日本語自転車旅の伝説YOUが母国・スペインから3つのカミングアウト! 世界遺産の手前にいる女性は...:YOUは何しに日本へ?
日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎えてアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分~)。テーマは「ぐるっと世界1周 YOUの母国でカミングアウト2時間半SP!」ということで、空港や街で突撃取材を敢行。今回は、スペイン・ジャマイカ・イギリス・ブラジルなど世界各地で"伝説のYOUたち"に密着し、衝撃の告白を聞いた! 2時間半のSPで、どんな面白YOUに出会えるのか?
これまでにインタビューしたYOUの中で、激変したYOUのその後に密着する「激変YOU」。今回のYOUに会うため、コロナ対策のリモートロケを敢行し母国の家を直撃することに。
さて、朝8時にお邪魔したのは...。
スペイン・バルセロナ郊外のマンレサにあるマルコの家(親の家)! そう、あの日本語自転車旅YOUだ。久々に会ったマルコの激変ポイント①は、旅をしていた頃より髪の毛が伸びて、ちょっぴり太った?
そこへマルコのお母さんと、兄以上にイケメンの弟・リカルドさんも初登場し、「いつも優しい兄だけど...」と、こんなプチカミングアウト(笑)。
ここで密着のおさらいをすると、番組でマルコの自転車旅に密着していたのは、2018年7月から。東京から沖縄まで2118㎞の旅の間、とにかく持ち前の人懐っこさを武器に積極的に日本人に話しかけて日本語を学び、着々とボキャブラを増やした。
出会った人の家に泊めてもらい日本人のリアルな生活を体験する旅は、日本語を覚えるだけでなく、日本人の優しさに触れる旅でもあった。お世話になった日本人はなんと203人にも!
そんなマルコの夢は、地元で日本人向け観光会社を立ち上げ、バルセロナの観光ガイドになることだったが、密着から2年がたち、その夢はどうなったのだろうか? そう質問すると、マルコが見せたいものがある、という。「人生が変わったものだ」というが、それっていったい...?
マルコについて2階に上がってみると、美しい日本人女性がソファに座っていた。「こちらの女性は?」と聞くと、「実は結婚しましたよ!」と衝撃のカミングアウトが! 激変ポイント②は、日本人女性の詩織さんと結婚したこと。
ふたりの出会いは1年前、年1回バルセロナで開かれるスペインと日本の交流会。詩織さんがマルコが番組の人気者だと知ったのは、祖母に「あの自転車の子だよ!」と聞いたからだそうで、マルコは「おばあちゃんのおかげでウマくいきました」と感謝した。
こうして意気投合して交際を始め、元CAの詩織さんの日本人らしい優しさや礼儀正しさに惹かれて今年1月に入籍。プロポーズはマルコから愛のお手紙を渡したそうだが、詩織さんによれば、手紙の最後には「この便せんは250円でした。半分支払ってください」と書いてあって、「ヤバい!」と思ったと当時を振り返る(笑)。
というわけで、さっそくふたりの新婚生活に密着スタート!
まずはカタルーニャ地方の名物朝食「パ・アム・トゥマカット」を作るというのでキッチンへ。作り方は、パンにトマトをこすりつけ、オリーブオイルをかけ、スペイン産のハム&チーズをたっぷりのせて出来上がり!
食事中に詩織さんが、スペインハムについて「歯切れがいいから美味しい」と言うと、マルコが「歯切れ?」と、初耳の日本語に食いついた。日本語を5年学んでいるマルコだが、「まだ新しい言葉が出てくる。終わらないずっと」と日本語表現の多さに驚き、「イライラしますね、十分じゃないですか?」と本音をポロリ(笑)。
そしてマルコの最大の悩みであり、激変ポイントの③は、無職状態で収入がゼロになったことだ。帰国後は観光ガイドの仕事をしながら日本人向けツアーの準備を進めていたマルコだが、このコロナ危機で観光客もガイドの仕事もなくなってしまったのだ。
しかしそんな苦境の中、マルコは日本人向けに日本語でガイドするバルセロナのオンラインツアーの企画を思いつき実現したいという。そこで、この日本人向けバルセロナツアーの予行練習にも密着!
バルセロナに到着すると、ガイド歴5年のマルコが「これからみんなに明るくなってほしいからバルセロナの案内をします、こちらへ!」と、練習をスタートした。
まず案内してくれたのは、700年前に造られたサンタ・マリア・ダル・マル教会。日本語をうまく使って解説するマルコを、助手の詩織さんが「素晴らしい!」と盛り上げる。
お次はバルセロナ最大の観光スポットで、世界遺産「サグラダ・ファミリア」のガイドを。まだ建設工事中ということで、「横浜駅みたい」(横浜駅周辺は2030年頃まで工事予定という、日本の事情と関連付けている)と解説するマルコに(笑)、詩織さんが「彫刻のリーダーは外尾さん」と豆知識を入れナイスフォロー。
ここで念のため補足しておくと、「サグラダ・ファミリア」は建築家ガウディの未完の傑作と呼ばれ、1882年に着工し今も建設中。140年以上かけ2026年に完成予定で、1926年ガウディが亡き後の現在の芸術工房監督が、外尾悦郎氏なのだ。
最後はバルセロナを一望できる太鼓判の絶景スポットへ。この山からもサグラダ・ファミリアが見えるそう。
ちなみに、サグラダ・ファミリアは完成すると172mになるそうだが、山は175m。この高さの差について、「ガウディがサグラダ・ファミリアを造ったときに、山は自然なところだから...」とマルコが説明し、詩織さんが「人間の力が神様の力を超えないように、完成のときの高さをこの山より低く造っている」と締め、決まったところで密着は終了。
マルコ、結婚おめでとう! オンラインツアーもはやく実現できるといいね!