ガン再発を家族にも内緒に...夢を与えてくれた亡き父の思い出に涙:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

【配信終了日:1月22日(火)】動画はこちら
街の人に声をかけその家にお邪魔する「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜3時55分放送)。1月14日(月)放送では、大宮で出会ったあつひろさんのおうちにお邪魔しました。
あつひろさんは現在日本大学芸術学部に通う4年生。卒業後は高知県にあるラジオ放送局への就職が決まっています。小4のときにお父さんからラジカセを買ってもらって以来ラジオに熱中。大学でもラジオについて学んでいます。
現在は実家で暮らしているあつひろさん。家ではお母さんが出迎えてくれました。あつひろさんはいつも自分のお部屋でスマホを通してラジオを聴いているそう。机の上にはラジオに関する本が。日本で1番ラジオが聴かれている地域は沖縄県だそうで、それをテーマにした卒業論文を書いているのだとか。
冷蔵庫の中を見せてもらうと、冷凍庫に作り置きされた何かを発見。お母さんに尋ねると、「お父さんの流動食をまだ......」との答えが。あつひろさんのお父さんは10月にガンで亡くなり、取材した日の2日後が四十九日だったのです。お母さんいわく「お父さんは、姑のように面倒臭い人」。お祭りが好きで毎年あつひろさんと一緒にお神輿を担いでいたそう。
4年間ガンと闘ったお父さん。一時は病状が良くなり普通の生活を送っていましたが、突然の再発。しかし、お父さんは家族には教えなかったのだそう。お母さんが再発のことを知ったのは、亡くなった年の春。就活中だったあつひろさんには、そのときも知らされなかったようです。「動揺させちゃうと思って言わなかった」というお母さんの言葉に、あつひろさんは「(教えられなかった理由を)知らなかった」と。
8月には意識障害が出てきて、医師からは「病院で看取るか、自宅で看取るか、決めてください」と決断を迫られます。お母さんは在宅を選択しましたが、「年末まで生きられるかわからない」という事実は本人に伝えませんでした。
亡くなる1ヶ月前には、あつひろさんの運転で那須旅行へ。そこであつひろさんは、お父さんに「運転が荒い」と叱られたという思い出話を。
そして10月、リビングのソファで何気ない会話をした後、お母さんが洗面所に行ってリビングに戻ってくる10分の間に、お父さんは亡くなっていました。前日には、少し体の調子が悪く、「お医者さんに来てもらおうか」と話していたところだったそう。
お父さんが亡くなる3日前はお母さんの誕生日。あつひろさんは、お父さんと「お母さんに何をあげようか」と話し合っていたそう。お母さんが2人からプレゼントされたのは指輪。最初で最後となってしまった2人からのプレゼントに、「うれしかった」とお母さん。
「もし、もう一度会えるのなら、ありがとうと真っ先に伝えたい」と話すあつひろさんの視線の先には、お父さんの定位置だったソファが。あつひろさんは「まだ実感が湧かない」といいます。
お母さんも、「こうして家に住めてご飯も食べられる。お父さんが頑張ってくれたことに、ありがとうと伝えたい」と、お父さんへの感謝の気持ちを語ります。
お父さんからもらったラジカセがきっかけでラジオを好きになったあつひろさん。そんなあつひろさんが就職するのは、お父さんの故郷である高知県のラジオ局。内定が決まって報告をした際には、号泣するお父さんと抱き合って喜びました。
お母さんは「これからどうなるか全くわからない。でも、お互いに好きなことをして親離れ、子離れしなければ」と話します。あつひろさんは、お母さんに「少しでも自分の名前がお母さんの元に届くように、頑張りますので見守ってください」と宣言。自分がそうだったように、誰かが楽しんだり感動してくれたりするラジオ番組を作るのが目標だというあつひろさん。頑張る姿を、きっとお父さんも見守っていてくれているはず!
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