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変わりやすい春の天気の読み方とは?〜気象予報士・わぴちゃんに聞く!〜

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テレ東

2018.4.1 なないろ日和!

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寒い日や暖かい日を繰り返す「三寒四温」が続く、春先の天気。突然夏日があったり、コートが必要なくらい寒くなったりで、この時季、洋服選びや体調の変化などに悩まされる人も多いのでは? 自然現象をコントロールすることはできませんが、天気のメカニズムを知ることで、少しでも対策できたらうれしいですよね。


そこで、毎回さまざまな専門家がレギュラー出演している生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月〜木曜日 午前9時28分〜放送中)にも時々出演し、乙女チックで明るいキャラクターでじわじわ人気を集めている、気象予報士・わぴちゃんに春の天気を読み解いてもらいました!


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変化しやすい気圧と体調の関係


昔から「春眠暁を覚えず」というように、春の天気は体調に影響を与えやすいイメージ。そのメカニズムのヒントは、気圧などの急な変化にあるようです。


「天候と体調の相互関係についてはまだ解明されていないことも多いのですが、気圧や気温が急に変動したときに、自律神経などが反応するのではないかと言われています。それを研究する"生気象学"という学問もあるんですよ。


体調には低気圧が関係するともいわれますが、実は"何ヘクトパスカルから低気圧"という明確な基準はないのです。周りの地域と比べて気圧が高いか低いかで決まる相対的なもので、周囲の地域が1010ヘクトパスカルで、自分がいる地域が1000ヘクトパスカルだったら低気圧となります。


気圧の流れは天気図を見ると分かります。基本的に天気は西から東に変わるので、自分の住んでいる地域の西側に低気圧があったら、これから低気圧がくるという目安です。また、特に気をつけたいキーワードは、『台風』『寒冷前線』『低気圧が急発達』『天気の急変』など。台風接近時は数時間のうちに30ヘクトパスカル以上も気圧が下がることもしばしばで、かなりの変動といえます。寒冷前線は、暖かい空気と冷たい空気の境い目で、冷たい空気が押し寄せる先端。だから寒冷前線が通るときにガクッと気温が下がり、風向きや気圧も急に変動するのです」(わぴちゃん、以下同)



花粉が舞うと太陽に虹の縁取りが現れる!


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この時期、悩まされている人が多い花粉。毎日の花粉の量の変化は、やはり天気と関係しているようです。


「花粉が飛ぶには決まった条件があります。それは、"雨上がり""風が強い""気温の急上昇"の3つ。これが揃うと花粉は一気に飛びます。太陽を見上げると、その日の花粉の状況を知ることもできますよ。太陽が虹のようなもで囲縁取られることがあって、これがくっきり見えれば見えるほど、花粉が飛んでいるんです。これは"花粉光環"と呼ばれています。同じ花粉が飛んでいる日でも、風向きによって感じる度合いが違うかもしれません。杉林がある場所の風上だと少し穏やかで、風下だとひどく感じるのではないでしょうか。気になる人は、お出かけ前に天気予報で風向きもチェックしてみてくださいね」


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衣替えにぴったりの時期はいつ?


半袖で出かけられる日もあれば、上着が必要になる日もあって、クローゼットの中で季節が入り乱れる春先。すっきり片づけてしまいたいけれど、ちょうどいいタイミングはいつなのでしょうか。


「春先など季節の変わり目というのは、空気が入れ替わるタイミンです。北の冷たい空気と、南の温かい空気がせめぎ合っている段階で、そこに低気圧ができると、反時計回りに空気をかき混ぜます。その影響で温かい日と寒い日が繰り返されながら春になっていくのです。最後の寒さのサインを見極めるのは、なかなか難しいですね。桜が咲く時期は"花冷え""花曇り"という言葉もあるくらい寒くなるもの。さらに"八十八夜の別れ霜"という言葉もあって、5月2日頃までは、朝に霜が降りる可能性もあるから、農家の人は気をつけなさいという意味なんです。それを考えると、冬物を完全にしまうのはGWあたりがいいでしょうね」



春の紫外線は真夏と大差なし!すぐに対策を


天気がいい日が続くと気になるのが紫外線。春は夏ほど気温が上がらないせいか、油断する人も多いようですが、実は紫外線の量は夏と変わらないそう!


「6月22日頃の夏至は、1年中で昼がいちばん長くて紫外線がたくさん降り注ぐ時期になります。でも、実は4〜5月でも、それに近いくらい太陽の光が降り注ぎますし、晴れる日が多い。その量は7〜8月と大差ありません。夏のお出かけだったら紫外線対策をする人でも、春だと気を抜いてしまいがちです。4月でも8月と変わらないくらいの紫外線だということを再認識して、しっかりと対策したほうがいいでしょう。ちなみに冬でも雪の日は要注意。特に雪が降ったあとは、照り返しで四方八方から紫外線がやってくるので気をつけてください。曇りの日も紫外線はかなり降り注いでいるので、気になる人は、年中対策をするほうがいいですよ」



今後の気温を知るのに風向きもポイント


天気を読み解くポイントの中では隠れた存在ながら、大きな指針となる「風向き」。その読み方とは?


「その日の天気を知るには、空や風の変化を見ます。雨や雲の状態が分かる気象レーダーは、ネットやアプリでも見ることができますよね。雨雲の様子を見れば、10分後に雨が降るということも分かります。あまり注目されないポイントとしては、風向きもけっこう重要です。たとえば関東地方だと、北東や東から風が吹いてくると曇って寒くなります。北西や西の風が吹いてくると、関東の天気は回復傾向。ただ、北西や北の風は日本海側に雪を降らせる風で寒気も連れてきちゃうので、寒くなるかもしれないなぁ、ということが分かります。最近のケータイには方位磁石が入っているらしいので、それを使って風向きを調べてみるのも面白いかもしれませんね。私はガラケーなんですけど(笑)」



春は雹(ひょう)の季節?


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春の天気の密かな名物として、実は雹(ひょう)が挙げられると語るわぴちゃん。いわれてみれば、俳句の季語にもなっている春の雹ですが、実際に遭遇すると危険です。その対策方法について聞きました。


「雹は、1年の中でも5月頃がいちばん多いんです。雷雲が発達すると雹が降ります。真夏も雷はゴロゴロとなりますけど、気温が高いので雹が溶けちゃうことが多いです。でも4〜5月頃は、空の上のほうの気温がそこまで上がらないので雹が降ることが増えるんですね。雹は傘で防げるものではないし、降る時間は5〜10分と短いので、降ってきたら速やかに頑丈な建物に避難してください。ガラスを割って入ってくる可能性があるので、窓際は避けたほうがいいですね。雹が降るときには、竜巻にも注意が必要です」


移ろいやすい春の天気も、さまざまな条件が重なることで必然的に起こっている現象だということがわかりました。天気予報をチェックするときは、気温や降水確率など一点だけを気にするのではなく、気圧や風向きなど全体を見ることで、天気の大きな流れを見てみましょう。自分で天気を読めるようになると、気まぐれな天気も、楽しく観察できそうです。


取材協力:わぴちゃん(岩槻秀明) 気象予報士であると同時に、自然科学系ライターとして自然に関する執筆活動を行なっている。著書に「散歩の雲・空図鑑」(新星出版社)、「散歩の花図鑑」(新星出版社)などがある。


オフィシャルHP「あおぞらめいと」http://wapichan.sakura.ne.jp/

※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。

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なないろ日和!

なないろ日和!

薬丸裕英と香坂みゆきのMCでお送りする生活情報番組!ともにアイドル、そして今は良き父親、母親になっている両氏ならではのトークをリラックスしてお楽しみください!

放送日時:テレビ東京系列 毎週月曜~木曜 朝9時28分

出演者

薬丸裕英、香坂みゆき、山内乃理子 他

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