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日本初「おっぱいフラッシュモブ」。渋谷駅前でみんなで授乳する、その理由を聞いた。

ライフ

テレ東プラス

2019.8.2

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「渋谷で『おっぱいフラッシュモブ』が開催されます」

えっ、どういうこと!?

「みんなで授乳するイベントなんです」

ますます謎!...と気になったので、テレ東プラス編集部で遊びに行ってきました。

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2019年8月1日。会場だと教えられたのは、渋谷駅ホームの目の前にあるカフェ "フライングサーカス"。

山手線の線路沿いを歩いて会場にたどり着くと、そこには「みんなで授乳中! #おっぱいの日」というフラッグが。

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ベルテントの中では人がくつろいでいて、外には報道陣の姿もあります。

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キャンピングトレーラがおしゃれな雰囲気を醸し出しています。

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会場を見て回っていると、続々と赤ちゃん連れのお母さんやお父さん、子供たちが集まり出し...

授乳スタート!

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思っていたよりも和やかな雰囲気で授乳が進んでいきます。

母乳を与えるお母さんや、粉ミルクを与えるお母さんまで、その授乳のかたちはさまざまです。

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お父さんが授乳している姿も見られます。

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お隣同志のお母さんたちで会話が盛り上がっている様子も。

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実はこのフラッシュモブは「おっぱいの日」というイベントの一環。

みんなで集まって授乳をすることで『授乳の多様化について、もっとオープンに話し合おう!』という場なのだとか。

というのも、8月1日は「世界母乳の日」。そして毎年8月1日~7日までの1週間は、WHO・UNICEFが主導する「世界母乳育児週間」として、世界中で母乳育児を考え、啓蒙するイベントが開催されているのです。

そうしたイベントをここ日本でも! と、株式会社Bonyu.Lab、電通ビジネスデザインスクエア、株式会社こそらが主催して開かれたのが、この「おっぱいの日」なのです。

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「妊娠後期のお母さんたちって、厚生省の調査によると9割以上が母乳育児をしたいと思っているそうなんです。でも、産んでみるとそれが実現できず悩んでいるという人が多い現実があります。母乳が出ないことで自分のお母さんとしての素質を否定して悩んでしまったりしまうんですね」

そう話すのは、主催である株式会社Bonyu.Lab代表取締役の荻野みどりさん。自身も8歳の娘さんを持つお母さんです。

「でも、そうした個人の悩みで話を終わらせるのではなく、母乳で育てたいのであればどうすればいいのかをみんなで話し合う場所が欲しいし、同時に『粉ミルクでもいんだよ』とみんなで肯定してあげられる場が必要だと思ってたんです」

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何よりもまず必要なのは、一人ではなく、"みんな"で居られる場所。しかし、どうしても分断が生まれているのが現状なのだそう。

「今は母乳で育児しているお母さんも、それを言わないんです。なぜなら『母乳が出ない人を傷つけてしまうから』。そうした"議論をしない"という状況では、みんなが悩んでいても、どこに悩みがあるのかわからないし、どう解決していけばいいか話し合うというステップに進めないんです。だから今回は母乳の人も粉の人もみんなで集まって、ワイワイと授乳しながら育児の楽しさや悩みを共有できる場を作りたいと思って、このフラッシュモブを開催したんです」

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参加者の皆さんは、子育て中のお母さんが集まる各コミュニティーを通じてこのイベントを知り、ここに足を運んだのだそう。

ご夫婦で参加されていたお母さんにお話を伺うと「普段は家でしか授乳していないので、外でいろんな方とお話して授乳するのはとても新鮮で楽しかったです」と思いがけない楽しさがあったと教えてくれました。

また育休期間中だというお父さんも「いつも子育ては妻と子どもと3人の関係性だったので、外に出て周りの方々と触れ合う必要を感じていたので参加できてよかったです」と笑顔。眠そうな赤ちゃんはあまりミルクを飲んでくれなかった様子でしたが、どこか新しい風が吹いたような雰囲気を感じ取ることができました。

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最後に、この取り組みに対する荻野さんのモチベーションについて伺いました。

「私は娘が8歳なので、もう自分ごととしては喉元を過ぎた問題ではあるんです。だから本当に個人的な動機としては『娘がお母さんになった時に、どんな環境を残してあげられるだろうか』という思いがあります。気は早いようですが、孫を想像しながら、事業を作ったり運動をしたりしているんですよ(笑)」

そう、赤ちゃんを育てる期間は数年で終わってしまうもの。でも、こうした取り組みはたった数年で身を結ぶものではありません。社会全体の課題として、みんなが少しずつ次代を作っていく意識を持つ必要があるのです。

「渋谷で『おっぱいフラッシュモブ』が開催されます」

最初にそう聞いたとき、率直に「どういうこと? なぜ?」と驚きました。その驚きこそが、このイベントの価値であり、世界を変えるきっかけなのかもしれません。

おっぱいの日(http://oppainohi.com

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