昼は弁護士、夜はクノイチに大変身!?世界一を目指すメキシコ人カップルの忍者生活:YOUは何しに日本へ?

日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「マイベストを追い求めどこまでも行くんだジョーSP」。猛暑を吹き飛ばす熱い思いがいっぱいのYOUが大集結する95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?

【動画】世界一を目指すメキシコ人カップルの忍者生活&究極のかき氷を作りたい!

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空港で声をかけたのは、メキシコから来たアレックスさん(41歳・左)とダニエラさん(33歳・右)。手裏剣の世界大会に出場するため来日したが、メキシコ、オーストリア、フランス、アメリカなど、約10カ国から100人ほどの忍者が集結する大会だという。
実は、去年出場したアレックスさんは惨敗。一方、手裏剣歴1年足らずで初出場したダニエラさんは、いきなり5位入賞を果たしていた。
今年は優勝を目指しており、アレックスさんも「彼女が見事な手裏剣投げで優勝すると信じている」と鼻息が荒い。ダニエラさんは、世界一を目指すクノイチYOUなのだ。
世界一のクノイチになれるか気になるので、大会に同行したいとお願いすると快諾してくれた。忍者のボスにも許可をもらったところで、密着決定!!

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大会2日前、田端駅で再会。アレックスさんは元気そうだが、ダニエラさんは「少し緊張しているわ、大会が近づいているから…」と表情が硬い。大会に向け、手裏剣の練習にレッツゴー!
2人が向かったのは、YOUにも人気の「武神館 手塚道場」。忍術・体術・武器術が学べる、当番組ではおなじみの忍者道場だ。
創設者は、戸隠流忍術34代目継承者の初見良昭先生。12年前、83歳だった頃の先生の映像を見ると、繰り出す術は圧巻の強さで、あっという間に相手は動けなくなっていく。ここは、そんな初見先生公認の支部道場だ。
現道場長の手塚航(大師範)さんに初見先生の近況を聞くと、95歳になった今もお元気だそう。「稽古にはほとんど出ていらっしゃることはないですけど、元気に食事をし、よくお酒を飲んでいらっしゃる」ということで、何よりだ。

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早速、ダニエラさんが手裏剣の練習をスタート! 投げているのは細長い棒のようだが、これが手裏剣…? 実はこれ、「棒手裏剣」と呼ばれる武器。室町時代後期に誕生した、手裏剣のルーツだ。
鉄の釘や針を敵に投げつけたのが起源で、実は江戸時代初期の剣豪・宮本武蔵も、短刀を投げる棒手裏剣の使い手だったそう。その後は命中率を高めるため、おなじみの十字形の手裏剣が開発されたという。

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前回11位だったというアレックスさんの腕前は…? 棒手裏剣を手にした途端、表情から笑顔が消え、的を見据えて真剣そのもの。投げてみると、9本中8本が命中した。
もちろん、簡単なわけではない。「パワーと正確性がないと分厚い畳には刺さらないんだ」。棒手裏剣は投げると回転するため、剣先をうまく的に合わせなければ刺さらないのだ。
「何カ月も刺さらない人がザラにいます」(手塚道場所属の師範・手塚千里さん)。

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一方、ダニエラさんは、9本中3本もミスってしまった。手塚さんに「(全部投げるのに)30秒しかかかってないよ」と指摘され、反省。1球1球の間合いが短く、焦りのせいで普段より投げ急いでしまったようだ。大会2日前にして絶不調のダニエラさん、大丈夫なのか――。

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メキシコの首都・メキシコシティで生まれ育ったダニエラさんは、日本のアニメが大好きな女の子だった。特に『NARUTO -ナルト-』に登場するクノイチの千手綱手がお気に入りで、「女性だけどスゴく強くて、正義のために諦めず戦う姿に憧れていた」と目を輝かせる。
転機となったのは、アレックスさんと出会った2019年頃。交際をスタートさせた直後、電話で本人から”忍者“だと打ち明けられたという。最初はからかわれていると思い、忍者が実在するなんて信じられなかったそうだが、2023年にアレックスさんと来日し、初めて武神館での稽古を見学すると、「今でも忍者はいるんだって確信したの!」と、その考えは一変。

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幼い頃から成績優秀だったダニエラさんは、昼間は大企業の顧問弁護士として活躍中のエリートだ。もちろん「職場では忍者の話はせず、仕事に集中しているわ。“忍者であることを人に話すべからず”、先生の教えなの」と真面目そのもの。
しかし、ひとたび夜になれば、メキシコの支部道場で週4日、クノイチに大変身して手裏剣の鍛錬に励んでいる。こうして立派なクノイチを目指してからわずか半年後、棒手裏剣大会で5位に輝いたのだ。目指すは優勝、あと一歩で世界一になれる!

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いよいよ、大会当日。世界一をかけた手裏剣大会が、神田明神ホールで開幕した。
会場には、世界中から集まった忍者たちの姿が。そんな中、ダニエラさんは可愛らしい花柄の着物姿で登場。理由を聞くと、「着物が私に力をくれるからよ。実際に着物を着て優勝したクノイチもいるの」とニッコリ。手塚さんに着物と忍者の関係について聞くと、「忍者はもともと社会に紛れて、忍者の格好をしているわけではないので、着物での修行もする。着物でいた方がターゲットに忍び寄って、“ブスッ”とやれるので(笑)」と、リアルに教えてくれた。つまり、着物は戦闘服というわけだ。

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「この日のために練習してきた。心の準備はできているわ!」と鋭いまなざしのダニエラさん!

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ほら貝の合図で「世界棒手裏剣競技大会」が開幕! 日本各地の8つの流派が火花を散らす流派を問わない世界最大級の手裏剣大会には、世界10カ国から72人の忍者が集結した。優勝者には、初見先生寄贈の優勝カップが贈られる。
ちなみに大会のルールは、的の大きさはA3サイズ、1投につき5~10点で中心に近いほど高得点を獲得できる。用紙の中なら余白でも5点を獲得。合計9投を2回行い、その合計点で勝敗を競う。
そして、女王戦がスタート! ダニエラさんはクノイチ21人中、3番目に登場する。

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競技の列に並んでいたダニエラさんだが、アレックスさんに「手裏剣は?」と聞かれ、初めて手ぶらで並んでいたことに気づいて大慌て。緊張のあまり、大事な手裏剣を荷物の中に忘れてしまったようだ。ダッシュで取りに戻り、ドタバタのまま競技がスタート!

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真剣なまなざしで手裏剣を投げ続けると……なんと、9投すべて的中! 合計59点をマークし、今のところ暫定1位という結果に! 直前はドタバタしたが、「こんなにウマくいったのは着物パワーのおかげね」と、明るい笑顔を見せる。

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20人のクノイチが一巡目を終えても、ダニエラさんは首位をキープ。
しかし、最後に登場したのは、手裏剣歴7年の日本人・網さん。3年前、初出場した大会でいきなり優勝を果たしたラスボスだ。
網さんは、武田信玄が信仰した大井俣窪八幡神社の石投げ神事を起源とする和伝流を学んでいるという。つまり武神館のダニエラさんにとって、強力なライバルなのだ。
この勝負、勝つのはどっち!?

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網さんは、淡々と棒手裏剣を投げ続け、確実に的に命中させていく。最後の9投目はほぼ中心部を射抜き、合計64点を獲得。これで網さんが首位に躍り出た。

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いよいよ運命の2巡目、ファイナルバトルだ! 首位の網さんとの差は、なんだかんだ5点。まだまだ逆転優勝のチャンスは十分にある。全力を尽くした勝負の行方はいかに……。

すべての競技を終え、閉会式の時がやってきた。女王戦の結果は……126点を獲得した網さんが優勝! ダニエラさんは115点で2位。点差が11点まで開いてしまったとはいえ、惜しい結果だった。
悔しさは拭えないものの、「めちゃくちゃ緊張したけど、普段通りにできた。まだまだ上には上がいることを知ることができて、スゴく嬉しい。次の大会に向けてもっともっと練習するわ!」と、すでに前を向くダニエラさん。その決意を聞けたところで、密着は終了。
ダニエラさん、アレックスさん、世界一を目指してリベンジしてね~!
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