日本中を騒がせた「人魚のミイラ」の正体...判明までの舞台裏に密着:有吉の世界同時中継

その正体は……


住職の思いを受けて、古生物学や魚類学、民俗学などの各分野のエキスパートが集まったプロジェクトチームが調査に乗り出した。昨年2月には、最新鋭のCTスキャンとX線で解析が行われ、中間結果でいくつかの事実が明らかになった。

並んだ円錐(えんすい)形の歯は、爬虫類や肉食系の魚と同じ特徴を持ち、2種類のうろこは魚類、体毛は哺乳類のものとみられ、頭部は獣医学専門の先生によると、サルではなく全く異なる生物の可能性が高いという。今回の研究リーダーで古生物学の専門家、加藤敬史教授が最も驚いたのは、その保存状態の良さだ。「少なくとも120年近くは経ったものが、こんなに良い保存状態で残っているというのは非常に驚いた」と話す。

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その後、ついに最終結果が出た。番組取材班は、マスコミへ発表の前に結果を住職に知らせるという研究チームに同行。詳細なCT検査の結果、頭部や胴体の土台は粘土や石膏(せっこう)で作られたものとわかり、うろこのような皮膚の胴体の表面はフグの皮をつなぎ合わせたもの、下半身は沿岸域に生息するニベ科の魚から作られた可能性が高いという。また、作られた年代は江戸末期ではなく1888(明治21)年が最も有力だという。


そもそもこの「人魚のミイラ」は一体何のために作られたのか。今回の調査に参加していた民俗学者によると「おそらく見世物(みせもの)」。江戸時代の中期には人魚や空想の生物などを模したものが作られ、見世物として展示し、現在のお化け屋敷のように「娯楽」として楽しんでいた文化があった。本件もその可能性が高いというのだ。

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ミイラの正体が判明したが、住職の顔は晴れやかだ。「ずっと謎のままでいいんじゃないかという意見もあるが(ミイラへの)思いも一生のもの。皆さんの信仰のもとにきたものだと思っているので、いずれ祭るところをちゃんと作ってあげて、保存していきたいと思っている」と穏やかに話した。

次回の放送は、

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どうぞお楽しみに!

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