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誰でも歴女になっちゃう武将のゆるふわエピソード by 歴ドル美甘子さん

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テレ東プラス

2019.5.1

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歴女ブームと言ってみても、二次元世界の現代風イケメンに描かれたアニメ(ゲーム)武将がアイドル。ひげもじゃで筋肉質、血で血を洗う満身創痍の「リアル武将」たちにガチで惚れ込むことは、なかなかできないものです。

そこで今回は歴ドルの美甘子さんに、女子にも食いつきやすいリアル武将たちの「ゆるふわエピソード」を語っていただきました。

※武将というと戦国時代のイメージですが、武士全般を扱うので江戸時代も含めています。

武将は動物だいすき(○´3`)☆


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まず皆さんがご存じなのは、動物を愛しすぎた江戸幕府の第五代目将軍、徳川綱吉ではないでしょうか。かの有名な『生類憐れみの令』で、犬をはじめとした生き物を保護する法令を作ったことで知られています。儒教の影響で始められた法令ですが、犬を虐待した人を死刑にしたり、犬を収容する施設を作るために人間を追い出してしまったりと、犬愛があふれすぎて歯止めが効かなかったようです。

東京都の中野区役所前には、「生類憐れみの令」の時につくられた犬屋敷跡を示す5匹のお犬様の銅像があります。ぜひ中野を訪れた際は、かわいいお犬様の史跡をチッェクしてみてください!

そして、猫好きの武将も多いです。島津義弘は、豊臣家に仕えた薩摩国の武将で、秀吉が朝鮮出兵するときに7匹の猫を連れていったと言われています。一般的には「猫の瞳孔で正確な時刻を知るため」と言われていますが、もしかしたら、猫好きの義弘がどうしても猫を連れて行きたくて、その理由を後から付けたのかもしれませんね!

さらに、豊臣秀吉も大の猫好きでした。大阪城で飼っていた猫がいなくなったとき、そのあまりの落胆ぶりを心配して、家臣の浅井長政が野々口五兵衛という人に宛てて「太閤がガッカリしているので、おたくの美猫を貸してほしい」と書いた手紙が残されています。下級から成り上がり、金の茶室や女好きなどギラギラしたイメージをもたれがちな秀吉ですが、お気に入りの猫がいなくなったら憔悴してしまうなんて、意外とかわいい一面があるんですね。

武将の女子力に (*´∀`*)キュン!


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女子力ナンバー1でいえば、伊達政宗です。ずんだ餅を考案するなど大の料理好きだというのは有名ですが、ただ料理が得意なだけではなく、もてなし上手だったと言われています。第三代将軍徳川家光をもてなすのにも自分で料理をし、お品書きを用意して懐石料理をふるまったとか。

また、ファッションセンスも抜群で、陣羽織は紫に大小カラフルな水玉模様があしらわれています。一方、甲冑は黒一色の黒漆五枚胴具足。スターウォーズのダースベイダーのモデルにもなりました。現在だとコムデギャルソンのような、モード系のファッションに通じる気がします。

政宗が料理を始めたのは、武将らしく「兵糧を研究するため」でしたが、持ち前の探究心からその腕前は料理人レベルになります。また、武田信玄の料理好きも、兵糧作りの腕を極めた結果でした。甲斐の国は水田が少なく、お米がたくさん作れなかったので、小麦を使った麺で、腹持ちがよく、すぐにエネルギーになり、士気を高める料理として、地元山梨の名産がどっさり入ったほうとうを作ったといいます。この話を知ると、信玄は母性溢れるみんなのお母さんのような感じがしますね。

手芸なら真田幸村。着物の帯締めや骨董の留め紐に使われる「真田紐」は、真田幸村が家族とともに制作したことで、その名がついたと言われています。ただ、関ヶ原の戦いの後に九度山に幽閉され、蟄居生活の中、「少しでも家計を助けるために」という切ない理由で始めたことなので、手芸好きとはちょっと違うかもしれません。でも、"手芸武将"はとても珍しいので、一応挙げておきます。

武将の恋はBL(〃∇〃)


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戦国武将が活躍した時代は男色文化が盛んでした。織田信長と森蘭丸、徳川家康と井伊直政、伊達政宗と片倉小十郎、そして多数の男性を愛した藤原頼長などが有名です。

エピソードとして知られているのは、武田信玄のラブレター。相思相愛だった高坂弾正(※山本勘助の説もあり)に送ったものなのですが、遠距離恋愛中の浮気を疑う内容の手紙に対して、「そんなことないよ!神に誓ってオレはお前に一途だよ!」という内容のラブレターを返送しています。

周防国の武将、大内義隆は、男色恋愛にまつわる和歌を残しています。お相手は、美少年武将、陶晴賢。義隆が5時間もかけて晴賢に会いに行ったけれど、晴賢が眠っていたので和歌を残して帰ってきた、というエピソードが有名です。でも、最後は晴賢の軍が義隆の領地に攻め入り、義隆は切腹してしまいます。お互いに何もかもさらけ出し愛し合っていたからこそ、その反動で愛が憎しみに変わり、元に戻ることができなかったのですね。一見、耽美なBL恋愛も、冷めてしまえば武将同士の厳しい世界に戻ってしまうのでした。

歴史上の人物を愛して楽しい毎日!


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私自身は幕末、特に坂本龍馬が大好きです。漫画「お〜い!竜馬」(原作:武田鉄矢、作画:小山ゆう)と父の影響で子供の頃から龍馬好きになり、高知県の坂本龍馬記念館の館長さんと文通したり、勉強机の横に龍馬のポスターを貼ったり、友達と幕末の雑誌を作ったりと、龍馬一色の青春でした。

龍馬が書いた手紙は140通あまり残っているのですが、それを読むといたるところに龍馬の人柄がにじみ出ていて、人物像がリアルに見えてきて面白いです。浮気して奥さんのおりょうさんに怒られた時には、即興で言い訳ソングを作って歌い、それが面白くて許してもらえちゃう。そんな手紙が残っていたりして、「歴史上の偉人として認識されている龍馬さんも、私たちと同じ人間なんだな~」とホッとします。

幼い時から龍馬は心の憧れだったので、大人になった今でも、いつも心の奥底に龍馬がいてくれて、辛いことがあっても「大丈夫ぜよ」って背中を押してもらえる気がしています。龍馬が心のよりどころだったんです。歴史上の人物を好きになり、歴史や背景を知ると、その人の人となりが見えてきたり、困った時の乗り越え方を学べたりします。

武将といえば、戦ばかりに注目されがちですが、実は人間味があるエピソードがたくさんあります。ゆるふわエピソードから見える武将の魅力を知って、皆さんもぜひ歴史上の人物たちを愛してほしいです。きっと楽しい毎日になりますよ!

[プロフィール]
美甘子(みかこ)さん
http://mikako.chu.jp/

1982年4月26日生まれ。牡牛座のAB型。愛媛県今治市、国宝とロマンの島・大三島出身。専修大学文学部日本語日本文学科卒。日本文学文化専攻。坂本龍馬など歴史上の人物をこよなく愛する歴史アイドル、通称「歴ドル」として、テレビ、ラジオ、雑誌などで活躍するほか、DJ、司会などマルチな活動で才能を発揮している。

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