「お前が買え!」父の一言で購入した置物…まさかの鑑定結果にスタジオ騒然!:開運!なんでも鑑定団

11月3日(火・祝))に放送した「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜 夜8時54分)。明治時代の超絶技巧が光るお宝に、驚きの鑑定額がついた。

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依頼品は、「芝山細工の置物」。
依頼人は、代々宮大工を家業とする男性で、この道約60年の大ベテラン。
今回のお宝は、約40年前、骨董好きだった父のもとに骨董商が持ち込んだもの。見事な作りに父と2人で盛り上がっていたところ、突然父から「お前が買え!」と言われ、150万円という大金を出して購入することになったという。

芝山細工は、江戸時代後期に考案された装飾技法。加工した貝や象牙、珊瑚などを漆塗りの面に嵌め込み、立体的な模様を表現するのが特徴だ。

1859年に横浜が開港すると、外国人貿易商の目に留まり、欧米から注文が殺到。「東洋のモザイク」と呼ばれ、珍重された。しかし、関東大震災や横浜大空襲によって職人が離散し、次第に衰退。現在、この技術を継承する職人はわずか数名となっている。

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改めて依頼品を見てみよう。
高さは約50cm。一番下では3頭の象が全体を支え、中央の球体の上には銅製の鷹が羽ばたいている。

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球体には6つの窓が設けられ、白蝶貝や着色した象牙、珊瑚を用いて、花鳥図や花籠図が立体的に表現されている。

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さらに窓の周囲には、金属の素地にガラス質の釉薬を焼き付ける「七宝」の技法で、花や蝶の文様が施されている。

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ただし、上部の鷹が外れかけていたため、依頼人が自ら接着剤でくっつけてしまったという。

本人評価額は、購入時と同じ「150万円」。

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鑑定結果は…なんと500万円!

鑑定を担当した「瀧屋美術」取締役・森岡宏晃氏によると、依頼品は素晴らしい芝山細工の名品。当時の貿易会社が輸出用に作らせた作品だという。

「花びらには白蝶貝、葉や枝には着色した象牙、鶏のトサカや花籠の房には珊瑚を使うなど、それぞれの素材の質感や光沢を緻密に計算して作られています。特に、球体の曲面に象嵌を施すのは非常に難しい技法で、実に手の込んだ作品だと思います」(森岡氏)

この結果に、依頼人は喜びの笑顔を見せた。
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