「会いに行ける」アーティスト!TAKASE KOTAROさんのアトリエにいってきた。

2019.03.09

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横浜市港南区上大岡。横浜市有数の繁華街であるこの地に、とあるアーティストがアトリエを開いています。「ごじゆうにおはいりください」と手書きがされた看板に導かれ入ってみると、そこにはとんでもない異空間が広がっていました。

住宅街の一角にある畳店、いやアトリエ



京急線・上大岡駅に降り立つと、目の前にはターミナル駅らしいにぎわいのある街並みが。アトリエがあるのは、駅からわずか5分ほどにある住宅街の一角。すぐそばにビル街があるとは思えないような、喧騒とは無縁の落ち着いた街並みが広がっています。そして、たどり着いた「アートスタジオ タカセ」。

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看板が、畳っ・・・!
なのに中はこの感じ。

TAKASEKOTARO_20190309_02.jpg▲制作途中の絵に向かい合っているのがTAKASE KOTAROさん

まるでおもちゃ箱ですね。というか畳店がナゾですよね。
このアトリエの主は、画家のTAKASE KOTAROさん。
プロフィールはこちらです。

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略歴
1992年10月神奈川県に生まれる。
2008年市立橘学苑高等学校入学(デザイン・美術コース)
2011年4月東京造形大学 美術学科・絵画専攻入学
2012年~2013年 概念指標領域
2014年~ 高橋卒制 清水ゼミ

展示履歴
2012年3月「ぞっ展」Space Sprout
2013年3月「ZOKEI展」Design Festa

TAKASEさんは、お祖父様が営まれていた畳店を2015年に引き継ぎ、アトリエとして運営。現在はここで作品制作を行いつつ、自らの作品の展示も行っています。

「ここには子供から年配の方、外国人の方などもいらっしゃいます。3年間通ってくれている小学生の常連さんもいますよ。上大岡駅から近く人通りが多いので、いろいろな人に見に来てもらえるのがありがたいです」とTAKASEさん。

作品についてひとつひとつTAKASEさんが解説をしてくれるのも、このアトリエの楽しいところ。美術展にいって、学芸員さんじゃなくて画家から直接解説を受けているようなものです。とっても贅沢な楽しみ方ですよね。

野球場、電車、都市、看板、ネオン・・・とにかく好きな物満載



TAKASEKOTARO_20190309_04.jpg▲「ドリーム銀座」:「横浜スタジアム」や、今は亡き「横浜ドリームランド」を中心に広がるにぎやかな架空の街

TAKASEさんが描くのは、ご自身の空想世界。「近未来的風景」がテーマなのに、ちょっとノスタルジックです。コラージュを主体としたアクリル画なのですが、そのモチーフが面白いんです。
それは、TAKASEさんの「好きなもの」。街を縦横無尽に走る電車や、グリーンが映える野球場、横浜ドリームランドなど、すべてTAKASEさんが幼い頃から大好きなものたちだそうです。

TAKASEKOTARO_20190309_05.jpg▲横浜ドリームランドのモノレールをモデルとした架空の電車

TAKASEKOTARO_20190309_06.jpg▲存在感のある野球場。看板の中には懐かしい企業ロゴも

そもそも街の風景にこだわるのも、子供の頃からの地図好きが基礎にあるそう。
大都会の背景に、山や海など大自然が広がる独特の構図に引き込まれます。日本の都市なのに海外の風景や商品ロゴが織り込まれていたり、大阪のようでありながら東京のようだったりと、驚きや発見がいっぱい。これらの街の風景は、TAKASEさんご自身が「行ってみたい街」なのだそうです。

TAKASEコラージュの真骨頂はデコテレビ



TAKASEさんの風景に出てくる看板は、主に雑誌やチラシ、商品パッケージなどのコラージュで作られています。

TAKASEKOTARO_20190309_07.jpg▲マクドナルド、ポケットモンスターなどのロゴが看板になっている

本当にこんなビルがあったら楽しそう!
そんな楽しいコラージュを、古いパソコンモニターに施した作品が、こちら。

TAKASEKOTARO_20190309_08.jpg▲ファミコンの画面が延々とループしている様子に小学生男子が釘付け

横から見ると、こんな感じです。

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マ・ジ・や・べ・え!

なんでかわかりませんが、突然ヤンキー口調になってしまいました。懐かしのデコトラを思い出すからかもしれません。めちゃあがるコラージュだな~!命と書いてLOVEと読みたい!というか、コレ欲しい!いくらですか?

「これは10万円台で考えています。作品の価格はなかなか付けられないんですよ。買い手が来たら『どれくらいですか』と聞いて、話ながら決めたいと思います」(TAKASEさん)

なるほど。ちょっとATM行って現ナマ持ってきてから交渉しますね。

と思ったら、価格が決まっている小さなキャンパスもありました。

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こちらは2000円のシリーズ。安すぎです。

「気に入っているのは横浜DeNAベイスターズの母体となった『大洋松竹ロビンス』(1952年解散)のロゴ(上段最右)。実際の球団ロゴではなく、元々あった別の図案を組み合わせたオリジナルです。映像が残っていない球団なので、再現してほしいという思いを込めて、想像でデザインしてみました」

なんとも味があります。これは今のうちにゲットしたいですね。

畳屋の風情を残したアトリエに、ノスタルジックな近未来コラージュ、そして作者による作品解説。このアトリエ自体がまるで作品なのですね。

会いに行ける芸術家、TAKASE KOTAROさんのアトリエ、ぜひ一度訪ねてみてください。ここでしか体験できない芸術がありますよ!


【アトリエ情報】
アートスタジオタカセ
横浜市港南区上大岡東2-4-9
京急線・横浜市営地下鉄線 上大岡駅より徒歩3分

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