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お正月飾りを飾り始めてはいけない日がある!? 知らなかった「お正月」の基礎知識

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テレ東

2018.12.30 なないろ日和!

2018年も残すところ2日。新しい年を迎える準備は万全! ...というあなた、実は、お正月飾りを飾ってはいけない日があるって知っていますか?

専門家による生活情報満載の「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時28分~放送中)に出演中の和文化研究家・三浦康子さんにお正月の由来や、年末年始行事の本来の意味についてうかがいました。

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そもそも「お正月」って何だろう?

新しい年を迎える「お正月」。...ですが、そもそも「お正月」とは何なのでしょう? また、どのように過ごすべきなのでしょうか?

「お正月」とは?
「昔から、元旦に新年の神様"年神様"が各家庭に降臨すると考えられていました。年神様は農耕の神様でもあり、ご先祖様でもあると考えられているので、子孫の家にやってきて、さまざまな福徳を授けてくださるのです。この年神様を大事にお迎えし、しっかりとおもてなしをして、お見送りする一連の行事が、昔ながらの日本のお正月の文化です」(三浦さん、以下同)

いつからいつまでが「お正月」?
「文化的な側面から考えると、"正月事始め"とよばれる、家のすす払い=大掃除をする12月13日が正月行事の始まり。そして、1月1日から1月7日(地方によっては15日)までをお正月とし"松の内"と呼びます。この"松の内"に、年始の挨拶や年賀状のやりとりも行います。その後、1月15日のどんと焼き(左義長)で正月飾りを焼いて一連の正月行事が終わるので、1月15日を"正月事じまい"といいます」

実は、お正月飾りを飾り始めてはいけない日がある!?

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大掃除、お正月飾り、お年玉など、お正月を迎えるための行事や風習には、実は深い意味があります。その由来を知ると、心持ちも変わってきます。

【大掃除】
「年神様をお迎えする前に、家を清めます。昔は家に囲炉裏があり、そこから出たすすを払って掃除をしたため"すす払い"と呼び、清めの儀式を意味していました。12月13日を"正月事始め"とするのは、この日に江戸城で"すす払い"を行っていたことに由来します」

【お正月飾り(しめ縄・しめ飾り)】
「大掃除が終わると"神聖な領域"の印として、しめ縄やしめ飾りをします。現代はクリスマスがあるので、その飾り付けを片付けた後になりがちですが、実は縁起物であるお正月飾りを"飾ってはいけない日"があります」

お正月飾りを飾り始めてはいけない日
12月29日..."二重の苦"という意味があるので避けましょう。
12月31日...葬儀と同じ一夜飾りで縁起が悪く、年神様に失礼にあたるのでNG。
お正月飾りは12月28日までに。それが難しい場合は30日に飾りましょう。門松、鏡餅も同様です。

いつ片付ける?
「松の内(1月7日または15日)の最終日に取り外し、1月15日の"どんと焼き""左義長""歳の神"などの行事(地域によって名称は異なる)で焼きます。これが年神様を見送る儀式にあたります。行事に参加できない場合は近くの神社に納める。それも難しい場合は、他のゴミとは分けてキレイに紙に包んで処分してください」

【門松】
「年神様を家へ案内するための印として、門や玄関先に飾ります。門松の"松"は神が宿る神聖な木とされ、年神様を"待つ"という意味もあります。そしてお正月が終わり、年神様が家を出られると同時に片付けます。お正月の間を"松の内"と呼ぶのは、門松が大きく関わっているのです」

【鏡餅】
「古来より日本では、鏡には神様が宿ると考えられており、三種の神器のひとつでもありました。丸い鏡餅は、神事に用いる円形の鏡を模したもので、年神様が宿る場所=依り代です。ちなみにおせち料理は、私たちの家にいらした年神様をおもてなしするための料理です」

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【お年玉】
「年神様は、元旦に子孫の元にやって来て、その年の魂を与えてくださると考えられています。魂=生きる気力のようなものであり、毎年元旦に魂を更新するという考え方がありました。元旦に一斉に年をとる「数え年」は、これが由来になっています。
魂を与えてくださる年神様は鏡餅に宿り、その餅を家長が家族に分け与えるのが「御年魂(お年玉)」。元々は、お金ではなくお餅でした。このお餅を食べるための料理がお雑煮であり、お雑煮を食べることで、その年の魂を体に取り込むことができるのです」

よい年を迎えるため年越しそばにはネギを!

明日、大晦日には年越しそばを食べますね。ぜひ、薬味のネギをたくさん入れて食べましょう。

「ネギには"(苦労をや疲れを)ねぎらう"意味の"労ぐ(ねぐ)"、古い言葉で祈ることを意味する"祈ぐ(ねぐ)"、また、お祓いやお清めをしてくださる神社の神職の方を表す"禰宜(ねぎ)"という言葉にかけ、1年の苦労を労い、新しい年の幸福を祈るという意味があります」

知っているようで実は知らなかったお正月についての知識。新年を迎えるためのさまざま事柄には、それぞれ意味があったのです。本来の意味を知ることで、今までとは違った新年を迎えられそうです。それではみなさま、よいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします!


取材強力:三浦康子さん。和文化研究家。ライフコーディネーター。古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案し、「行事育」提唱者としても注目されている。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭もとる。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、監修書『おうち歳時記』(朝日新聞出版)ほか多数。
オフィシャルHP:http://wa-bunka.com/

三浦康子さんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時28分からのOAも要チェックです!

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番組情報INFORMATION

なないろ日和!

なないろ日和!

薬丸裕英と香坂みゆきのMCでお送りする生活情報番組!ともにアイドル、そして今は良き父親、母親になっている両氏ならではのトークをリラックスしてお楽しみください!

放送日時:テレビ東京系列 毎週月曜~木曜 朝9時28分

出演者

薬丸裕英、香坂みゆき、山内乃理子 他

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