密着2年「アニメ声優になりたい!」シャイで声が小さいYOU…涙と挫折の結末は!?:YOUは何しに日本へ?
日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「あたい!夢はデッカく!声もデッカく!日本でドリーム叶えるわSP」。ドリカムなYOUがいっぱいの95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】密着2年「アニメ声優になりたい!」&47都道府県のローカルグルメを食べ尽くす
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(2024年3月28日)
空港で声をかけたのは、デンマークから声優の勉強をしにきたリッケさん(28歳)。
日本の声優に憧れ、2年間日本の専門学校で学ぶという。憧れの存在は、五条悟(『呪術廻戦』)などを演じる中村悠一さんだ。一方で、自身について“シャイで声が小さい”というコンプレックスを長年抱えている。それでも将来はアニメに出演したいと願い、「良くなる自信があります!」と前向きな表情を見せた。
様子を見守りたいとお願いすると、快諾してもらえたので密着決定。2年間にわたる壮大な長期密着のスタート!
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(2024年5月)
いよいよ授業が始まるので、リッケさんと高田馬場駅で再会。2年間学ぶ「東京アニメーションカレッジ専門学校」へ向かう。
シャイな性格のリッケさんは、まだ同級生たちとは微妙な距離感があるそう。そこへもう一人のYOU・イスラエル出身のヨタムさん(32歳)が登校。「アニメ声優は日本が最高レベルだから…」と留学を決めたガチ勢だ。
2人が通う「東京アニメーションカレッジ専門学校」は、2006年開校。声優の他にも、アニメクリエイターやマンガ家などを目指す学生も学ぶ。声優学科では海渡翼さんなど、多くの卒業生が人気アニメで活躍中。YOUは毎年2~5名ほど入学するそうで、タレントのサヘル・ローズさんも卒業生の一人だ。
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1年生の授業は、筋トレからスタート。バレエやウォーキングも取り入れられており、「演じること・声を出すこと、すべて体。股関節も柔らかくないと発声につながらない。音楽に乗せてナレーションも読んだりするから、リズム感も必要」(山碕先生)。
一見、関係ないように見えて、正しい発声のためには柔軟性やリズム感が必須なのだ。
1年次は体作りや声優の基礎を徹底して学び、2年次の秋にはオーディションを実施。
声優事務所から審査員が招かれ、合格すれば所属につながる。ちなみに、声優名鑑に登録されている声優は1837名、うちYOUはわずか3名という厳しい世界だ。
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授業が終わると、リッケさんの自宅へ。ロフト付きのワンルーム(8万円)で暮らし、食事はコンビニ弁当の毎日。夢を追いかける娘のため、ご両親は快く送り出してくれた。
学費は両親が負担し、生活費は週4のアルバイト(レストラン)で賄っている。
今回のテーマは、「あたい!夢はデッカく!声もデッカく!日本でドリーム叶えるわSP」。ドリカムなYOUがいっぱいの95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】密着2年「アニメ声優になりたい!」&47都道府県のローカルグルメを食べ尽くす

(2024年3月28日)
空港で声をかけたのは、デンマークから声優の勉強をしにきたリッケさん(28歳)。
日本の声優に憧れ、2年間日本の専門学校で学ぶという。憧れの存在は、五条悟(『呪術廻戦』)などを演じる中村悠一さんだ。一方で、自身について“シャイで声が小さい”というコンプレックスを長年抱えている。それでも将来はアニメに出演したいと願い、「良くなる自信があります!」と前向きな表情を見せた。
様子を見守りたいとお願いすると、快諾してもらえたので密着決定。2年間にわたる壮大な長期密着のスタート!

(2024年5月)
いよいよ授業が始まるので、リッケさんと高田馬場駅で再会。2年間学ぶ「東京アニメーションカレッジ専門学校」へ向かう。
シャイな性格のリッケさんは、まだ同級生たちとは微妙な距離感があるそう。そこへもう一人のYOU・イスラエル出身のヨタムさん(32歳)が登校。「アニメ声優は日本が最高レベルだから…」と留学を決めたガチ勢だ。
2人が通う「東京アニメーションカレッジ専門学校」は、2006年開校。声優の他にも、アニメクリエイターやマンガ家などを目指す学生も学ぶ。声優学科では海渡翼さんなど、多くの卒業生が人気アニメで活躍中。YOUは毎年2~5名ほど入学するそうで、タレントのサヘル・ローズさんも卒業生の一人だ。

1年生の授業は、筋トレからスタート。バレエやウォーキングも取り入れられており、「演じること・声を出すこと、すべて体。股関節も柔らかくないと発声につながらない。音楽に乗せてナレーションも読んだりするから、リズム感も必要」(山碕先生)。
一見、関係ないように見えて、正しい発声のためには柔軟性やリズム感が必須なのだ。
1年次は体作りや声優の基礎を徹底して学び、2年次の秋にはオーディションを実施。
声優事務所から審査員が招かれ、合格すれば所属につながる。ちなみに、声優名鑑に登録されている声優は1837名、うちYOUはわずか3名という厳しい世界だ。

授業が終わると、リッケさんの自宅へ。ロフト付きのワンルーム(8万円)で暮らし、食事はコンビニ弁当の毎日。夢を追いかける娘のため、ご両親は快く送り出してくれた。
学費は両親が負担し、生活費は週4のアルバイト(レストラン)で賄っている。
それにしても、リッケさんはなぜ日本で声優を目指すのか? 元々自分の声にコンプレックスがあり、学校にもなじめず常に一人だった。そんな中、11歳の時、ネットで日本のアニメ『東京ミュウミュウ』と出会う。主人公の桃宮いちごは、自分とは正反対の明るい性格で、見ているうちに「自分ももっとしゃべりたいという気持ちが出てきた。いつか自分も声優になりたい! と思った」と振り返る。
しかしデンマークには「声優」という職業はなく、声の仕事は俳優業の一部。「俳優の仕事は興味ないんです。声の仕事がしたい! 日本のテクニックを習いたかった」と、日本で夢を追う理由を教えてくれた。

翌日の授業は「外郎売」の音読で、アナウンサーや声優が発音や滑舌を鍛えるために行う、定番の練習として知られている。思うように口が回らず大苦戦だが、もともと声が小さいリッケさんにとって、日本語の発音や声量の強化は大きな課題だ。

帰宅後も、熱心に外郎売の練習。実はリッケさんが発音で苦戦するのにはワケがある。それは、デンマーク語が喉を使って発音する言語だから。何かが喉に挟まったような発音は独特で、世界的にも難しい言語とされている。つまり、日本語とは発音の仕組み自体が大きく異なるため、毎日2時間、欠かさず自主練しているのだ。

この日の授業は、番組ナレーションを読む実践形式。制限時間は20秒で、頑張ったリッケさんだが、結果は4秒オーバー。さらに先生から、「もっとキャラを前に押し出し、テンションを上げて殻を脱いで楽しむように」と指摘されてしまった。
席に戻ったリッケさんはこみ上げる悔し涙を拭い、「こんなに難しいんだよって思い知った。将来スゴく不安…」とつぶやく。

(2024年9月)
ここに来て、予期せぬ事態が起きていた。担任の原崎先生によると、リッケさんは1週間以上学校を休んでいるという。少し前から学校で涙をこぼし、“どうしたらいいかわからない、スゴく怖い”と落ち込んでいたそうだ。一体何があったの?
取材Dが話を聞こうと登校を待つも、この日は姿を見せず…気づけば10日経過。
リッケさん、このまま夢をあきらめてしまうの!?

ようやくリッケさんが登校したため事情を聞くと、どうやら体調を崩していたようで、「寝られなくて食べられなくて、震えも止まらなくなっちゃった」と話してくれた。
入学から5カ月間、自分を追い詰めて練習してきた結果、壊れるまで自分を責めてしまったそう。努力が実らず、メンタルが限界を超えてしまったのだ。
リッケさんは、このままリタイヤしてしまうのか?
しかし、今の気持ちを聞くと、「(学校に)残ります」とリッケさん。原崎先生や友達から励ましのメールをもらい続けたことで、“学校に残りたい”と思ったという。

(2025年5月)
オーディションまで残り4カ月。2年生に進級したリッケさん(29歳)は、この日アフレコの授業に出席した。
講師を務めるのは、声優歴25年のこぶしのぶゆき先生ら。若い男性キャラのアフレコに挑んだリッケさんは、日本語の発音も去年よりぐっと上達していた。
しかしアフレコ終了後、こぶし先生からは厳しい問いかけが飛ぶ。「演じる上で、観ている人に感じてほしいことって何?」。脚本をただ読むだけでは通用しない世界なのだ。

「かわいそうな亮を見せたい」と答えると、「何で?」とさらに突っ込まれ、答えに詰まってしまったリッケさん。さらに「ただの監督の歯車になろうと思っているなら、あなたを現場に呼ぶ必要性がない」と心をえぐる厳しい指摘が…。授業後は悔しさのあまり、ひとり涙を流すのだった。

(2025年6~8月)
オーディション3カ月前になると、リッケさんは同級生に日本語の特訓をお願いし、簡易マイクを買って、自宅で猛練習の日々を送っていた。
元々シャイなリッケさんだが、最近は自信がついて恥ずかしさも薄らいだよう。校内イベントでは、尊敬する声優が演じる五条先生のコスプレや舞台出演にも初挑戦!
(2025年9月)
オーディションまで残り1週間となったこの日、リッケさんの自宅を訪ねると、「緊張マンマンですよ」と話しつつ、合格への思いを一層強めていた。
オーディション当日は、計70社の事務所が来校し、生徒全員を審査する。課題はナレーションとセリフの2項目。実演してもらうと、1年前に比べて、ナレーションの実力が格段に上達していた。

ついにオーディション当日。会場には70社が勢ぞろいし、リッケさんだけでなく生徒全員が緊張していた。審査では発声・発音・アクセントといった基礎技術はもちろん、原稿をどれだけ深く理解し、限られた1分半でどれだけ表現できるかなどが問われる。
そして、いよいよリッケさんがステージへ! 舞台上では積み上げてきた練習の成果もあり、声もしっかり出せている。
1回きりの本番を終えたリッケさんは、会場で事務所のリアクションはなかったものの、「出し切ったと思います。満足な感じです! 声かけられたら嬉しい」と、清々しい表情を見せてくれた。
(2025年11月)
いよいよ合格発表! 緊張MAXのリッケさんだが、学校から渡される合格通知には、70社全ての合否が記されているという。果たして結果は…!?
誰もいない教室で恐る恐る封筒を開けると…

「結構、合格しています!」。一覧を確認すると、なんと14社から合格をもらえていた。これだけあったら事務所を選ぶのが大変! と、嬉しい悲鳴を上げるリッケさん。
(2026年3月7日)
そして卒業式。「2年間、めちゃくちゃ泣いた」と振り返るリッケさんに、友人は「本当にリッケは頑張っていました。いつか一緒に共演したい」とエールを送る。もう一人のYOU・ヨタムさんも、12社から合格をゲット!

東京富士大学 二上講堂で行われた卒業式を見届けたところで、2年に及ぶ長期密着は終了。
最後は「みんなに助けてもらわなかったら絶対ここまでできなかったし、先生たちにいろんなこと教えてもらって、感謝しかないですね。アニメ声優は諦めないです。それは変わっていません。夢への一歩になるので、全力で頑張ります!」と、決意を語ったリッケさん、
これからも夢を目指して頑張ってね~!
※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。