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ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜夜8時~)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。
「テレ東プラス」編集部では、番組では放送しきれなかった"ほのぼの交流感動エピソード"を担当ディレクターに直撃する連載「Dの感謝」をお届けしています。
7月2日(月)放送回では、ふりかけが大好きなコスタリカ人のガブリエルさんをフィーチャー。全国ふりかけグランプリで金賞を獲得したという「いか昆布」で有名な澤田食品を訪問後、和歌山県へ。和歌山では昔ながらの製法で「ちりめん山椒」を作っている「しらす屋 前福」さんにお世話になります。
今回の「Dの感謝」では、コスタリカから日本へのロケに同行した中村慶ディレクターに語ってもらいました。
こんな日本人っぽい子は初めて!
――コスタリカで食べていたガブリエルさんが作ったふりかけは本当に美味しかったんでしょうか?
「本当に美味しかったです。ほうれん草、牛肉、醤油など旨味をもった食材を調合していますから、普通にウマイ。17歳から試行錯誤すること10年かけて辿り着いた味らしいです。最近では友達もよんでよく食べさせていて、野菜嫌いの友達にも『これだったら食べられる』と言われたそうですよ」
――彼のことはどうやって知ったんですか?
「コスタリカにいる日本人コーディネーターから紹介されました。彼は旅行代理店でネイチャーガイドのデスクをやっているので、知っていたんだと思います。コスタリカは世界遺産などの自然もたくさんあるので日本人観光客も訪れていて、向こうにいながら日本人と触れ合う機会も結構あったみたいですね」
――日本人っぽい感じでしたよね?
「そうなんです、この番組で何十人も会ってますけど、こんな日本人っぽい子は初めてです。カメラが回っていない時も『疲れてませんか』『荷物持ちますよ』と機材を一緒に持ってくれたり、とても気を使ってくれました。ブツ撮りしている時なんて照明まで持ってくれて、むちゃくちゃいい人でした」
ふりかけはすごいぞ! アメリカのレストランでも使用
――今回楽しかったのは何でしたか?
「夜に飲みに行ったことですかね。彼、ウォッカ10杯ぐらいショットで行けちゃうぐらいむちゃくちゃ飲むんですよ(笑)。日本酒を飲むのが夢で、カツ丼食べながら日本酒を飲んでいました。カツ丼も『ドラえもん』か何かのアニメで見たことがあって、ずっと食べたかったそうです」
――今回の取材先はどうやって見つけたんでしょうか?
「いか昆布もちりめん山椒も彼が調べてきて、交渉は僕らがしました。ふりかけがこんなに注目を浴びることなんてないから、みんなすごい協力的で、感謝です」
――ちりめん山椒の昔ながらの製法がとても大変そうでしたね?
「あそこまで手作りでやっている人たちはほとんどいないんじゃないでしょうか。夕飯に出てきた春巻きの中に釜揚げしらすと大葉とネギが入っている料理なども、むちゃくちゃ美味しかったです」
――今回の見所はどこになりますか?
「ふりかけがすごいぞ!ってことです。アメリカのロサンゼルスにもふりかけを調味料として使っているレストランが30軒以上あるらしく、今世界的にふりかけが認められています」
――あと和歌山県もすごいですよね?
「和歌山は海と山があり、和食の原点になるしょう油やかつお節などがいっぱいあるんですよね。山椒はほとんど和歌山県産で。ぶどう山椒という身が大きく果肉が厚い山椒を作っている農家さんにも非常によくしていただきました。この時のガブリエルさんもすごくて、農家の方から『辛いから食べない方がいいよ』と言われたのに、生の実を食べていましたよ」
27歳のガブリエルさんは、箸の使い方を勉強してきて、どこに行っても褒められていたそうです。日本へのリスペクトがあるコスタリカからのふりかけ旅がどんなものになっているか必見です!
番組では、日本に来たい海外の皆さんをこれからも応援していきます!