"1億円"の衝撃鑑定!「寄贈された本」が人類史に残るお宝に!スタジオ騒然:開運!なんでも鑑定団

4月28日(火)に放送した「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜 夜8時54分)。植物園に寄贈された本に1億円超えの衝撃値がついた。

【動画】"億超え"が出た!「100年前に寄贈された本」超ド級の鑑定結果にスタジオ絶叫!

番組宛てに「京都府立植物園」の職員から手紙が届いた。
「当園は日本初の公立植物園として大正13年に開園しました。しかし、近年の猛暑により入園者が激減。そこで、植物園に長年伝わるお宝がもしも本物であれば、公開し起爆剤にしたいと考えております」。

「京都府立植物園」は、甲子園球場約6個分の広大な敷地に、日本でここでしか見られない貴重な品種など、およそ1万2000種、12万本の植物を栽培する植物園。近年は猛暑の影響で客足が遠のいているという。

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今回の依頼品は、園に代々伝わるお宝「本草網目 初版本」。
400年前の中国で作られた「本草綱目(ほんぞうこうもく)」の初版本で、植物だけでなく動物や鉱物の産地、効能などが記された書物である。

依頼人が「世界中探してもほとんど現存しないと言われる、幻の本」と語るこの本は、100年前、植物学者・白井光太郎が園に寄贈したもの。詳しい来歴や真贋は分かっておらず、依頼人の先輩がAIに尋ねたところ、「ニセモノです。評価額3万円です」と出たという。

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1607年、将軍・徳川家康のもとに献上された「本草綱目」。その約10年前に中国で発行された医薬研究書で、家康は常に手元に置いて愛読し、自ら薬を調合したとされる。

そもそも本草とは、薬のもととなる草を意味し、薬草をはじめ医薬となる動植物や鉱物全般を指す。中国では古くから本草研究が盛んで、「本草綱目」はその集大成とも言える存在。およそ1900種の本草を網羅し、全52巻に及ぶ大著だ。

これを執筆したのは、医師・李時珍。宮廷医を務めた名医だったが、従来の医書に誤りが多いと気づき、30代半ばで辞職。新たな本草書の編纂に取り組んだ。
古書から小説まで800冊以上を収集し、中国各地を巡って標本を採取。効能を確かめるため自ら服用することも厭わなかった。
執筆開始から26年、さらに刊行に18年を要し、出版は死後3年後の1596年となった。

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収録された本草には、植物・動物・鉱物に加え、人の爪や魂、ミイラ、さらには龍まで含まれる。古来の伝承も含め、薬効があるとされるあらゆるものを徹底的に調べ上げた成果だ。

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最大の功績は、約1900種の本草を「綱」と「目」に分類し体系化した点にある。
膨大な情報を効率よく検索できるこの形式は、当時としては画期的で、医薬書にとどまらず百科事典としても高い価値を持った。出版後は「天下第一の薬典」と称され、世界各国で翻訳されるなど医学の発展に大きく寄与した。

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改めて依頼品を見てみよう。
全52巻のうち46巻に加え、序目巻と図巻も揃っている。初版本は金陵(現在の南京)で発行されたことから「金陵本」と呼ばれ、現存数は世界でわずか10組ほどとされる。

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表紙には「金陵本」の文字も確認できる。
依頼人は「本物であれば大々的に展示して人を呼びたい」と語り、400年前の品として、本人評価額は1年1万円換算の400万円とした。

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鑑定結果は…なんと1億円!
驚異の鑑定額にスタジオは絶叫に近い歓声に包まれ、依頼人も絶句!

鑑定を担当した「安土堂書店」代表取締役・八木正自氏は、「中国明時代の初版本、金陵本に間違いありません」と断言。

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2011年にはユネスコの世界記憶遺産にも登録された貴重な書物で、刊行者・胡承龍の名や「金陵」の記載があり、初版本であることを裏付けている。

欠本はあるものの、ほぼ52巻が揃うものは世界で8組のみ。現存は中国に2組、アメリカに1組、日本に5組とされ、そのうちの1組に当たるという、まさに国宝級の大発見だ。

「ぜひ展示して多くの人にご覧いただければ」という八木氏の言葉に、依頼人は「します!」と力強く宣言。植物園の再起を誓う、歴史的な高額鑑定となった。
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