「マジンガーZ」ヲタ歴45年!お宝探しに来た映画監督YOUが永井豪をアポなし訪問!?:YOUは何しに日本へ?

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「聖地へGO!永井は豪!関係ないけどひろみは郷!エキゾチックジャパンにGOGOGOGOGOGO SP」。エキゾチックな日本文化大好きYOUを発掘する95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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成田国際空港で声をかけたのは、『マジンガーZ』にドハマりして45年というジュリアンさん(ロサンゼルス在住・スペイン出身)。『マジンガーZ』の話題ともなれば興奮し、ちょっぴり壊れ気味…な表情で、「スーパーメロット(正:ロボット)~、マジンガーZ~♪」と、微妙な主題歌を披露してくれた。

【マジンガーZとは】
1972年~1974年に放送された永井豪原作・ロボットアニメの金字塔。主人公が巨大ロボットに乗り込み敵を倒す、ロボットアニメの先駆的存在だ。最高視聴率は30.4%を記録、世界でも数十の国と地域で放送された。

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スペインで放送されたのをきっかけにドハマりして以来、家には買い揃えたたくさんのフィギュア(40周年記念ものも)がズラリ。今回来日したのも、どうしても欲しい50周年記念の最新フィギュアがあるからだ。

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4年前にLAで開催されたアニメコンベンションでは、原作者の永井先生にも会ったことがあるそう。当時は言葉が通じなかったので、日本でもう一度会って、ちゃんと伝えるのが夢なんだって。その様子を取材したいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

4日後、「今日は50周年のフィギュアを探すよ」というジュリアンさんと再会し、担当Dと秋葉原へGO! すると鼻歌まじりで上機嫌のジュリアンさんの目の前に、お目当ての『TAMASHII NATIONS』というBANDAI SPIRITS主催の販売店が! ここには『ウルトラマン』シリーズなど、大人向け高品質フィギュアが豊富にラインナップされている。
奥へ入ると、夢に見た記念バージョンを発見! 正式には『DX超合金魂マジンガーZ 50th Anniversary Ver.』で、全高30㎝の豪華な超大型フィギュアだ。8万4,700円という高い値札にうろたえるが、そこは「このために日本に来たんだ、買うよ!」と腹をくくった。
さっそく販売店の人にどこで買うのか聞いてみると、発売は今年の12月なのでまだ買えないと教えてくれた。「No~!」と崩れ落ちるジュリアンさん…。

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気を取り直し、次は1974年に発売された幻の超合金フィギュアを探すことに。訪れたのは、中野ブロードウェイ内のショップの数々。『MANDARAKE変や』の、戦前からのヴィンテージ商品も揃うお宝コーナーで物色してみると、1970年代の小さい超合金を発見! テンションを上げるが、60万円だと知ってフリーズ。さすがに「仕事で成功したら買いに来ます。僕の家賃の3倍の値段はさすがに買えない…」と、前向きに購入を断念することに。

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それにしても、なぜジュリアンさんはマジンガーZにハマったのか。

スペインでは、1970年代の終わりまでアニメといえばすべて日本の作品。3歳で初めて観たとき、「パワーと強さに感動したんだ」という。そんなジュリアンさんにはある夢があった。それは、映画を撮ること! 以前は母国で営業の仕事をしていたが、夢を諦めきれず35歳でやめ、ロサンゼルスの映画学校に入学。現在はアメリカで映像監督をしている。作品はゾンビ系など、ホラーがメイン。ホラー映画は比較的安く撮影が可能なので、まずは経験を積もうとこの道へ進んだそうだ。

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そんなジュリアンさんのもうひとつの願いは、「永井豪さんに会って、僕の人生を導いてくれたお礼を言いたい」ということ。以前インターネットで会社のサイトは見つけたが、日本語が読めず住所がわからなかった。それならばと担当Dが住所を読み上げると、ジュリアンさんは目を輝かせて会いに行こうと発案。よし、じゃあ会いに行こう!

永井先生の会社に辿り着き、玄関口で「LAで映画監督をしています。尊敬する永井豪さんに会いたくて来ました」と自己紹介したところ、社内で確認してもらえることに。しかし10分後、社内には永井先生が不在だと告げられ玉砕。

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明日帰国するジュリアンさんにとって、この日がラストチャンスだっただけに残念だ。肩を落としていると、対応してくれたスタッフの方からステキな提案が。せっかくだから会議室なら案内してくれるというのだ、これはラッキー!

お邪魔すると、レアなマジンガーZのフィギュア(一部)が約500体も陳列され、まるで博物館のよう。ここは作品の制作にも使用される会議室だそうで、ジュリアンさんは感激のあまり「ここに住みたい」とポロリ。まさに夢の空間だ。

さらにお願いし、先生がいつも座るイスに座らせてもらい、大興奮のなかで手紙を書き始めた。自己紹介に始まり、先生の作品に感銘を受け映像の世界に入ったこと、いつか実写版映画を撮りたいこと、感謝の気持ち…などを書き連ね、“永井先生の一番のファンより”と締めくくった。手紙をスタッフの方に託して、見学は終了。

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帰り際には、『マジンガーZ』デザインのキャップ、アニメバージョンの貴重なフィギュア、永井先生からのご厚意のTシャツ…などをお土産にいただくという超神対応! 何度も感謝を伝えたところで密着は終了。「信じられないことの連続だったよ。必ず『マジンガーZ』の映画を作って永井先生に会いに来るよ」と宣言したジュリアンさん、頑張って!

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実はその後、永井先生からジュリアンさんに手紙の返信が届いたそう。そこには、永井先生の写真と、「夢に向かって頑張ってください」という温かいメッセージが綴られていたそうだ。夢が叶ってよかったね!
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