「二軒目どうする?」の飲み屋に行ってみた!VOL3@上野:畳の席でほっこり「北畔」
松岡昌宏と博多大吉(博多華丸・大吉)が美女と酒を酌み交わす「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(毎週土曜日深夜0時50分~)。毎週酒好きにはたまらない名店が登場する。そこで「テレ東プラス」の記者が、番組に登場したお店を訪問し、その魅力を紹介。番組内で2人がうなったおすすめの1品などを徹底レポートします!
今回記者が訪れたのはやってきたのは観光客がひしめく東京・上野。上野動物公園にアメ横など観光スポットがずらり並ぶ上野で"行ってみた!"シリーズを展開。

'17年10月14日放送回で2人が訪れたのは、昭和の香りただよう「北畔(ほくはん)」。昭和34年に創業したみちのく料理店で、初代女将さんの阿部なをさんは人形作家であり料理研究家。現在は阿部かよ子さんが、女将としてお酒とともに四季の素材を堪能できるお店を受け継いでいる。ちなみに、番組で松岡は中学時代、アメ横には「井ノ原(快彦)とアメ横にハーレーの帽子を買いに来た」と明かしていた。

JR上野駅中央改札口を出て歩いて3分。昭和の雰囲気漂うお店がひょっこりと顔を出す。中に入るとカウンターの雰囲気も抜群。優しい店員さんの後をついて奥へ進むと、奥座敷へと案内される。

畳の席でほっこりできるのは日本人ならでは。寺山修司や石坂洋次郎ら多くの文化人が訪れた雰囲気を体感できる。早速、松岡が注文していたビールと「酒の盃盆」、そして北畔オススメのメニューである「早摘みワカメのしゃぶしゃぶ」を注文。

まずはビールをごくり。くぅ~、しみる! ここまでは、どんな居酒屋さんでも変わらない。さぁ、ここからが本番。松岡が顔をほころばしていた料理が本物かどうかを確かめてみたい。

こちらが「酒の肴盆」。7種類もの手の込んだ前菜が楽しめる贅沢な一品。最初に味わったのは、カニ味噌と畑のキャビアともいわれるとんぶり。



ホウキグサを加工したとんぶりは、まるで魚卵に似た触感。プリプリした歯触りとカニ味噌の海の香りが口の中いっぱいに広がる。少し甘く煮つけてあるバイ貝に、鰊の切りこみも絶品。「酒、何杯いけるんだろう」という松岡がぽろりと発した言葉に納得するしかない。
ほかにも野菜の煮びたしやしらたきのたらこ和えなど、海と山の幸がいっぺんに楽しめる「酒の肴盆」は、これ以上ない酒の肴といえるだろう。
ここで店員さんに、どんなお客さんが多いかと聞くと「やっぱり、サラリーマンの方が多いですね」と答えてくれた。年々、外国人の方が増える上野。しかし、北畔では昔と変わらない雰囲気と味を求め、1日の癒しを求めたお客様が多く訪れるという。
そして2品目が「早摘みワカメのしゃぶしゃぶ」。今の時期のみ柔らかいワカメの茎をしゃぶしゃぶで味わえるという季節料理。3月中ごろから4月中旬までしか食べられない、なんとも豪華な一品。

北陸産のワカメとカキ。このカキの大きさもびっくり。さらに豚肉、しめじ、春菊、菜の花、水菜、セリが彩られている。そしてワカメの太い茎を湯にくぐらせると、鮮やかな深緑に色が変化。しばらく湯につけて、口に入れるとほんのりとした甘さとワカメの野性味あふれる海の味が舌を刺激する。やばいほど、うまい!

もう箸が止まらない。北陸産のカキもミルキーで言うことなし。しゃぶしゃぶの湯も出汁が効いており、何もつける必要がない。素材のうまさを引き出している感じだ。
最後は店員さんがタイミングよく入ってきて、締めの雑炊を勧めてくれる。「やっぱり雑炊にするお客様は多いですね」と語る店員さん。これは頼まないわけにはいかないだろう。
足し湯し、沸騰した後、麦飯を入れ、よくといた卵の半分を雑炊に入れる。ほどよく固まってきたところに、残りの卵を入れ完成。ほわっとした湯気の下に、なんともおいしそうな雑炊が顔をのぞかせる。

素材の味がしみ込んだ雑炊は極楽気分。お酒とともに味わえる締めの一品として、これ以上のものはなかなか食べられないと断言できる。

目印は店の前につるしてある伊奈かっぺいさんが描いたちょうちん。懐かしさの漂う店内で、みちのく郷土料理をぜひ楽しんでほしいお店だ。
【北畔】
住所:東京都台東区上野6-7-10
電話:03-3831-8759
営業時間:17:00~22:30(LO22:00)
休日:日曜・祭日・8月のみ土曜

