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「アレが思い出せない」現象には名前があった! あの「あるある現象」の正式名称は?

ライフ

テレ東プラス

2020.1.7

seishikimeisho_20200107_00.jpg画像素材:PIXTA

人の行動や心理は「あるある」に満ちている。たとえば、すぐ喉元まで出かかっているのに、どうしてもアレが思い出せない現象。あるいは、仕事や勉強が忙しいときほど、他のことをやりたくなってしまう現象。実はこれらの現象には、ちゃんと正式名称が存在する。誰もが身に覚えがあるはずの、あの現象の名前を探ってみよう。

人はなぜ、忙しいときほど他のことをやりたくなるのか


誰かと雑談しているときに、人の名前などふとした固有名詞がどうしても出てこないことがある。すぐ喉元まで出かかっているのに......と、思わず頭を抱えてしまうアレだ。

この現象には実は、「TOT現象」という心理学的な正式名称がある。TOTは泣き顔を表しているわけではなく、この現象が「舌先現象(Tip of the tongue phenomenon)」とも呼ばれることに由来し、欧文の頭文字をとってTOTと呼ばれるようになった。もっとも、次にこの現象を味わったときに、TOT現象の名称を思い出せるかどうか心許ないが......。

seishikimeisho_20200107_01.jpg画像素材:PIXTA

一方、仕事が立て込んでいたり、テストが迫っていたりして、机の前から離れられない状況のときほど、つい部屋の掃除など無関係の作業を始めてしまうようなことはないだろうか。

「こんなことをやっている場合じゃないのに!」とヤキモキするこの現象は、心理学では「セルフ・ハンディキャッピング」という用語で説明されている。これは何かに取り組む際、自分の不利になるような行動をとることで、失敗したときの言い訳を用意する心理なのだそう。

歳を取ると時間が早く流れるあの現象の名前は?


seishikimeisho_20200107_02.jpg画像素材:PIXTA

歳を取ると時間が経つ、という感覚は誰しも身に覚えがあるに違いない。それも年々はっきりとスピードアップしていくから厄介なのだが、これは「ジャネーの法則」と名付けられている。

19世紀のフランスの哲学者、ポール・ジャネが提唱したことからこの名が付いたそうで、主観的に感じる時間の長さは、年少者にはより長く、年長者にはより短くなることを心理学的に説明している。

ちなみに生物学的には、幼少期は生きるために学ばなければならないことが多いため、時間が長く体感できるのだとする説もあるが、真相はわかっていない。

seishikimeisho_20200107_03.jpg画像素材:PIXTA

仕事のできない奴にかぎって自己評価が高かったり、さして美人でもないのにやたら自信満々だったりする人を見かけたら、陰で「ダニング=クルーガー効果だね」と茶化して溜飲を下げよう。

これは能力の低い人が実際よりも高い評価を自分に与える言動、つまり優越の錯覚を表す言葉。人間にとって、自分自身の不適格性を正しく認識することは、なかなか難しいことなのだ。

ポケットに入れたスマホが振動したような気がしたので取り出してみたが、電話もメールもかかってきていない、というのはよくあることだ。これには「ファントム・バイブレーション・シンドローム」という正式名称がある。心的ストレスの表れなんだそう。これを感じるときは少しスマホを遠ざけて休んだほうがいいのかもしれない。

このほか、禁じられるほどやりたくなる心理現象を「カリギュラ効果」、説得すればするほど相手の考えが硬化することを「ブーメラン効果」、何かの匂いを嗅いだ瞬間に昔の記憶が蘇ることを「プルースト効果」と呼ぶ。

こうした日常的な「あるある」にすべて名前が付けられているあたり、心理学はしっかり探究していることが窺える。皆さんもぜひ探してみてほしい。

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