【1年密着】日本の農業を学ぶ14人の軌跡…“農ガール”が11年後に激変!?:YOUは何しに日本へ?

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「8月10日だけに!ハートがドッキドキする大スターがゾックゾク登場SP」。あの世界的スターが続々登場する95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

【動画】日本の農業を学ぶ14人の軌跡…“農ガール”が11年後に激変!?&「孤独のグルメ」を愛するYOU

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(2015年8月24日放送)
日本各地のYOUが集まるイベントをガチ直撃する「イベントYOU」。
今回やってきたのは、人口約22万人、ホタルも生息する自然豊かな福岡市早良区。「オイスカ西日本研修センター」では、まもなく海外研修生入所式が始まるところだ。
集まったのは、インドネシアやカンボジア、中国、バングラデシュ、パプアニューギニア、フィジー、マレーシア、ミャンマー、モンゴルの9か国から来日した14人(男性8人・女性6人)。YOUらが学ぶのは、日本の農業技術だという。オイスカでは、アジア・太平洋地域から研修生を受け入れ、1年間にわたって集中して農業を学ぶ。宿舎で共同生活を送り、研修費は無料の上、生活費として月3万円を支給されるという。
それにしても、なぜ彼らは日本へ農業を学びに来たのだろうか?

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フィジーからきたルシさん(当時23歳)は、「ずっと続いてきた農業を絶やさないため、日本の技術を学びたいんです」とやる気満々。将来は、大きな農場を経営するのが夢だ。
フィジーで先祖代々受け継がれてきた農業だが、若い世代の農業離れが深刻な問題となっている。今や国民の約6分の1が観光業に従事しており、ルシさんの祖父までは農業を営んできたものの、父は配管業へ転職した。

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インドネシアからきたデアさん(当時22歳)は、2カ月間日本語を学んでから来日。
「将来、農業や日本語を勉強できる施設を母国に作りたい。時間管理がしっかりされた日本の風習も学びたいわ!」と目を輝かせる。一番好きな日本語は「おやすみなさい!」。明るい“農ガール”だ。
デアさんに、これから生活する宿舎も見せてもらった。2人1部屋、8畳の和室。
デアさんは7人兄弟の6番目で、父親は母国で小さな装飾店を営む。そんな親の経済的負担を減らすため、授業料のかからない研修生の道を選んだ。「農業は生きるための基本」と考え、将来はインドネシアの農業発展に力を尽くしたいという。
番組は卒業までの1年間、YOUたちの農ライフに密着することに!

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翌朝6時、農業研修と日本語の授業がスタート。“朝の行事”として始まったのは、啓礼・服装点検・点呼。きびきびとした動きで、まるで軍隊のよう。
続いては約1㎞のランニングと施設内の掃除だ。日本語を覚えるため、掃除中のBGMには懐かしのJ-POPが流れている。行事を終えたら7時に朝食、8時から農業実習、9時から日本語の授業、12時に昼食と予定はびっしり。

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実習では、講師の彦坂さんと共に施設外のかぼちゃ畑へ。これから行うのは“追肥(肥料を定期的にまき、土に栄養を与えること)”。こうした専門用語の意味がわからなければ、作業もはかどらない。そのためにも大切な日本語は、習熟度に合わせて初級/中級クラスに分かれ、1日約4時間猛勉強する。

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午後も予定はびっしり。昼食後、午後1時から授業、2時からぶどう栽培の実習を行い、すべてを終えたら敬礼で1日を締めくくる。
この後は6時30分から楽しい夕食と後片付け、8時からは唯一の自由時間があり、午後10時には就寝だ。
この日の夕食は、YOUにも大人気の和風カレーが登場。ルシさんは、「日本のカレーはめっちゃ美味いよ! 辛さがちょうどいいんだ!」と大汗をかきながら(笑)、いい笑顔を見せてくれた。

夕食がすんだら、みんなで入浴タイム。浴場では裸の付き合い。みんなで湯船につかったり背中を流しっこしたり、すっかり意気投合して大盛り上がり!

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自由時間になると、デアさんは部屋で机に向かい、日本語の自習を始めた。新しく覚えた言葉は、すぐに愛用のメモ帳に書き留めていく。日本語が大好きなデアさんにとって、自習も楽しい時間だという。もちろん他の13名も、それぞれ自習に励んでいた。

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3日目、みんなで向かったのは福岡の繁華街。カンボジア出身のヨンさん(当時25歳)、パプアニューギニアのディーさん(当時24歳)らは、いち早く家電量販店でデジタルカメラを購入。日本での研修の様子を撮影し、帰国後の資料にするためだ。
デアさんは人気メーカーの普段着を購入。それぞれ思い思いのショッピングを楽しんだ。

4日目は朝から大雨。風の音がうるさくて、デアさんは眠れなかったようだ。それでも、農業に休みはない。悪天候の中、いつも通り研修へ向かい、えんどう豆を収穫した。

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時は過ぎ、半年後――。
施設外の田んぼで、稲刈り研修が始まった。YOUたちの母国では手刈りが主流なので、稲刈り機を見るのも初めて。運転方法を教わると、さっそく実習に挑戦。
デアさんは、運転は簡単で面白かったと気に入った様子。一方のディーさんは、買ったばかりのカメラで動く稲刈り機を動画撮影。「母国で農業を始めたら購入したい」とテンションを上げる。
その夜は、この日収穫した新米が食卓に並んだ。自分たちで育てたお米の味は、とにかく最高だ。

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収穫した野菜は、近くのスーパーで販売も。この日は、当番のモンゴル出身・モギさん(当時25歳)が、日本での商品販売を学んでいた。
この販売研修は、研修生が交代で1人ずつスーパーを担当し、接客や商品の陳列や値付け、スーパーで販売する弁当や総菜の調理まで、ひと通り学ぶ。モギさんも値札を付けながら、楽しそうに作業する。
モンゴルのスーパーは日本とは違い、商品は全て店員の後ろに並べられ、お客さんは指差しで注文するスタイル。モギさんは、母国で日本式の店をやってみたいと夢を語った。

そんなモギさん、モンゴルの中心産業でもある農業を、大学で本格的に学んでいた。
卒業後は22歳で結婚し、愛娘のアミナちゃんを出産。モンゴルの農業技術を発展させるため、夫と2歳の娘を残して来日したという強者だ。
その夜は家族に電話をかけ、アミナちゃんとおしゃべり。週に1度の家族との電話が、心の支えになっている。

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これまで、5月にかぼちゃの追肥やえんどう豆の収穫、9月には農機を使った稲刈りやサツマイモの収穫など、一年かけて仲間と日本の農業を学んだ。
そしていよいよ研修最終日の朝6時、いつもの朝の行事を終え、修了式へ。
この1年間、毎日欠かさず続けてきた日課も、この日が締めくくりだ。会場には研修生たちと交流してきた地域の方々など、約200人もの出席者が集まった。

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女性陣は日本の着物姿で入場、一人一人卒業証書を受け取った。そしてお世話になった方々への感謝と14人全員の再会を祈って、日本の歌を大合唱。みんな卒業おめでとう!

帰国の日、後に帰国するモギさんが、同室で衣食を共にしたデアさんを涙ながらに見送った。こうして一年間の研修が幕を閉じたところで、密着終了!

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あれから11年――デアさんの生活は激変していた!
帰国後に結婚し、2児の母に。自分の畑にも、日本で学んだ「苗床」の技術を取り入れたそうだ。
そしてなんと、日本語学校の教師にもなっていた! 日本で働きたいYOUのため、面接指導も行っているという。あの頃の夢を叶え、日本とインドネシアの架け橋となって大活躍していた。
いつか家族で日本に遊びに行きたいなと夢を語るデアさんをはじめ、総勢14人のみなさん。これからも農業を頑張ってね!
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