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ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜夜8時~)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。
「テレ東プラス」編集部では、番組では放送しきれなかった"ほのぼの交流感動エピソード"を担当ディレクターに直撃する連載「Dの感謝」をお届けしています。
11月5日(月)放送回では、ヨーロッパとアジアの境、コーカサス地方に位置する国「ジョージア」から、「生け花」を愛する男性ヴィトさんをフィーチャー。ジョージアといえば、この番組ではメロンパンを愛するギオルギさんが有名ですが、今回の「Dの感謝」では、ギオルギさんのロケと今回のジョージアロケに同行した岡本光弘ディレクターが登場。特別編としてジョージアの魅力をうかがいました。
岡本Dは、これまでこの番組だけでなく、他局の「世界の村で発見!こんなところに日本人」などの仕事で、なんと40カ国以上を訪れています。そんな海外情報通の岡本Dによると、日本人にジョージアはあまり知られていないものの、安く楽しめるおしゃれな国だそう。
リーズナブルに楽しめるおしゃれなリゾート地
――今回はジョージアのロケに同行されたということですが、「生け花」を愛するヴィトさんが住む街はどんなところですか?
「ジョージアの首都、トリビシから車で6時間ぐらいの、ジョージア黒海沿岸のリゾート地・バトゥミの北あるウレキという街です。ジョージアは物価がすごく安いので、バトゥミもリゾート地ながら全てが安いんですよ。だからジョージア国内はもちろん、ポーランドやロシア、トルコをはじめ、周りのヨーロッパの国々からも多くの人が訪れています。バドゥミには飛行場もあるので、周辺の国からはだいだい1時間半ぐらいで来ることができます。ちなみに日本からの直行便はありません」
――メジャーな観光地ではない国が好きな旅行者ではなく、いわゆる普通の旅行好きの日本人も楽しめますか?
「特に女性は大好きな国だと思います。ヨーロッパ独特の建物が並んでいて、清潔なビーチリゾートです。観光する場所もたくさんありますし、ブランド物などの買い物も楽しめます。しかも、イタリアのナポリやカプリ島に行く2/3ぐらいの費用で十分! 僕が今回泊まった宮殿のようなリゾートホテルも、一泊6,000円ぐらいでした」
――旅行といえば現地のグルメも楽しみですが、どんな食べ物が美味しいですか?
「今回、コーディネーターが連れて行ってくれたお店は、おしゃれで全てが美味しかった。日本では入手困難で『幻のチーズ』と言われる『ブラータ』をたくさん食べました。『ブラータ』というのは、モッツアレラチーズの中に生クリームが入ったビヨ~ンと伸びるチーズ。これに、ルッコラ、生ハム、パンが付いて、日本だと2~3千円はしそうですが、ここでは700円くらいで食べることが出来ます。これがめちゃくちゃ美味しい!
この他にも、日本人も違和感なく食べられる料理がたくさんあって、どれも日本の2/3ぐらいの値段。おしゃれな国なので、ジョージアの旅行はオススメです。行ったほうがいい!」
――そういえば、メロンパン好きのギオルギさんの収入も月収5万円ぐらいということですが、普通に生活されていましたね。先日、ギオルギさんの帰国後の様子が放送されましたが、彼が日本に来る日も近いんでしょうか?
「格段にパン作りも上手くなっています。ギオルギくんとは、よく電話で話しているのですが、日本に来る気満々です。またいつか来るかもしれませんね」
生け花をするために警察官から庭師に転職
――今回の「生け花」を愛するヴィトさんは、どうやって発掘したんですか?
「前回のギオルギさん取材の時、ジョージアのテレビ局『ルスタビ2』に出演しましたが、今回また取材に行くと話をしたら、『じゃあ今度はビラを配ったり旗を持って歩いているところに密着させてくれ』と依頼があり、僕がテレビに出たんです。放送後すぐに問い合わせの電話があり、トリビシから車でバドゥミに行きました」
――出演されたのは、どんな番組だったんですか?
「全国ネットの、もう何十年もやっている老舗の朝の情報番組です」
――そこで「生け花」を愛するジョージア人のヴィトさんと会ってみて、印象はいかがでしたか?
「ものすごく真面目な人です。初めは緊張しすぎていたようで、ジョージア人の通訳さんが『何言ってるか分からない』と言っていました(笑)。生け花をやるために警察官を辞めてホテルの庭師になったので、情熱がある人だと思います。あまり豊かな国でない場合、教師や警察官などは人から尊敬される安定した職業だと思いますが、それをやめて生け花をやっているということは、相当の強い思いがあってのことでしょうね」
11月5日(月)放送では、ジョージアのリゾート地から「生け花」を愛するヴィトさんをご招待。かつてインターネットで見た生け花の写真に一目惚れし、生け花の勉強を始めたヴィトさんは、警察官を退職後、ホテルの庭師として9,000坪もの庭の管理を任されています。日本最古の流派・池坊の精神に感銘を受けたヴィトさんが、日本を訪れ、池坊で基礎から学びます!