• #
  • トップ
  • エンタメ
  • 羽生さんとの出逢いに感激のベラルーシ将棋親子&和紙を愛するイ...

羽生さんとの出逢いに感激のベラルーシ将棋親子&和紙を愛するイタリア人男性が登場:世界!ニッポン行きたい人応援団

エンタメ

テレ東

2018.6.17 世界!ニッポン行きたい人応援団

nipponikitai_20180617_thum.jpg


ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜日夜8時~)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。


nipponikitai_20180617_01.jpg



竜王から学ぶ詰将棋に「これは現実!?」


最初に登場したのは、プロの女流棋士を目指すベラルーシ在住のエカテリーナさん(9歳)と、娘を応援する将棋好きの父・オレグさんの親子。本場でとことん将棋づくし!の旅の「後編」をお届けしました。


この日は天童市内にある温泉旅館「ほほえみの宿 滝の湯」へ。ここは名人戦と並ぶ最高峰の「竜王戦」の会場。ベラルーシから来たと告げると、対局場「竜王の間」を実際に見せていただけることになったのです。ご厚意で、実際に使われている将棋盤と座布団も用意してくださり、まさにそこが永世竜王・羽生善治さんの定位置だと教えていただくと、エカテリーナさんも「羽生さん!?」と大興奮。


nipponikitai_20180617_02.jpg


対局場にいるだけでもすごいのに、4代目社長の山口さんから、ぜひこの部屋に宿泊してくださいという申し出までいただきました。夢のようなおもてなしに、親子は何度も山口さんにお礼を伝えました。竜王の間では、生まれて初めての浴衣&布団に包まれ、親子は最高に贅沢な夜を過ごしました。


nipponikitai_20180617_03.jpg


この日はエカテリーナさんの希望で、東京千駄ヶ谷にある将棋会館を訪れました。
1~2階は将棋道場などで一般開放されていますが、3階は関係者のみ。特別なはからいで、ふたりはプロ専用の3階の対局室「香雲」へ。部屋の真ん中にはプロ棋士用の将棋盤が置かれ、天井にはカメラが設置され、真上から盤が映るようになっています。


しばらく親子対局を楽しんでいたふたりの前に、突如、憧れの羽生竜王が現れました!このサプライズに、ふたりは大興奮!名人戦などで多忙な中、時間を作って親子の来日を歓迎しにきてくださったのです。
さっそく羽生竜王は、エカテリーナさんに詰将棋の手ほどきを始めました。出された問題に悩むエカテリーナさんに、「駒を捨てる手を考えてみてください」と羽生竜王。相手の駒を取るばかりではなく、捨てるという発想が身に付くと実践でとても役に立つので、いっぱい問題を解いてくださいとアドバイスをいただきました。
また、羽生竜王が小4時代からつけていたという "棋譜ノート"も見せていただき、将棋の上達に役立つので、エカテリーナさんにもぜひつけてほしいと薦めてくださいました。


別れのときーー。
羽生竜王が直筆で「一歩千金」(一つの歩は千金に値するほど大切)と書いた格言入りの扇子などをいただき、何度も感謝を伝える親子。エカテリーナさんは、プロの女流棋士になってニッポンに再びやってくる決意を新たにしました。


nipponikitai_20180617_04.jpg



「一緒に寝たい」ほど、和紙に夢中!


続いて招待したのは、イタリア南部の街・レッチェに暮らし、ニッポン伝統の和紙をこよなく愛する版画家のアンドレアさん(38歳)。和紙は1000年以上経っても朽ちることがない耐久性と耐水性が特徴。13年前、版画作品に使う紙を探していたところ、偶然和紙に出逢ったアンドレアさん。以来自作するほどの愛好家ですが、どうしても紙が分厚くなってしまうのが悩み。ニッポンに行って製法を学び、もっと薄いしなやかな和紙を作ってみたいというのでご招待!


nipponikitai_20180617_05.jpg


さっそくやってきたのは、アンドレアさんの理想の和紙の産地・岐阜県美濃市。1300年の歴史がある本美濃紙(ほんみのし)をつくる工房を見てみたいそう。本美濃紙は2014年にユネスコ無形文化遺産に登録された和紙で、一般の和紙が障子2枚分1000円のところ、なんと6万円を超える価値のある高級紙。この伝統を継ぐ数少ない工房のひとつ「美濃竹紙工房」が、今回アンドレアさんを受け入れてくださることに。


到着すると、3代目の鈴木竹久さんと奥さまが温かく出迎えてくださいました。さっそくイタリア人のアンドレアさん、奥さまを「お美しい!」と絶賛。
工房に入り、さっそく本美濃紙を見せていただくと、その薄くしなやかな和紙の美しさにアンドレアさんはうっとり。厚さは0.06㎜と極薄で、風にふわりと揺らぐほどですが、繊維が十文字に絡み合う十文字漉きなので、とても丈夫。つくる際は水の動きを操ることが難しいのですが、奥さまの熟練した紙漉きを目の当たりに、アンドレアさんは思わず「優雅なダンスのよう!」とまたまた絶賛。


nipponikitai_20180617_06.jpg


夫妻にすすめられ、十文字漉きに初挑戦したアンドレアさん。伝統の技は大変難しく、どうしても水が回って、表面に繊維の塊ができてしまいました。緊張と興奮のあまり心臓がバクバク。そんなアンドレアさんのがんばりを、鈴木さんは「ナイスナイス!」と褒めてくださいました。


nipponikitai_20180617_07.jpg


その夜、鈴木さんファミリーがアンドレアさんを夕食に招いてくださいました。お刺身や名物のけいちゃん焼き(鶏肉とキャベツ)がずらりと並び、初めての郷土料理に舌鼓。奥さまの料理の腕を絶賛し、娘さんとお孫さんを「お美しい!」と褒め、3歳のかなえちゃんには投げキッス。こうしてすっかり人気者になった陽気なアンドレアさんは、みなさんとの別れを前に、感謝の気持ちを込めて自作の和紙版画をプレゼント。すると鈴木さんからは、アンドレアさんが初めて紙漉きを体験して、できたばかりの本美濃紙をお土産にいただきました。そして喜びと感謝のハグを交わし、鈴木家を後に。


nipponikitai_20180617_08.jpg


続いて訪れたのは高知県土佐市。
和紙を手作りするにあたって道具も手作りしてきたアンドレアさん、来日したら和紙作りに欠かせない道具「簾桁(すげた)」をつくる職人さんに会いたいと話していました。簾桁とは、竹ひごで編んだ簾と、ひのきで作られた桁を合わせたもの。


nipponikitai_20180617_09.jpg


今回、アンドレアさんの熱意を伝えたところ、土佐市の職人・山本忠義さんが快く受け入れてくださったのです。山本さんは簾桁作り一筋68年の大ベテランで、2010年には黄綬褒章を受章したほどのすごい方。現在簾桁作りの職人は山本さんを含め全国に2軒のみだそうです。
工房で竹簾編みを初めて手にしたアンドレアさんは、竹ひごの隙間がすべて0.41㎜という精密さにまずびっくり。半年かけて乾燥させた真竹から約0.6㎜の極細の竹ひごをつくり、すべてひとりの手作業で簾桁に仕上げるというから驚きです。
そんな山本さんに、自作のナイロン製簾桁を見ていただいたアンドレアさん。比べてみると、アンドレアさんの簾桁は隙間が広いため、薄い和紙がつくれなかったと分かりました。


nipponikitai_20180617_10.jpg


山本さんの熟練技を特別に見せていただく機会には、陽気なアンドレアさんも無言で真剣そのもの。プロの力加減や手際はさすがですが、そんな山本さんですら極細の竹ひごを1000段も編むのは大変な作業。1日に50段が限界というから驚きです。


nipponikitai_20180617_11.jpg


アンドレアさんも挑戦しますが、強すぎたりゆるすぎたりして、なかなかうまくいきません。山本さんに「5年くらいやれば大丈夫でしょう」と言われ、「弟子にしてください!」とお願いする一幕も。翌日も作業に没頭し、2日かけてなんとか5段分をつくることができました。


別れのときーー。
山本さんが1週間かけて作ってくださった簾をプレゼントされ、アンドレアさんは何度も感謝の気持ちを伝えました。そして、しばし涙で言葉を失います。
実は来日直前、アンドレアさんは大好きだった祖父を亡くしていたのです。和紙作りを誰よりも応援してくれていた祖父・ルイジさんを失い、一度は来日を諦めようとしたそう。それでも夢を応援してくれた祖父のためにと奮起した経緯がありました。アンドレアさんは、大好きだった祖父と山本さんを重ねていただけに、別れは辛いものでした。これを知った夫妻の目にも涙が。
「出会った人たちの優しさに触れて、ニッポンを自分の故郷のように感じました」というアンドレアさん。このハイテク社会に、温かみのある和紙のファンがどんどん増えて、世界中に人気が広まっていくといいですね。
アンドレアさん、そしてエカテリーナさん、オレグさん、またの来日をお待ちしております!

関連タグ

一緒に読まれています!

この記事を共有する

番組情報INFORMATION

世界!ニッポン行きたい人応援団

世界!ニッポン行きたい人応援団

世界で「ニッポンに行きたくて行きたくてたまらない」と願う外国人を探し出し、彼らの熱い想いを取材。彼らの夢~日本で●●したい~を応援するためご招待しようというのが、この番組。彼らが日本でどんな夢を叶えるのか?

放送日時:テレビ東京系列 毎週月曜 夜8時放送

出演者

織田信成、高橋茂雄、眞鍋かをり

人気の記事POPULAR ARTICLE

    カテゴリ一覧