【リポート】明治座『梅沢富美男劇団 梅沢富美男 水森かおり特別公演 スペシャルゲストSHOW-WA&MATSURI』1カ月公演の舞台裏


【リポート】明治座『梅沢富美男劇団 梅沢富美男 水森かおり特別公演 スペシャルゲストSHOW-WA&MATSURI』1カ月公演の舞台裏
6月27日(土)に明治座で開幕した「梅沢富美男劇団 梅沢富美男 水森かおり特別公演 スペシャルゲストSHOW-WA&MATSURI」(7月26日(日)まで)。

MUSIC AWARDS JAPAN 2026」で、シングル「僕らの口笛」が「最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞」を受賞したSHOW-WA&MATSURIが出演。
「テレ東プラス」は、記者会見とゲネプロを徹底リポートする。

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笑いと涙が交錯する!「大笑い!おかしな おかしな 勧進帳」


本公演は芝居あり、歌あり、踊りありの3部構成。第1部は、梅沢劇団歌舞伎十八番「大笑い!おかしな おかしな 勧進帳」を上演する。

<あらすじ>
女形の豚右衛門(梅沢富美男)が花形役者を務める、とある芝居小屋。座長の坂東竜三郎(門戸竜二)の妹で、かつて駆け落ちをしたかおり(水森かおり)が乳飲み子を抱いて戻ってくる。かおりの亭主は悪者に騙されて殺され、かおりは罪を着せられて追われる身になっていた。
女の身では関所を通れないし、せめて子供を預かって欲しいと涙ながらに頼むかおりだが、表立ってかおりを許すことができない竜三郎は、豚右衛門に一計を授ける。勧進帳もどきの山伏に変装して関所を通り抜けろというのだ。安宅の関で待ち受けるのは鬼より恐い富樫左衛門(竜小太郎)。豚右衛門たちの作戦は、うまくいくのか…?

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前半の舞台は「芝居小屋」。豚右衛門の他にも女形が大勢いて、にぎやかに、かしましく舞台は幕を開ける。女形たちを演じるのは梅沢富美男劇団のメンバーたち。
梅沢は座長とも対等に渡り合うベテラン女形を演じる。「そこの角にローソンがありますから、コーヒーでも飲んできて」などアドリブも交え、自由自在な芝居で笑いを誘う。
水森と門戸は、複雑な感情を抱き合う兄妹を熱演。直接言葉は交わさずとも、互いの心を理解し合う芝居は見せ場の一つだ。

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後半の舞台「安宅の関」には、SHOW-WAとMATSURIが日替わりで登場!(ゲネプロはMATSURI)※各グループの出演情報はこちら

それぞれのトレードマークである赤(SHOW-WA)と青(MATSURI)の裃を着て、義太夫として歌で物語を盛り上げる。彼らならではの息の合ったコーラスが聴きどころだ。

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豚右衛門と四天王(梅沢富美男劇団)、そしてかおりは山伏に化けて関所へ。
「勧進帳」では、梅沢の圧倒的な芸達者ぶりに、終始目を奪われる。75歳という年齢を感じさせない梅沢のみなぎるエネルギーと迫真の芝居は、誰もが息を呑み、圧倒されること請け合いだ。
最大の見せ場、弁慶が義経を杖で叩くシーンなど、義経を演じる水森の熱演も楽しみにしていただきたい。

SHOW-WA&MATSURIが花道に!ヒットナンバーを熱唱!


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第2部「夢の歌謡オンステージ」は、出演者たちの歌が堪能できる時間。
水森は出世作となった「鳥取砂丘」や新曲「恋の終わりの名古屋にひとり」など豪華6曲を披露。水森ファンならずとも、見逃せないラインナップだ。
2025年の「NHK紅白歌合戦」で熱唱した「大阪恋しずく」は、「紅白」と同じ黒とゴールドの衣装で登場!

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MATSURIは「平均年齢36歳、最後のチャンスに賭けています!」と自己紹介。
2025年リリースの2ndシングル「アガベの花」からスタートし、「トゥトゥートゥルトゥールー」の印象的な歌い出しと、情熱的な歌唱で客席を魅了する。
他にも「DIAMONDS」など、懐かしの昭和歌謡を披露。花道にも入れ替わりで挨拶に来るファンサービスで会場を沸かせた。

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SHOW-WAはノリのいい「め組のひと」からスタートし、一気に会場全体が一体となる。2024年のデビューシングル「君の王子様」は、昭和歌謡ファンの心をくすぐる名曲だ。
様々な職業の経験者が集まった彼らは、前職とともに自己紹介。
MATSURI同様、花道でファンサービスをしながら、誰もが盛り上がれる昭和歌謡の名曲を歌い上げた。

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第3部は「華の舞踊絵巻」。梅沢をはじめとした出演者が「道成寺」や「花の色は」「恋のからかさ」などの名曲に合わせて舞踊を披露。
曲ごとに背景と出で立ちを変え、きらびやかな舞台で踊る様は、まさに華麗な絵巻物のよう。一気に曲の世界に引き込まれ、稀代の名女形・梅沢の本領発揮だ。
中でも水森の生歌唱に合わせて梅沢が踊る「庄内平野 風の中」は、貴重なセッション。ぜひ、お見逃しなく!

(取材・文/古沢保)

梅沢富美男とSHOW-WA&MATSURIに意外な共通点!?


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――公演の見どころを、お願いします。

梅沢「今回は歌と踊りとお芝居という梅沢富美男劇団得意の3部作です。お芝居は勧進帳、歌の方では水森かおりさん、SHOW-WA&MATSURIさんに歌っていただいて、第3部はいつもの私たちの舞踊ショーでございます。本当に楽しめる演劇でございますので、ぜひよろしくお願い申し上げます」

水森「梅沢さんと一緒にやらせていただくのは3回目ですが、たくさんのことを学ばせていただいております。今回は勧進帳で義経役を演じますが、いろいろと教えていただきました。その成果を発揮できるように……。
舞踊ショーでは私が歌って、皆さんが踊ってくださるというシーンもあるので、きっと笑顔に元気になってお帰りいただける、最高の舞台だと思います。1カ月、頑張ります!」

梅沢「勧進帳は本当に優秀な人情芝居なもんですからね。絶対お客様に伝わるようになっていますから」

水森「そうですね。梅沢劇団らしい、くすっと笑うシーンもありますし、見応えがあると思います。私は序幕の義経に変わる前のお芝居も、楽しくやらせていただいております」

梅沢「本当に頑張ってますよ。女性で義経さんをやるなんて難しいんですけど、よくやってくれましたね!」

水森「ありがとうございます!」

――SHOW-WA&MATSURIの皆さん、今回のお話を初めて聞いた時の感想を教えてください。

寺田真二郎(SHOW-WA)「初めてお話を伺った時は、メンバー一同、緊張が走りました。稽古も含め、全て初めての体験で“どんな雰囲気なんだろう”ととても緊張していましたが、皆さん温かく迎え入れてくださって……。本当に細かくたくさん教えていただきました。
本番では、衣装を着た皆さんの華やかなステージを観ることができるので、とても幸せな気持ちで楽しみにしています」

柳田優樹(MATSURI)「初めて聞いた時は、やはり喜びとともに緊張が走りました。それと同時に梅沢さんの公演とあり、すごくワクワクしました。水森さんとはステージで何度か共演させていただいて、1度、僕らをステージに上げてくださったこともあり、そこから親しみやすいお姉さんという感じで……。とにかく楽しみです」

――梅沢さん、水森さん、SHOW-WA&MATSURIさんとの共演はいかがですか?

梅沢「彼らとは縁がありましてね。秋元康さんがプロデュースしているそうですが、私は35年前、秋元さんに『右手の指輪』という曲で詞を書いてもらったんですよ。“これは売れる!”と宣伝をかけたけど、ほとんど売れなかった(笑)。そんな話をAKB48の子にしたら、後日秋元さんが『僕はね、梅沢さんの曲を書いたことが汚点だった』と」

(一同 爆笑)

梅沢「皆さん歌も歌えるし動けるし。歌舞伎のシーンにも出てもらうので、『姿勢を良くしていなきゃいけませんよ』というのは教えましたけど、ちゃんと飲み込んでくれるんで、とてもいい子たちですね」

一同「ありがとうございます!」

梅沢「苦労して歌手になったんだからね。いろいろやってからこの世界に入ったんだから……みんな頑張っていると思います」

水森「皆さんすごく礼儀正しくて、稽古の初日、まず浴衣の着方のレクチャーから始まったんですけど、すごくひたむきに努力されているなと思いました。さっきもリハーサルで歌謡ショーがありましたけど、キラキラ輝いていますし、皆さんの心がときめく歌声が響き渡るんじゃないかなと思っております。たくさん元気をもらっております」

梅沢「秋元康とやっていれば売れるから。俺だけだから、売れなかったの(笑)」

――最後に改めて、読者にメッセージをお願いします。

梅沢「1カ月公演……なかなか実現できる公演数じゃないんですよ。それくらいありがたいお話なので、頑張ってやらせていただきます。何十年封印していた“お笑い勧進帳”を含めてやらせていただいております。私の集大成でございます。ぜひお待ち申し上げております」

 
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