死者続出、断崖絶壁の「死の山」に行列ができる理由は:有吉の世界同時中継
「人生で一番怖い」危険すぎる桟道
門の先には人々が行列をつくっている。「何に並んでいるんですか」。特派員が尋ねると、1人の女性が「長空桟道(ちょうくうさんどう)よ」と答えた。長空桟道とは、命綱を自分で掛け替えながら進む、幅わずか50センチの断崖絶壁の道。登山客はこの道を目当てにやってくるという。特派員も足を踏み出した。
途中、ほぼ直角の急な階段を下ると、とうとう標高約2100メートルの岩肌に張り付く形でしか進めない道が。現在では幅50センチの板が敷き詰めてあるが、以前は綱渡りのようにひもを渡る箇所もあり、歩きながら気絶寸前となり動けなくなる人もいたほどだ。
しかも、長空桟道は一方通行。一度進めば後戻りはできない。これが「世界一危険な登山道」といわれる理由だ。特派員は岩肌に張り付きながら「いままでの人生で一番怖い」「この風(の中)で渡れるのか」「もうダメ」と声を振り絞る。
疲労困憊(こんぱい)で全長110メートルの桟道を進んだ先にあったのは、道教の寺院だった。華山はもともと、道教の道士が修行地として利用していた山で、最も厳しい修行の集大成がこの長空桟道。700年前の当時は板も命綱もなく、道士らは身一つで岩にしがみつき、寺院を目指したという。
いにしえの修行者と同じ鍛錬を積みたいと挑む人がいる一方、「高所ブーム」が起きている中国で「桟道を制覇して自慢したい」といま、華山には中国全土から人が集まっているのだ。
次回の放送は、
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