ブラジルからやって来たガラス工芸家が見つけたニッポンの魅力とは
「日本に住む」ことを選んだ外国人にスポットをあてる「ワタシが日本に住む理由」(毎週月曜夜9時~)。伝統文化や伝統工芸、四季折々の光景、和食の味、日本人の性格など、日本人が気づかないニッポンの魅力を、彼らの生活ぶりとあわせて紹介します。
11月19日(月)の放送に登場したのは、ブラジル・バイーア州出身のソウザ・ムリロさん(37歳)。子どもの頃からものづくりが得意だったソウザさんは現在、千葉県鴨川市でガラス工芸家として作品を作り続けています。
日本在住13年のソウザさんが故郷のブラジルと重ね合わせながら、日本の"いいところ""不思議なところ"を教えてくれました!
鴨川シーワールド
「生き物が自然の姿で見られるから楽しい!(シャチのジャンプを見ながら)Wow!」「形とか目の動きとか、(ガラス工芸で)リアルな作品を作るために勉強しています」(ソウザさん・以下同)

浜辺
「日本のビーチはゴミが捨ててなくて綺麗にしている。ゴミを拾って持ち帰ったり、子どもの頃から教えられている。日本の美しい部分ですね」

豆腐
小腹が空いた時に食べるのが豆腐。お気に入りのおぼろ豆腐をつまみながら「醤油をかけると豆の味が感じられない。やっぱり何もかけないで食べると一番美味しいです」

お年寄り
86歳で畑仕事をするご近所さんとはお裾分けをしあう仲。「働き者で素晴らしいです。昔のことも聞かせて頂いていろいろ勉強できます」

おらが丼
「おらが丼」は、町おこしのために地元の38店舗がそれぞれ独自のメニューを考案。「地元の人が作ったものを日本は大事にしていますね。それがけっこうすごいなと思います」

鴨川市
住み始めて9年になる鴨川市について「大好きですね。鴨川はワクワクすることがいっぱいありますから」とソウザさん。高台の上から前原海岸を眺めて「鴨川はすごく故郷に似てるんだよね。特にバイーア州に似てて、ここに来るとスゴく癒やされる」


ストリートファイター
1981年生まれのソウザさんが子どもの頃に触れた日本文化はゲームの「ストリートファイターII」。「(エドモンド)本田という相撲戦士をいつも使っていました」

刀鍛冶
高校時代、兄が借りてきた日本映画の時代劇を見て「刀を作るシーンとか、職人がていねいに作っていくことが素晴らしいと思いました」

味噌汁
2004年にブラジルで妻・美和子さんと結婚したソウザさんは2005年に初来日。義父母との会食の席で出された味噌汁に困惑したとか。「(困ったのは)味じゃなくて蓋の開け方です。『どうすればいいですか? 開かないんですけど...』と妻に相談しました(笑)」

ガラス細工
横浜の町工場で働き始めたある日、見かけた雑誌で一目惚れしたのがガラス細工。「吹きガラスとか切子とかトンボ玉とか、とにかくガラスという素材を知りたくていろいろな体験教室へ行きました」というソウザさん。その後、およそ15万円を捻出して道具のバーナーを購入してガラス細工をスタートさせることに。

自動販売機
日本に来て驚いたのが街角にある自動販売機。「ブラジルだとこういうものは盗られたりする。日本が安全だからこそ置いてあるんじゃないかな」とソウザさん。さらにカップ麺の自動販売機を見つけて「ブラジルでもラーメンが流行っているけど、まさか自動販売機で買えるなんて(笑)。テクノロジーが進歩しているし、発想力が素晴らしいですね」

鯨カツカレー
大好物だという鯨のカツを乗せたカレーライスを頬張りながら「独特で不思議な味だね。(カレー好きな)日本人の気持ちがわかりました」

棚田
美しい棚田で知られる大山千枚田の風景を前に「季節が変わる時に景色も細かく変わっていく。ブラジルは雪が降らないから、冬景色がやっぱり一番大好き」

蘭
鴨川でオリジナルの蘭を開発している大葉蘭園を訪問したソウザさん。園主・大場良一さんが手がけた蘭を見ながら「大場さんは細かいところまで花を大事にしている。今まで見た蘭とは形が全然違う」と語り、自身のガラス工芸でも創作意欲に刺激を受けているそうです。

山里の眺め
ソウザさんが「日本の好きな風景」として紹介してくれたのは、深まりゆく秋を映す山里の眺め。「山があって田んぼもあって家もあって、とても綺麗な景色だと思います。自然とともに暮らしているという感じがします」

ソウザさんが好きな日本...いかがでしたか。「ワタシが日本に住む理由」では、これからも外国人の目から見た"ニッポンの魅力"をたくさん紹介していきます。
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