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感覚で体調を知る時代は終わった...これからはおしっこチェックで体調管理だ!

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テレ東プラス

2019.12.11

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もしも今、「体調はいかがですか?」と聞かれたら、皆さんはなんと答えるだろう? 「まあまあです」と言う人が多いかもしれない。他人と比べられないから、いいような気もするし、悪いような気もする。「ちゃんと体調を管理しましょう」というのも、よく聞くわりにフワフワした話だ。

でも、感覚頼みで体調を管理してきた時代は今、終わろうとしている。代わりに幕をあけるのは、客観的に自分の体の状態を知り、良い状態にもっていける時代だ。たとえば、トイレに行っておしっこをするだけで毎日、自分の体調をくまなく教えてくれる「スマート体調チェック」もその一つ。尿検査と連動した体調管理ツールとは、はたしていかなるものか? 実際に試してみた。

おしっこには膨大なカラダの情報が詰まっていた!


「健康診断では必ず尿検査があるように、尿にはカラダに関する膨大な情報が詰まっています。病院での尿検査は『病気かどうか』をチェックするものですが、"未病"の段階で、自分の体の調子が良いかどうか、病気になりやすい状態になっていないかといったことも尿からわかるのです」と話すのは、サイマックス代表・鶴岡マリアさんだ。

check_20191211_01.jpg▲サイマックスは、生体情報分析のテクノロジーの開発に特化した企業だ。

「『スマート体調チェック』は、普通のトイレに小さいセンサーを取り付けて、たとえば排尿時の尿のpH(ペーハー)値、尿量、いきおいなどを測定し、普段見ることができない身体の中を"見える化"するサービスです。これまで"未病"の状態を尿から詳しくチェックするための測定機器はなかったことから、独自に機器を開発し、企業や自治体、大学病院との実証実験を経てリリースしました」(鶴岡さん)

つまり、これまでに例のなかった新しい体調チェッカーなのだ! これを使うと、はたしてカラダの中のどんなことが、どんな風にわかるのか? 百聞は一見にしかず。実際にサイマックスのラボのトイレへ、いざ。

どわっ、そんなことまでわかるの!? スマホに届いた結果にびっくり


check_20191211_02.jpg▲デバイスが設置されたトイレの個室の様子。認証用のカードリーダーやルーターが置かれている。

check_20191211_03.jpg▲用を足す前に、そばにあるカードリーダーに指定のカードをかざした。これで個人認証が完了し、多数の人が使うトイレでも使える。認証はカードタッチ以外にも、QRコードの読み取りでも可能だ。

便器の内側にはセンサーが取り付けられている。センサーが貯め水に浸かっているため、わざわざセンサーに尿をかける必要はない。利用者がすべきことは、いつも通りに用を足すだけ!

check_20191211_04.jpg▲ユーザーは「SYMAX(サイマックス)」専用アプリを入れて、結果を受け取る。

check_20191211_05.jpg▲ジャーッといつも通り水を流した10秒後に結果が届いた。健康な体質は70点以上が目安なのだが...むむっ、53点。使い続けると、過去の平均点などもわかる。

check_20191211_06.jpg▲総合的なカラダの状態は、「ヘルシー指数」として点数で示される。

「ヘルシー指数の下に、数値を上げるためのアドバイスが出ます。いくつか考えられる不健康の原因を地道につぶしてみると実際に数値が上がっていくので、感動してくださるお客さまも多いんですよ。ゲーム感覚で楽しみながら健康管理に取り組んでもらえるのがうれしいですね!」(鶴岡さん)

check_20191211_07.jpg▲「疲労回復力」「集中力」「こころ」「痩せやすさ」「肩こり・腰痛」「肌トラブル」「免疫力」といった9項目の状態がお天気マークで表示される。今回は、睡眠不足と不規則な食生活が響いたか、全体的に雨マークだった。

これらは医療分野における先行研究をもとに算出されたものだ。長く使えば使うほど生体データが貯まり、測定で得られる分析の精度は高まるという。

現在、「スマート体調チェック」は企業向けに展開中だ。最低限となる申込アカウント数の指定はあるが、1アカウントにつき何回使っても月額980円(税抜)。一般的な郵送による尿検査は1回につき7000円から1万円程度の相場であることを思えばリーズナブルかもしれない。

医療テクノロジーのエキスパートが考える、ヘルスケアの未来予想図


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さて、これまで尿検査といえば、年に1〜2回の健康診断が主流だった。が、このサービスが広く普及すれば、私たちは毎日の体調分析が可能になる。

今までにかつてない細やかさで生体データを取得できるようになったことから、サイマックスでは医療機関と連携し「どんなふうに生活すると人間は病気になるのか?」「どうしたら病気になる前に気づけるのか?」といった病態モデルに関する研究を進めている。

「カラダへの意識が高まれば、日常的に病気になりにくいカラダづくりができます。もし病気になっても早期発見が可能になり、治療や経済的な負担も少なくて済みます。同時に、このサービスを医療分野で活用すると、計測のために発生する医療従事者の負担を減らすことにもつながります。それができれば、私たちが受けられる医療の質はさらに上がっていくはず。こうした良い循環のための一助となれば、と考えています」(鶴岡さん)

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また、これからの未来のヘルスケアについて、鶴岡さんはこう分析する。

「いずれは『スマート体調チェック』で判明した個人のカラダの状態に応じて、必要なサプリや食材を手元に届けるようなサービスも展開したいのです。個人の状態に寄り添う "パーソナライズド"なヘルスケアは今後、ますます加速するでしょう」(鶴岡さん)

同時に、「スマート体調チェック」のように、遠隔でも利用できるサービスが増えていくかもしれないという。つまり、病院や医師がいないところでも医療サービスを受けられるということだ。

「『スマート体調チェック』を例に言えば、発展途上国で、医師がいないところでも、トイレで用を足すだけで体調の分析結果が何百キロも離れた病院にリアルタイムで届き、医師から何かしらのフィードバックがくる。そんな未来も作っていけると思うのです」(鶴岡さん)

今、最新のテクノロジーが切り拓こうとしているヘルスケアの未来は明るい。私たちの手が届くところへの設置を今から楽しみにしたい。

【取材協力】
サイマックス株式会社
住所:東京都葛飾区西水元1-16-3
電話番号:03-6869-9677(代表)

※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。

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