国産商品がなくなる?火事で全焼…すべてを失った町工場【奇跡の復活劇】

3月5日(水)に放送した「何を隠そう…ソレが!」(MC:内村光良)。

「テレ東プラス」では、「知られざる日本の“絶滅危惧企業”ランキングSP」から、放送内容の一部を紹介する。

【動画】知られざる㊙話が続々!「何を隠そう…ソレが!」最新回

身近なあの商品が絶滅危機!? 約1300年もの間、お口の健康を守ってきた"アレ"を作る町工場を徹底取材!

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“アレ”を製造しているのは、「菊水産業株式会社」(大阪・河内長野市)。工場内をのぞいてみると、大量のホースで何かを吸い出していた。
原料は北海道の白樺の木。現地工場で皮を剥き、30センチほどの長さにカットした後、丸1日熱湯で煮込んで柔らかくする。

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熱いうちに厚さ約2ミリにスライスし、短冊状にカット。巨大な乾燥機でしっかり乾燥させる。

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さらに加工し、細長い30センチの棒状に。ここからが「菊水産業」の出番で、ある機械に並べて命を吹き込んでいく。

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機械を通して約6センチにカットし、持ち手部分を削る。形が整えば完成!
この工場で作っているものとは? 何を隠そう…ソレが!

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食後や料理に欠かせない「丸軸型 爪楊枝」。爪楊枝が日本に伝わったのは、約1300年前の奈良時代。木をかんで繊維状にしたものが原点で、現在のものに比べるとかなり大きかった。

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江戸時代後期、急激に形状が進化。さまざまなデザインにすることで職人が腕を競い合ったが、大正時代に機械での大量生産が可能となり、今ではおなじみの彫り込みの入った形が主流に。

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ちなみにこちらの彫り込み部分は、折って"爪楊枝置き"にするためのものだと思っている人も多いが、実は製造工程でできてしまう“焦げ”を誤魔化すためのものだった!

爪楊枝を加工する際、高速回転させながら削るため、一部、摩擦で黒く焦げてしまう。そのままだと見た目が悪いため、焦げをこけし人形の頭に見立てて溝をつけたそう。
そして、この"こけし楊枝"を世に広めたのが、「菊水産業」のある河内長野市。1980年代には、河内長野市が国内シェア95パーセント以上を誇り、爪楊枝界の覇権を握っていた。

しかし1990年代、安価な海外製の爪楊枝が日本に上陸。こけし楊枝を製造する会社は、24社からわずか2社に (※番組調べ)。さらに、こけし楊枝を作る特殊な機械の製造メーカーも廃業してしまった。
国産爪楊枝の復権を目差し、「菊水産業」は4代目社長に末延秋恵さんを任命。しかし、そのわずか1カ月後に大きな事件が起きてしまう。

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近所の藁焼きの火が移り、事務所が全焼。一瞬にしてすべてを失ってしまったのだ。
しかし、奇跡的にあの特殊な機械が焼け残り、末延さんは大胆な行動に出る。何を隠そう…ソレが!

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「鎮火からわずか1時間後、火事のことをXに投稿」。これが大きな注目を浴び、インターネットで販売していた商品が、支援の意味も込めて次々と購入された。
さらにクラウドファンディングを望む声が集まり、開設したところ、目標の4倍となる1,200万円が集まった。この時のことを末延さんは、「日本って捨てたもんじゃない」と振り返る。

その資金で工場の改装工事を行い、国産爪楊枝作りを再開。日本の文化ともいえる国産爪楊枝を後世に残すべく、今も頑張っている。
実は「菊水産業」は、SDGsにも大きく貢献している。

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製造工程において、先端が丸くなり商品にできない爪楊枝ができてしまうのだが、それを販売したところ、不要品だったものが即完売! 驚きのその理由とは…? 「TVer」、「ネットもテレ東」で確認を!

水曜夜9時からは「何を隠そう…ソレが!」【世界が騒然!知られざる“日本の職人ワザ”ランキング】を放送!

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