ナゼ? 埼玉県・熊谷人がこぞって新幹線通勤を選ぶ理由
関ジャニ∞が全国の視聴者から寄せられた目撃情報をもとに、ありえない事件を独自の目線で紹介する「ありえへん∞世界」。6月11日(火)夜6時55分からは、「ありえへん∞世界 事件です!〇〇人の生態調査&意表をつく大調査!2時間SP」を放送。
そこでここでは、「事件です!〇〇人の生態調査」の中から、「埼玉県熊谷人 2000人が新幹線で通勤している事件」を紹介する。
埼玉県北部に位置する「熊谷市」。ここに生息する熊谷人の約2,000人が、新幹線に乗って東京都内へ通勤しているというのだ。これはいったいどういうこと?
埼玉県の北部に位置する熊谷市。新宿駅から熊谷駅までは湘南新宿ラインで約1時間10分、東京駅からも高崎線でほぼ同じ所要時間で行くことができる。
早速、通勤の交通手段について熊谷人に話を聞いてみることに。「何で通勤しているんですか?」との問いに、"新幹線"の声がちらほら。
北陸新幹線と上越新幹線の2つが走る熊谷駅。時間で言えば、在来線の約半分の所要時間、たった40分で東京まで行くことが可能。そのため、新幹線通勤をする熊谷人の数は2000人にものぼるらしい。
ちなみに、熊谷~東京の新幹線定期代金は1ヵ月で約7万円。約4万円の新幹線定期代を負担してくれる会社もあるそう。しかし、中には自腹で新幹線定期代を負担する人も...。通勤時間の短縮と、混雑する高崎線を避け、確実に座って通勤ができる新幹線通勤。「それはもうお金に変えられない」という声も。たしかに納得だ。
しかし、そうまでしてでもなぜ熊谷に住むのだろう? そこには驚きのメリットがあった。
都内に比べ、熊谷は圧倒的に家を安く建てることができる。それではどのくらいお安いのか...。在来線で東京駅までの所要時間が約40分という世田谷区成城学園の物件と、ほぼ同条件で比較してみることに。
成城学園前駅から徒歩21分。広々とした21帖のリビングダイニングキッチンが魅力的な4LDKの建売住宅、そのお値段は...6480万円。
対して埼玉県熊谷市。熊谷駅から徒歩24分の4LDK。車2台を止められる駐車スペースがあり、裏には広い庭が。そのお値段は...なんと2790万円(※現在は2598万円)。これにはスタジオから「安い!」の声が。
同じ4LDKでもお値段の差は倍以上。都内でマイホームを購入し、満員電車で通勤するくらいなら、熊谷で夢の庭付き一戸建てを建て、新幹線で確実に座り、快適に通勤するという手段を選ぶのもたしかに納得だ。
熊谷在住の小島さんは、最近出産(結婚)を期に東京都内から熊谷へ移住。仕事と育児を両立させるため、新幹線通勤をある方法でお安く叶えたという。「市から新幹線通勤の補助がおり、それを利用して通勤している」とのこと。
熊谷市では、人口減少を改善する一手として、市外から転入することや、40歳未満であることなどを条件とし、新幹線通勤の補助金制度がある。ひと月2万円まで補助され、期間は2年間。最大48万円を受け取ることができるのだ。なんという制度!
「もう在来線には戻れない」と語る小島さん。いろいろな制度を有効活用し、スマートに賢く暮らすには熊谷は最高の土地かもしれない。新幹線通勤2,000人の数字の裏には、こんなヒミツがあった。
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/lifestyle/entry/2019/019591.html
番組では、この他、「世界のありえへん衝撃映像」「私だけの小さな秘密」などをお届けする。明日の放送を、どうぞお楽しみに!