂糖では出せない甘みを出す昔ながらの知恵。干し大根は平らに、隙間なく入れるのがコツ。そうすることでむらなく漬けることができます。「これならドイツに帰ってもできそうです」とルテーネさんも大満足!


別れの日。「ぜひぬか漬けとたくあんの文化を広めてください」と木村さん。ルテーネさんも「ドイツでも必ずたくあんを作ります。教えてもらったたくあんの作り方は、私の一生の宝になると思います」と応えます。ぜひドイツでも、おいしいぬか漬けとたくあんを漬けてくださいね!

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世界で「ニッポンに行きたくて行きたくてたまらない」と願う外国人を探し出し、彼らの熱い想いを取材。彼らの夢~日本で●●したい~を応援するためご招待しようというのが、この番組。彼らが日本でどんな夢を叶えるのか?

放送日時:テレビ東京系列 毎週月曜 夜8時

出演者

【出演者】高橋茂雄(サバンナ)、眞鍋かをり 【ゲスト】泉谷しげる

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