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「学校に来る意味ができた」 eスポーツに青春をかける高校生の変化

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テレ東

2019.4.26

「今やれる! 誰か攻撃して!」
「あ〜! 惜しい!! ドンマイ!」
「今の当たった?」「当たった!!」
「ナイスー!」「ナイスー!!」

司令塔の指示を受け、声を掛け合いながら、チーム一丸となっての白熱プレイ! どんなスポーツをしているのでしょうか?

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ここは、ある私立高校の一室。学生たちが手にしているのはボールやラケットではなく、パソコンのキーボード。モニターを覗き見ると、なにかゲームをプレイしているようですが......。遊んでいるのではなく、大会へ向け「eスポーツ」と呼ばれる競技の練習中なのです。

eスポーツの"甲子園" この夏、高校生大会が発足


この夏、国内最大級の高校対抗eスポーツ大会『Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019』が初開催となります。「eスポーツ」とは、コンピューターゲームやビデオゲームで対戦するスポーツ競技。競技人口は世界で約1億3千万人といわれ、観戦視聴者数を合わせると世界で3億8,500万人以上(2017年調査)。プロ選手やプロリーグも続々と誕生し、オリンピックの正式種目化も検討されている、立派な「スポーツ競技」なのです。

eスポーツの"甲子園"ともいえる大会に向け青春をかける高校生たちは、どんな取り組みをしているのか。大会にエントリーした「朋優学院高等学校」eスポーツサークルを取材しました。

eスポーツサークル「HYeC」メンバー紹介


ICT教育や、実践的なキャリア教育、グローバル教育などに力を入れる都内の私立高校「朋優学院高等学校」では、今年3月に決勝大会が行われた「全国高校eスポーツ選手権」出場のため、昨年秋にeスポーツサークルを発足。メンバーは、顧問の岸波禎人先生と、2~3年生の男女6人。チーム名「HYeC(ハイエック)」は、HoYu esports Circleの略。世界で最も競技人口の多いゲームタイトル「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド/略称:LOL)」をメインとして、週3回3時間ずつ、放課後に集まって練習をしています。

esports_20190426_02.jpg朋優学院高等学校eスポーツサークル「HYeC(ハイエック)」メンバー

写真左から:顧問の岸波禎人先生、細川 恭くん、松本梨歩さん、坂本 凌くん、谷川智郎くん、何 若松くん。

何 若松(高2) プレイヤーネーム:Jack718
チームの司令塔。LOLプレイ歴5年弱。2016年LOL日本サーバーオープンより前に、海外に在住していた頃からプレイしていた。最高ランクは、かなり上位のダイヤモンドII。

谷川智郎(高3) プレイヤーネーム:sigmadelta
LOLプレイ歴1年弱。唯一の高3で受験生だが、メンバーは「頭いいから大丈夫」と口をそろえる。LOLでは、前衛でみんなを守る「タンク」役。

稲澤 諒(高2) プレイヤーネーム:いなっちW
なんでもできるマルチプレイヤー。LOLでは前衛でみんなを守る「タンク」役を務めることが多い。残念ながらこの日は欠席。

坂本 凌(高2) プレイヤーネーム:もっちゃんw
サークル加入&LOLプレイ歴 3ヶ月ながら、驚きの急成長をみせるチームのホープ。LOLでは遠距離攻撃が得意。

細川 恭(高2) プレイヤーネーム:御神籤kyo
LOLプレイ歴半年。坂本くんを入部に導いた。もともとゲームが好きで、「スマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ)」「スプラトゥーン」をよくプレイするそう。LOLでは魔法を使うアサシンのチャンピオン使い。

リザーバー:松本梨歩(高2) プレイヤーネーム:アセロラ体操
LOLプレイ歴半年。高校入学後、打ち込めることを探していたときに発足したeスポーツサークルに入部。LOLでは回復スキルを持つチャンピオンの使い手。

サークル発足後すぐに行われた「全国高校eスポーツ選手権」では、残念ながら予選2回戦で敗退。悔しさをバネに、今大会に挑みます!

ゲーム=悪じゃない! 友達も増え成績もアップ


メンバーに、eスポーツの楽しさや、サークル活動を始めてからの変化、学業との両立などについて聞きました。

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【一人じゃない、仲間と戦う! 学校に来るのが楽しくなった】
「俺、サークルやりに学校来てるもん」

そう語るのは、今年1月に入部した坂本くん。中学時代はバスケ部だったそうですが、高校では部活に入らず、かといって他に打ち込めるもののもなく、「学校へも、なんとなく来ていた」といいます。

そんな中、友達からeスポーツサークルの話を聞き、「家に帰ってもどうせゲームするだけだし、チーム戦が好きだから、ゲームで仲間と大会に出られたら楽しそう」と入部。放課後のサークル活動に加え、休日にメンバーと一緒に遊ぶことも多いそうで、「学校に来る意味ができた」と笑顔で話します。高1の時の担任の先生も、「友達もできて、生きる糧が見つかって、学校に来るのが楽しそうになった」と坂本くんの変化を喜んでいるそう。

紅一点の松本さんも、打ち込めることを探して入部を決めたひとり。中学時代はハンドボール部だったものの高校にはなく、学校での楽しみを見つけられない中、サークルに入部。

「それまでやったことがなくて、最初はルールが難しくてさっぱりわからなかった。でも、経験者の2人が、基礎用語から戦い方まで丁寧に教えてくれるので、なんとかできるようになりました」と松本さん。ルールを教え合ったり、戦略を練ったり、仲間と一緒に戦えるからこそ楽しい。そして男女が一緒にプレイできるのも、他のスポーツにはない魅力です。

【楽しいと感じる瞬間は、まさにスポーツと同じ】
実は、メンバー中3人は元運動部。上記の坂本くん、松本さんに加え、谷川くんは高校のテニス部で活動していたこともあるそう。高校に得意なスポーツの部活がなかった、運動部の練習はキツイから、中学からやってる人には勝てないし高校から運動部に入っても......、さまざまな理由で高校では運動部に入らなかった人も、スポーツの楽しさを味わえるのがeスポーツ。

この日は欠席だった稲澤くんも、「eスポーツをしていて楽しいと感じる瞬間はスポーツと似ていて、自分が活躍しているときや、チームが勝っているとき。練習の成果をわかりやすく感じられるのが魅力です」とコメントをくれました。

その名の通り「eスポーツ」には「スポーツ」と共通する魅力があります。広いコートや用具、苦しい体力作りなどの必要なく、パソコンとネット環境さえあれば誰でもすぐに始められることも、最初の一歩を踏み出しやすい理由のようです。

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【eスポーツサークルに入って、逆に勉強時間が増えた】
ゲームばかりして勉強しない、ゲームのせいで成績が落ちたという親たちの嘆きや、さらにはゲームが犯罪に繋がるなどという根拠のない極論まで、まだまだ「ゲーム=悪」とする風潮があるのも事実。松本さんも、最初はeスポーツに熱中しすぎてしまったため、親から「eスポーツ禁止令」を出されたこともあるそう。

しかし、学業との両立という面でも、eスポーツを"学校の"活動とする意義があります。教師の指導や、ともに大会を目指す仲間の存在により、自分を客観視することができるのです。

チームの頭脳・若松くんは、「入部してからは、家でゲームをやることはほとんどなく、サークルでの活動がメイン。親には『成績が下がることのないように』という条件で入部を許可してもらったので、前より勉強を頑張るようになったと思います」と努力しています。受験生の谷川くんも、「家でやるときは、必ず勉強をしてからやると決めています」と、しっかりけじめをつけていました。

今回は、「HYeC」のメンバーに、eスポーツの魅力や、サークル活動を通じての変化について聞きました。次回は、顧問の岸波禎人先生に、いち早くeスポーツの活動を始めた学校の取り組みや、学生たちの変化などについて、またメンバーには大会での戦略や意気込みをうかがいます。

日本中の高校生がチームを組んでeスポーツを競い合う『Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2019』。『League of Legends』『クラッシュ・ロワイヤル』部門の出場エントリーは、いよいよ5月10日(金)17:00までとなりました。迷っている高校生のみなさん、ぜひエントリーして、全国の高校生と対戦しましょう!

※『Fortnite(フォートナイト)』部門のエントリーは、4月26日(金)~6月17日(月)17:00

エントリーはこちらから!

5月の「オンライン予選大会」、6~7月の「オフライン予選大会(ブロック代表決定戦)」を勝ち抜いたチームが、8月14日(水)・15日(木)に舞浜アンフィシアターにて行われる「決勝大会」で激突。試合ゲームタイトルは、世界でも人気を集める『クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)』『Fortnite(フォートナイト)』『League of Legends』の3タイトル。ゲームタイトルごとに豪華商品も! 参加対象者は以下の通り。

<参加対象者>
・日本国内に在住する高校生・定時制高校生・高等専門学校生・専修学校(高等課程)生・通信高校生であること。
・生年月日が2001年4月2日~2004年4月1日であること。
・チームメンバー全員が同じ学校に在籍していること。
eスポーツには自信ありという猛者、自分の脳力を試したい、仲間とともに戦いたい......そんな全国の高校生諸君、世界のステージへとつながるこの大会に、ぜひエントリーを! 自分の新しいステージの扉を開こう!

「STAGE:0」大会公式ホームページ:https://stage0.jp/
「STAGE:0」大会公式Twitter.:https://twitter.com/stage0_jp

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