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映画『翔んで埼玉』公開!やばい埼玉の女王が導く秘境・SAITAMA

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テレ東プラス

2019.2.24

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2月22日、空前絶後の"埼玉ディス映画"こと『翔んで埼玉』がいよいよ公開!通行手形がなければ東京への出入りも許されない、日本で最も虐げられた県として語られる埼玉県。予告編では「埼玉なんて言ってるだけで口が埼玉になる」「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」などのパワーワードも確認され、県を越えた話題を集めています。ダブル主演を務める二階堂ふみさんとGACKTさんを始め、豪華出演陣の活躍も要注目ですね。

そこで!今最も熱いディスを浴びせられている話題の秘境・埼玉のもっとリアルよりのヤバさを知るために、生粋の埼玉県民であり、埼玉の女王を名乗る未衣子さんに急遽「半日埼玉観光ツアー」を依頼。浦和や大宮ほど栄えている訳でもなく、秩父ほどの観光名所的な貫禄もない絶妙な片田舎・北埼玉エリアから選りすぐりのスポットをご案内してもらうことになりました。

知っているようで知らない、少し知っている埼玉県。埼玉県民へのより酷薄なディスの参考資料にするか、はたまた「素敵なところじゃん!」と見直すかは、読んだ人にお任せします。

【AM9:10 さきたま古墳公園】埼玉発祥の地へ

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2月某日。我々の埼玉への訪問を拒むように突然やってきた最強クラスの大寒波に日程を狂わされつつも、北埼玉ツアーは無事、幕を開けることができました。

「今回はだいたい埼玉の北部を回ります」と未衣子さん。埼玉県民御用達の民放FM「FM NACK5」を流しながら辿り着いたのは「さきたま古墳公園」です。

「埼玉(さきたま)古墳群の『さきたま』が『埼玉』という県名の由来になっているという説もあります。いわばここは埼玉県発祥の地。埼玉を案内するなら、まずはここからだと思いまして!」

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そう、埼玉県の行田市は埼玉古墳群を擁する古墳の町。前方後円墳が8基に円墳が1基、合計9基もの大型古墳が密集する、世界遺産登録を狙う古墳スポットなのです!

奥に見える小山のようなものは「丸墓山古墳」。未衣子さん曰く、北埼玉に生まれた子どもたちは遠足などのイベントで一度は登ることになる思い出の場所であるとのこと。春にはお花見のスポットとしても賑わうそうですが、真冬という季節柄どう撮っても物寂しく映ります。

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埼玉の景色を楽しむために実際に登って見渡した結果がこちらです。

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荒野です。

先日の大寒波の影響で溶け残った雪と晴れ渡った青空が、世界の果てのようなうら寂しさを演出しています。

左手に見えるのは日本史の教科書でもおなじみの前方後円墳。こちらは稲荷山古墳になります。

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稲荷山古墳にも登ることができます。

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見渡す限りの古墳、そして何もない土地。『翔んで埼玉』の世界観とそこまで変わらないような......?という思いがよぎるなか、「これが私の埼玉です。埼玉に来たからにはこの荒野を見せたかった......」と未衣子さん。

「物心ついたときから古墳がすぐそばにあったんで、歴史の教科書に古墳のことが書いてあったときにはドヤ顔でした。自分たちの町が古墳時代だったころってあんまり想像しないじゃないですか。でも私はずっとしていたんです!」

埼玉の奥地には古墳と、古墳への誇りが根付いているという知見を得つつ、チョコバナナとゼリーフライ(行田市名物のおからコロッケのようなもの)を売る公園唯一の屋台をチラ見しながら次の目的地へ向かいます。

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【10:15 むさしの村】遊園地×動物園×農作業がコラボした超老舗レジャースポット

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埼玉県は所沢市に「西武園ゆうえんち」、宮代町には「東武動物公園」と、関東でも人気な遊園地(動物園)があることで有名です。もちろん、今回はそんなメジャースポットには行きません。

訪れたのは加須市志多見「むさしの村」。開園50周年を突破した、北埼玉県民なら子どものころに一度は遊びに来たことがあるという超老舗遊園地です。

※以下、途方もなく空いている写真ばかり偶然撮れましたが、家族連れの来場者などが行き交い楽しんでいます。

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「メインは遊園地なんですがミニ動物園もあって、芋掘りやいちご狩りもできるんですよ」と未衣子さん。JAが運営していることもあって、農業体験までできるひと味違った盛りだくさんのレジャースポットのようです。

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小さな子どもが楽しめるアトラクションがたくさん揃っていました。ほどよいレトロ感もあり、こじんまりした観覧車も味があります。

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動物園ゾーンではウサギやヤギ、ブタがお出迎え。乗り物チケット4枚でポニーの乗馬体験をすることも。

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また、ミニ動物園の奥まったコーナーには孔雀がいるコーナーもありました。「何故こんなところに孔雀が?」「けっこう多い......」とざわざわしながら近付くと、珍しい白い孔雀の姿も。羽を広げて求婚をする春先のシーズンに行ってみるのもおすすめです。

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埋まらぬ埼玉内格差~同じ県で育っても~

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次のスポットへ向かう車窓からも、さきたま古墳公園から眺めただだっ広い田んぼが延々と続いていくのが見えます。移動中、今回埼玉北部を巡ることにした理由を未衣子さんにあらためて伺うと、このような回答が。

「私の地元も埼玉北部なんですけど、北部って片田舎なんです。浦和や大宮は埼玉のなかでも都会で、県外から移住してくる人もいます。秩父はもはや立派な観光地で、あそこまで行くともう馬鹿にできないです。だから北部の片田舎エリアに住む埼玉県民が一番田舎意識を持っているんじゃないかと思います

ひとくくりに埼玉県と言っても、エリアによって県民の意識は大きく変わる。この感覚はほかの都道府県在住の人にとっても馴染みがあることかと思います。

「夫は都会の方の埼玉出身なんですが、話が通じないところがありますね。前、ふたりで車に乗っていたらバキュームカーが走っていて。私は子どものころから見慣れていたんですけど、夫は『あれなんだろう、初めて見た』って......」

同じ県で生まれ育ってもエリアによって原風景が全く異なる埼玉。近隣の都や県からはひとまとめに「田舎」とディスられることもしばしばですが、蓋を開けてみると知られざる事情が分かってきます。

【プロフィール】
未衣子
埼玉生まれ埼玉育ち親戚全員埼玉県民、行田市出身の生粋の埼玉県民。過去には埼玉の情報サイト「そうだ埼玉.com」で埼玉にまつわる記事を執筆。埼玉の女王様を名乗り、文学フリマでは「さいたま養豚場」のサークル名義で創作活動も行う。日課は埼玉新聞掲載のローカルニュースのチェック。
[Twitter] @315meow
[HP] https://about.me/miico315meow

【取材先情報】
・さきたま古墳群 http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/ (埼玉県立さきたま史跡の博物館HP)
・むさしの村 http://www.musashinomura.co.jp/

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