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テレ東
毎日食べる「ご飯」、おいしいお店を紹介するグルメ番組は沢山あるけど、実際は一体どんな人がどんなものを食べているのでしょうか? ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉に、リポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分~)。時には観光スポット、時には田舎、そして地元の駅前や商店街など、芸能人や番組スタッフが様々な場所へ旅をしながら、その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。
9月7日(金)の放送は、高知県高知市で昼めし旅! 高知といえば、坂本龍馬や中岡慎太郎をはじめとした、激動の時代を生きた幕末の志士を輩出した街。明治維新から150年、その偉人たちの子孫が今でも市内に住んでいるそう。そこで今回は幕末の志士たちの子孫を探しつつ、リポーターの石田靖さんがご飯調査します!
あの維新志士の末裔が開くカフェ!?
出発地は龍馬像のある桂浜。
台風が近づいており、地元のお土産屋さんにもお客さんの姿が見当たりません。
情報を集めるうち、坂本龍馬の末裔がいるかも?という有力情報を得て、「本家才谷屋竜馬会事務局」なる看板を掲げる喫茶店を発見。「才谷屋」は坂本龍馬の本家の屋号で、龍馬自身も「才谷梅太郎」と名乗っていたことがあるそう。中に入ると、「才谷屋の子孫なんです」と名乗る、柳原昌子さんに出会いました。龍馬の直接の子孫ではありませんが、龍馬と才谷屋の八兵衛が二従兄弟という血縁関係にあるとか。
「ひいおばあちゃんが、龍馬が脱藩する晩に会った」と貴重なエピソードを話してくれた昌子さん。「才谷屋の隣が龍馬の家で、預けてあった刀を取りに来た龍馬に『遅いから明日出直して』と言ったその晩に脱藩した。ひいおばあちゃんは亡くなるまで『あのとき刀を渡してやればよかった』と言い続けていた」と初公表の事実も!
衝撃の歴史的事実を聞いたところで、早速いつものアレを...。
「今日の昼ご飯、見せてくださ~い」
「天ぷらの天ぷら」という気になるワードが出て、交渉成立!
高知ではさつま揚げのことを天ぷらというそうで、昌子さんはこれをもう一度揚げて「天ぷらの天ぷら」にするそう。さつま揚げは二度揚げすることで香ばしさが増し、食感がふっくらするんです。
仏手柑という柑橘類の一種を絞っていただきます。
こちらは昌子さんの子どもたちも大好きな一品だそう。
ちなみに3人の子どもは「みんな脱藩して東京に行った」と独特の表現(笑)。
ごはんだけでなく、初公開の歴史的エピソードまで、ありがとうございました!
土佐の郷土料理に舌鼓!
続いては、龍馬が高知を出たときに通った脱藩の道がある梼原町で、番組スタッフがご飯調査。
この町は、標高1450mに広がる四国カルストなどの名所があり、ハイキングコースとしても人気があります。
龍馬が通った脱藩の道は、全長170キロの道。ハイキング客がなかなか見当たらず、町中に戻ります。
地元住民を支える橋詰酒店のおかみさんに出会いました。
ここは、近くの廃校を利用した合宿所の利用者にご飯の仕出しもしているということで、ちょうど高知女子大の生徒たちにご飯を作ったところでした。そこで例のお願いを...。
「今日の昼ご飯、見せてくださ~い」
もちろん快諾! 早速見せてもらうことに。
合宿料理の定番でもあるナスのタタキを作ってくれました。
ナスを揚げて薬味を載せれば完成。
イタドリの煮物も並びました。
地元の学生たちに愛される、土佐の郷土料理が完成です。
これからも、地元に愛されるお店&仕出しを続けてくださいね!
「テレ東プラス」では、毎週1回、「昼めし旅」から学べるまかない飯を紹介していきます。ルーティーンばかりで昼飯、夕飯に悩んだら...ぜひ一度、「昼めし旅」をのぞいて見てくださいね。