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交通事故死より4倍多い! 冬場に多発する「ヒートショック」の予防と対策

ライフ

テレ東

2018.12.9 なないろ日和!

交通事故死よりも4倍も多い、ヒートショック死をご存知ですか? ニュースなどで耳にすることはあるけど、詳しくは知らない...という方も多いのではないでしょうか。


今回は、さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時28分~放送中)から、東京都市大学教授で温泉療法専門医の早坂信哉先生が登場。「ヒートショックの予防&対策」についてお話を伺いました。


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「ヒートショック」ってなに?


「ヒートショック」とは、急激な温度差により血圧が大きく変化することで、失神、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼす要因となります。家庭内ではお風呂場やトイレなどで発生しやすく、事故の大半が気温の低い冬場に起こっています。


年間およそ19,000人(注1)ものがヒートショックなど入浴に関する事故で死に至ったと推計され、その人数は交通事故の死亡者数よりも4倍も高いとのデータが出ているそうです。


注1:厚生労働科学研究費補助金 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究 平成25年度総括・分担研究報告書 研究代表者 堀 進悟


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「ヒートショック」危険度チェック!


冬の身近な恐怖「ヒートショック」について理解したところで、普段の行動から危険度をチェックしてみましょう。


ヒートショック危険度チェック!


1. 一番風呂に入ることが多い
2. 42℃以上の熱いお風呂が好き
3. 飲酒後に入浴することがある
4. かけ湯はさらっと2杯程度
5. 家族に何も言わずお風呂に入る


5つの項目のうち、ひとつでも当てはまれば注意が必要。では、具体的には、どのように予防、対策すればいいのでしょうか。

「ヒートショック」5つの対策


【対策1】脱衣所と浴室は20℃以上、リビングとの温度差は5℃未満に!
「"一番風呂"は、まだ浴室が温まっていない状態で入浴することになるので、ヒートショックを起こしやすくなります。
重要なのは、原因となる急激な温度差をなくすこと。入浴前に、浴室暖房を利用したり、2~3分シャワーを高い位置からかけたり、湯船の蓋を開けたりすることで、脱衣場と浴室の温度を上げておきましょう」(早坂先生、以下同)


【対策2】40℃のお湯に10分!
「熱いお湯に入ると、交感神経が刺激されて血圧が上がるので避けましょう。また、42℃の熱いお湯と40℃のぬるいお湯では、ぬるいお湯の方が保温効果が続くという研究結果が出ています。40℃のお湯に10分程度つかることをオススメします」


【対策3】飲酒後の入浴は低血圧に繋がるのでNG!
「飲酒により血管が広がるので血圧が下がります。さらに入浴により血管が広がり、さらに血圧が下がります。これは低血圧に繋がるので、飲酒後の入浴は避けましょう」


「お酒を抜くためにサウナに入る」という方も多いと思いますが、「酔いを醒ますためにサウナで汗をかくは、何の意味もない!ただ危険なだけなのでやめてください」と早坂先生。ご注意ください!


【対策4】入浴前に10杯のかけ湯!
「少しずつ体をならすためにも、多目のかけ湯が必要。血圧の急変化を予防します。かけ湯がめんどうな方は、シャワーを20~30秒浴びるのでもOK」


【対策5】入浴前の声かけ!
「入浴中に意識を失い、助けを求める声も出せないまま亡くなってしまうことも多いです。入浴前に、ご家族に"今からお風呂に入るよ"と声をかけることで、最悪の事態を防ぐことになります」


早坂先生は、入浴事故の予防にも役立つIOT(Internet Of Things)を利用したおふろロボット「fuuron(フーロン)」を開発中。これをお風呂に浮かべるだけで、浴室温度やお湯の温度を測定し異常があれば点滅して知らせてくれます。核家族化、高齢化社会が進み「声をかける家族と一緒に住んでいない」など、独居老人の事故予防にも大いに役立ちそう。来年度、商品化予定とのことです。


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「ヒートショック」対策+3つの予防


以上1~5に加え、さらにオススメしたいのが以下の3つ。


【予防1】服を脱ぐ前に脱衣室で深呼吸4~5回

「深呼吸をすると血圧が安定する効果があります」


【予防2】入浴前後にミネラル成分の入った麦茶をコップ1杯飲む
「一回の入浴で約800mlの水分が体から抜けるので、入浴前後に、コップ1杯200~300mlの水分を摂ってください。オススメは、ミネラル入りの麦茶。
ミネラル入りの麦茶は、汗で失われた水分とミネラルを手軽に補給できるうえ、無糖でカフェインも含まれないため毎日の飲用にオススメです。さらに血流改善効果や血圧降下作用などの健康効果も報告されていますので、浴室熱中症や血栓対策飲料としても推奨できます。血液をサラサラにするという作用もあります」


温熱効果を長持ちさせるためには常温の方がオススメですが、のぼせてしまった時は冷たいものを飲んだほうが良い場合も。その時々の自分の体調と相談して飲みましょう。


【予防3】湯上りには、手足に水をかける
「浴槽から出る際に、手足に水をかけ寒冷刺激を与えることで、血圧が急激に下がるのを予防します」


冷たいタオルを顔に当てるだけでも効果あり。とはいえ、サウナ後などにやりがちですが、実は全身に水浴びするのはNG! 血管が急激に収縮してヒートショックの危険が。全身ではなく、手足だけにとどめましょう。


高齢者だけじゃない! 40代から危険信号!


これらは高齢になったら注意すればいいや! などと思っていませんか?


「世代的には65歳、いわゆる高齢者の方が多いですが、メタボ、血圧が高い、糖尿病など動脈硬化のリスクが高い方は、40代でも危険信号が点滅していますよ!」と早坂先生。若いうちから、習慣化しておきましょう。


寒い季節は、ゆったりとお湯につかりたくなりますよね。と同時に、11月~2月は、ヒートショックなどによる入浴中の事故が増える時期です。予防すればその危険度は必ず低くなります。今夜から、高齢の方はもちろん、年齢問わずヒートショック予防を心がけましょう!


取材協力:早坂信哉先生。医師 博士(医学)/温泉療法専門医。東京都市大学 人間科学部教授。20年間にわたり3万8000人の入浴を調査、生活習慣の入浴を医学的に検証する第一人者。「入浴検定」を主宰する日本入浴協会理事も務めている。
参考資料:「最高の入浴法 お風呂研究20年、3万人を調査してきた医者が考案」(早坂信哉著/大和書房)
オフィシャルHP:http://hayasakashi.wixsite.com/bath


早坂信哉先生も出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時28分からのOAも要チェックです!

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番組情報INFORMATION

なないろ日和!

なないろ日和!

薬丸裕英と香坂みゆきのMCでお送りする生活情報番組!ともにアイドル、そして今は良き父親、母親になっている両氏ならではのトークをリラックスしてお楽しみください!

放送日時:テレビ東京系列 毎週月曜~木曜 朝9時28分

出演者

薬丸裕英、香坂みゆき、山内乃理子 他

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