激辛マニアもうなる! 幻の野菜「内藤とうがらし」を食べにいく

江戸時代にブームとなるものの絶滅してしまった幻の野菜「内藤とうがらし」。
その内藤とうがらしが平成の世にカムバック。生まれ故郷の新宿では内藤とうがらしを新宿の名物として復活させようと、イベント開催や苗の育成といった取り組みを行っています。
また飲食店では内藤とうがらしを使ったメニューも提供しているんです。今回はそんなレストランのひとつである「ばさら」へお邪魔してきました。
いざ新宿へ!

JR新宿駅から歩くこと15分。
新宿一丁目はかつて、内藤とうがらしの畑があったエリアです。

そんな内藤とうがらしの故郷で営業している「ばさら」。
こちらのイタリアンレストランでは内藤とうがらしを使ったメニューを提供しています。

オーナーシェフの木瀬史郎さんに内藤とうがらしについて聞くと、
「内藤とうがらしの特徴といえば"旨み"と"辛み"と"香り"と三拍子が揃っていること。特に香りは秀逸。上品でいながら繊細さが感じらます。品質も素晴らしいです」
とのこと。
調理をしていると刺激的な香りが厨房に漂ってくるそうです。
内藤とうがらしを使った牛スジ煮込みを実食

内藤とうがらしを使った人気メニュー「和牛スジ煮込み チーズ乗せオーブン焼き」(980円+税)が登場です。
ニンニクと内藤とうがらしをオリーブオイルでいため、そこにやわらかく煮込んだ牛スジをあわせ、さらにトマトソースで煮込む。手がかかっていますね。
ほのかに香るスパイシーな刺激臭が食欲をそそります。

食べてみたところ、ビリビリ! 口に強烈な辛さが直撃!
約5グラムの内藤とうがらしを使っているそう。
トマトと牛スジの味を引き立てつつ、うまみもある辛さ。舌に残るピリピリをチーズがまろやかに包みます。
さりげなく料理を引き立てる名わき役・内藤とうがらし。アカデミー賞助演男優・女優賞をさしあげたいところです。
しかし...辛い。辛すぎる(汗)。
木瀬さんによると激辛マニアは内藤とうがらしの辛さに大喜びなんだそうです。
舌を直撃する辛さは強いけれど、飲み込んでしまえば不思議と尾を引かない。
恋愛に例えるなら、「激しい恋だったけれど後腐れのない別れ」でしょうか。

江戸時代にブームとなった内藤とうがらし。幻の野菜を食べてみたところ、その味は上品な香りとビリビリ強烈な辛さを持つとうがらしだとわかりました。
食べていると、江戸庶民も汗を流しながら内藤とうがらしを食べていたんだな、とノスタルジックな気分に...。
江戸時代と平成が400年の時を超えて、繋がった瞬間です。
現代に甦った内藤とうがらし。ぜひ一度、その上品な辛さを実感してみてください。
【取材協力】
「ばさら」
住所: 東京都新宿区新宿1-27-2 ルミエール御苑
営業時間:(ランチ)月~金 11:30~15:00、(ディナー)月~日17:30~24:00
定休日:無※日曜に不定期で休む場合あり。
連絡先:03-3356-3813