最近見ない、消えた、死んだ...「ルネッサーンス!」山田ルイ53世が実体験から学んだネット社会を生き抜く方法:Speech! ~スピーチNo.1決定戦~
9月29日 (日)夕方4時から放送の「Speech! ~スピーチNo.1決定戦~」では、芸人、漫画家、カリスマ経営者、ドラァグクイーンなど各界から集った9人のスピーチの達人が、その話術を競います。
「テレ東プラス」では放送より一足先に、「ルネッサーンス!」でブレイクした芸人・山田ルイ53世(髭男爵)のスピーチを完全再現!
優等生から一転、中学2年生から20歳まで引きこもりだった経験をもとに、執筆や講演会などを行い、その発言はネットでも反響を呼んでいる山田ルイ53世。スピーチのテーマは「一発屋芸人に学ぶネット社会を上手に生き抜く方法」。エゴサーチで目にする一発屋芸人へのディスリから得た教訓を、芸人としてのしゃべりに加え、講演会などで培った説得力ある話術でスピーチ!
「一発屋芸人に学ぶネット社会を上手に生き抜く方法」山田ルイ53世

ルネッサーンス!
一発屋芸人ていうのは、地方営業によく行きます。ショッピングモールとかお祭りで漫才を披露する。都内でテレビ局をはしごするようなお仕事は、もう売れっ子の皆さんにお任せしてるもんですから、我々は地方に行くんですが。やっぱり移動時間が長いですからね、どうしても暇を持て余して、エゴサーチをしてしまう。やめとけばいいのにどうしてもしてしまうんですね。
いろんな言葉がSNS上には飛び交っています。何年か前ですかね、地方のスーパーの店頭で漫才をするという仕事があって、新幹線の中でエゴサーチをしていたら、そのスーパーの近所に住んでいる高校生だと思うんですけど、つぶやいているんですよ。
「今日、近所のスーパーに髭男爵が来るらしい」
ま、ここまではいいんですけど......
「こんなド田舎、こんなクソ田舎にまで来ないと仕事がないなんて、あいつら終わっているなwww」
みたいな。まぁ、なかなかなんですよ。
別に腹はたちませんよ。どう思おうと個人の自由ですから、それは全然いいんですけど。彼のために一言いいたいですね。
自分を育んでくれた故郷をディスってまで髭男爵をこき下ろしたい、というメリットがあるか!?
ないんです、そんなものは。そのモチベーションはどこから来るのか? それがSNSの怖さだと思うんです。
一番やっかいなのが、一発屋を利用して自分が属するコミュニティでヒエラルキーを上げようとするやつがいるんですね。
ショッピングモールで漫才して、2回ステージがあって、1回目のステージが終わりました。手応えあったんですね。ウケた、喜んでいただけた、と。どんな反響いただけたのかなと、エゴサーチしたら......
「面白かった」
「生ルネッサーンス見れた、やった!」
そういう意見もあるんですけど、中には必ず、
「買い物に出かけたら、なんか人だかりがあったから、ちょっと見たら、ルネッサンスがおった」
もう「髭男爵」とも言ってくれないんですね。
問題は次なんですよ。
「まあ、私は見ませんけど」
つぶやく必要あります? これ。なんの報告やねん! なんのアピールや。
おそらくSNS上でつながっている、お友達何人かに対するメッセージなんでしょうけど。彼女にも一言いいたいですね。
我々、髭男爵をスルーできたぐらいの手柄で「お前やるな」と褒められるような、評価が上がるようなコミュニティからは一刻も早く抜け出しなさい! 君のためになりませんよ!
ほかにも
「最近見ないな」
「懐かしいな」
「消えた」
「死んだ」
もあるわけです。
そういう方々に、本当に言いたいです。
その一発屋芸人に向ける厳しい目を自分の人生に向ける勇気ありますか?
これを言いたい。あるんならいいですけどもね。
我々一発屋芸人というのは、失敗や負け、この部分をマネタイズしている部分もあります。だから、ちょっと見下されたり、軽んじられたりするのはしょうがないんですけども。
逆に考えると、一発屋芸人に対して優しい気持ちになれる、節度のある振る舞いができる人間は、"ネットリテラシー"(ネット情報を正しく利用する能力)があると言えるわけですね。ネットリテラシー=一発屋芸人とも言えるわけです。
SNSは人間性の高速道路です。
普段、顔合わせてしゃべっている、この状態を下道とするならば、SNSというのはちょっとスピードを上げがち、アクセルを踏みがちになってしまう。その高速道路に乗る前に、SNSをやる前に、一旦車を止めて、我々、一発屋のことを思い出してください。そして自分に問うてください。その厳しい目、自分自身の人生に向ける勇気があるのか。
心を落ち着けてから、SNSをやっていただきたい。どうか、安全運転でよろしくお願いします。
以上、山田ルイ53世のスピーチ、心に響きましたか? おっと、その感想をSNSに書き込む前に、まずは心を落ち着けてからお願いします!
9月29日 (日)夕方4時から放送の「Speech! ~スピーチNo.1決定戦~」では、山田ルイ53世ら9人のスピーチの達人が登場。漫画「うつヌケ」作者・田中圭一は「マンガで分かる"うつ"を抜ける方法」、歴史コメンテーター・金谷俊一郎は「昔の教えから学ぶ 他人のために生きてはいけないという事」、年商20億円のカリスマ経営者、EARTHホールディングス代表・辻敬太は「365日、儲けることを考えていますか?」、羽田空港を4年連続で「世界一清潔な空港」に導いた世界が認める清掃職人・新津春子は「お掃除と優しさ」など、それぞれのテーマで情熱のスピーチを繰り広げます。スピーチの制限時間は4分間。審査するのは平成生まれの50人、昭和生まれの50人、計100名のオーディエンス。オーディエンスの心をつかみ、スピーチ№1=最優秀スピーカーの栄誉を手にするのは誰なのか!?
「Speech! ~スピーチ№1決定戦~」
放送日時:9月29日(日)夕方4時~5時15分 テレビ東京系列
出演者:
▽スピーカー(スピーチをする人)
山田ルイ53世(芸人)
伊藤羊一 (Yahoo!アカデミア学長)
小林さやか(「ビリギャル」モデル)
新津春子 (羽田空港清掃員)
辻敬太 (EARTHホールディングス代表)
谷口怜央 (Wakrak代表)
金谷俊一郎(歴史コメンテーター)
ナジャ・グランディーバ(ドラァグ・クイーン)
田中圭一 (漫画「うつヌケ」作者)
▽ゲストオーディエンス
高須克弥 (高須クリニック院長)
くわばたりえ(お笑いタレント)
齋藤孝 (明治大学教授)
▽MC
須黒清華 (テレビ東京アナウンサー)
▽ナレーター
サッシャ