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今からだって遅くない、山デビュー! ネイチャーガイド・橋谷晃が初心者に教えるトレッキングの基本

ライフ

テレ東

2018.6.3 なないろ日和!

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木々の緑も濃くなり、爽やかな風が吹くこの季節こそトレッキング(山歩き)を始めるにはベストシーズン! ちょっと山に行ってみようかな......と思いつつ、最近運動をしていないし体力が心配、どんな準備が必要なのか分からないと躊躇していませんか?


生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木曜日 午前9時28分~放送中)では、さまざまな専門家がレギュラー出演。番組で季節ごとの山歩きの楽しみ方を教えてくれるネイチャーガイドの橋谷晃さんに「初心者に教える山歩きの基本」を伺ってきました。


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トレッキングは修行じゃない! 目的は"山を楽しむ"


マイナスイオンたっぷり、木々の香りを感じながら山歩きがしたい! でも何がしたらいいか分からない。そんな初心者はまずは何から始めるべきなのでしょうか。


「"トレーニング"も"心の準備"もしなくていいんですよ。トレッキングは『すごく頑張らなきゃ』とか『大変だろうな』というイメージがあると思いますが、そうじゃない。例えば1時間のコースを3時間かけたっていいですし、3時間のコースでも途中で折り返したりして短いところからはじめればいいんです。目的地に行くというよりも、そのプロセスを楽しもうという気持ちで歩いていただければ、きっと山歩きを好きになるはず」(橋谷さん、以下同)



"楽"をするためのトレッキング三種の神器


トレッキングに必要な装備や道具、最初から全てそろえるのは難しいですね。初心者が最低限そろえるべきものは何でしょう。


①トレッキングシューズ


【選ぶポイント】
・目的に合ったもの。
・必ず専門店で店員さんに相談すること。


「一番大事なのは靴です。スニーカーではなくトレッキングシューズを用意してください。舗装してない道やアップダウンのある道を歩くと明らかにその違いが分かります。


トレッキングシューズの中でも硬さや足首の深さなど色々ありますが、アップダウンの差がどれくらいの場所に行くかによって変わってきます。初心者が行くゆるやかなアップダウンの場所なら、足首がわりと浅くて全体が柔らかく作られているものを選んでください。


専門店で店員さんに"初心者"で"ハイキングに行く"など目的を伝えていただければ、きちんと適切なアドバイスしてくれますよ」


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②バックパック


【選ぶポイント】
・ハイキング用。
・サイズが大事! 肩と腰の2点で重さを背負えるもの。


「これもハイキング用に作られたものを選びましょう。旅行用に作られたものは、手に持っても肩にかけてもいいという構造のため"背負うこと"を専門に考えて作られたものではないので、ハイキング用のバックパックの方が同じ重さのモノを入れた時に楽に感じます。


自分の体にあった、肩だけではなく肩と腰の2点で重さを背負えるものを選びましょう。これも、靴と同様に専門のショップで店員さんに相談すれば、ちょうどいいものを選んでもらえますよ」


また、荷物の入れ方にもプロの技が。軽い物を下に、重いものを上に入れるのがポイント。


「理論的には肩甲骨のあたりに重心がくれば軽く感じるとされています。予備の衣類を下の方に、水やお弁当は必ず出すので上の方に置いてください」


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③雨具


【選ぶポイント】
・防水透湿素材。
・上下で2万円くらいのもの。
・明るく目立つ色。


「雨具は、防水透湿素材(水は通さないが湿気は通す)のものを選んでください。雨は通さないけれど、汗の蒸れは抜けていきます。


上下で2万円くらいの、ある程度いいものを選びましょう。湿気を通さない雨具は内側が汗で濡れるため防水した意味がないので、結局買い替えたくなるんです(笑)。無駄になるので最初からいいものを買ったほうがいいです。寒くなった時には防寒具としても使えますからね。


明るい色のものがいいですね。非常時には目立つし、雨の日は気持ちも落ち込むので『これを着られるんだったら、雨降ってもいいかな』と思えるような気に入ったデザインのものがいいですね」


また、服装については、デニムは汗で濡れると生地が固くなって歩き難くなるので山歩きにはNG! ストレッチするポリエステルやナイロン素材のズボンや、ジャージが実用面では◎。山ガールの定番、機能性タイツ+スカートは、「機能的です! 山の中でトイレに行きたい時もスカートで隠せますから」とのこと。


「お金をかけるところはかける! この三種の神器はケチらないほうがいいです」とプロならではのアドバイスをいただきました。



これだけは必ず持っていこう!


靴・鞄・雨具以外にも、必ず用意するべきグッズを紹介していきます。


◆紙の地図&方位磁石
「スマホの山歩きアプリも便利ですが、電池が切れたら終わり。紙の地図と方位磁石をセットで持っていきましょう。登山マップなど市販されているものは濡れても大丈夫な素材でできています」


◆LEDのライト
「手持ちでも構いませんが、できることなら両手が開くヘッドランプ型で、長持ちするLEDのライトを。使わない方がいいものですが、万が一のため、絶対に持っていってください」


◆飲み物
「最低500mlの飲料水。カフェインが入っているものだと、お手洗いが近くなるので避けた方がいいでしょう。汗をかくことによる塩分不足は筋肉の麻痺=足がつる原因になるので、スポーツドリンクなどもいいですね」


◆お菓子
「小腹がすいた時用に、糖分をとるお菓子を。少しだけ多めに持っていくと、それが非常食にもなります」


◆防寒着
「標高が100メートル上がると気温が0.6度下がります。1000メートルの山に登ると6度違う。今いる場所と頂上ではどれだけ温度が違うのかを考えて、もう1枚着るもの=防寒具を用意してください」


この他にも非常用の絆創膏や傷を洗い流せる水を用意したほうがよいそうです。


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これだけは守ろう!トレッキングの基本


初心者は参考コースタイム×1.5倍の時間で計算


さぁ、道具もそろいました! いざ山へ! ......の前に準備することがあります。それは、自分がどのコースを行くのかをしっかりと頭にいれておくこと。


「歩くコースがどういうコースなのか、どれくらいの時間がかかるのか、上り下りの高さの差はどれくらいあるのか、分岐がどこにあるのかこれは必ず調べておいてください。


まずは最終目的地に何時に到着するかを決めて、ここは何時に通過、山頂は何時に降りるなどタイムリミットをポイントごとに逆算してください。初心者は参考コースタイム1.5倍で計算してください。余裕を持っていれば、誰かがバテてしまうなどちょっとしたアクシデントでもカバーしやすいし、短い方のコースにしようね、と変更することもできます」


迷ったら 「元に戻る!」が原則


「迷った時の行動の原則は、必ず"元に戻る"! ここまでは間違ってなかったというポイントに戻ってください。一番やってはいけないのは、『こっちに行けばいいはず』と感覚で動くこと。また、沢に迷いこんだら、『そのまま下っていけば集落があるよ』なんて、のんきに下っていったら滝で進めない!ということも。とにかく、迷ったら元に戻る!が基本です」


橋谷さんのアドバイスを参考に安全で楽しい山歩きを楽しんでくださいね!


取材協力:橋谷晃さん。ネイチュアリング・スクール「木風舎」の代表。『中央線で行くハイキング&山歩き』(監修、コスミック出版)、『チャレンジ!ホビー あなたもこれから山ガール』(監修、NHK出版)、『ネイチャースキーに行こう』(スキージャーナル)、『トレッキングのABC』(山と溪谷社)など著書多数。NHK BSプレミアム『にっぽん百名山』シリーズなどテレビ・ラジオなど多数出演している、山歩きのエキスパート。


オフィシャルHP http://www.mokufusha.com/


橋谷晃さんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜日午前9時28分からのOAも要チェックです!

※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。

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なないろ日和!

なないろ日和!

薬丸裕英と香坂みゆきのMCでお送りする生活情報番組!ともにアイドル、そして今は良き父親、母親になっている両氏ならではのトークをリラックスしてお楽しみください!

放送日時:テレビ東京系列 毎週月曜~木曜 朝9時28分

出演者

薬丸裕英、香坂みゆき、山内乃理子 他

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