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若者にスナックブーム到来!? 彼らが通う「ハイパースナックサザナミ ギンザ」に行ってみた

ライフ

テレ東プラス

2020.2.13

snack_20200213_00.jpg画像素材:PIXTA

近頃、東京の若者たちが、スナックに通っているという――

一般にスナックといえば、どこか昭和の雰囲気が漂う、年配サラリーマンたちの夜の憩いの場。ママがいて、時にお客さんが泥酔し、ほかの客の前でカラオケを歌う。そういう印象を持つ人も多いだろう。

しかし、若者たちの間で注目される"ニューウェーブ スナック"は、また一味違った存在なのだ。

快飲制――この店は誰でも入店でき、他の客と楽しく酒が飲めます


ここ数年のブームを牽引しているスナックのひとつが、「ハイパースナックサザナミ」だ。若者の街・渋谷でDJバーを経営していた店主のサザナミさんが、当時にわかに人気が再燃していたスナックに着目。2016年に業態を一新し、若者がリアルなコミュニケーションを楽しめる場としてオープンした。

昨年には大人の街である銀座に2号店をオープン。銀座でスナックというと、いかにもハイソなおじさまが集うイメージがあるが、同店は渋谷店と同じくキャッシュオン――受け取るときに料金を支払う明朗会計。カバーチャージはワンドリンク付き1000円(税抜)で、日替わりママ制も踏襲している。これが"銀座のスナック"という敷居を下げ、好評を博しているのだ。

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さらに、銀座店もコンセプトは渋谷店と同じで、若者が通いやすい「リアルコミュニケーションコミュニティ」を提唱している。

いかにも銀座風の飲み屋が軒を連ねる雑居ビルの一角にあること、入り口のブザーを押して入店するシステムであることなどから、この店は一見すると敷居が高そうに見える。入り口には「快飲制」の掲示。ただ、これは一般的な会員制とは全くの別物だ。

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同店がいう快飲制とは、「リアルコミュニケーションコミュニティ」を言い直したもの。誰でも入店可能で、店内にいる他のお客さんとも気軽に交流しながら、楽しくお酒を飲めるというメッセージなのである。

サラリーマン街の新橋が近いため、お客の中には仕事の悩みを口にする人も多い。そんな会話から意気投合して、飲み友達になり、仕事上でのつきあいまで発展するケースも、この店では少なくない。つまり、20代、30代からの友達づくりの場として機能しているのだ。

ちなみに、同店はオープン時にクラウドファンディングで資金を募った過去がある。これは、DJバー時代の馴染みの客に聞いた話が元になったとのことで、まさに"交流"の中から新たな生ビジネスが生まれた例といえるだろう。

モニターに映るのはカラオケの歌詞、ではない


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「ハイパースナックサザナミ」では、店の設備も普通のスナックとはちょっと違う。もちろんカラオケは完備しているが、使われる機会はあまり多くない。その一方で、カラオケの歌詞が表示される大型モニターは、YouTubeやNetflixを観たり、ゲームで遊ぶために利用され、客同士のコミュニケーションを盛り上げている。

取材に訪れた日も、モニターに映ったYouTubeを観ながら、多くの客が賑わっていた。ピカートファイヴによる往年の名曲「東京は夜の7時」で当時を懐かしんでいたかと思えば、最新のK-POPアイドル曲で若者が盛り上がったりもする。

銀座店は30代以上の客がメインだが、その多くが若者との交流を楽しんでいるのが大きな特徴だ。今回のように音楽などの趣味を通じて交流し、ときには知識を伝え合う場にもなっている。それは、かつてのスナックではちょっと見られなかった光景だ。

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このスナックの新たなスタイルを、客はどう思っているのか?店にいた常連客っぽいおじさま、若者、女性に話を聞いてみた。

「キャッシュオンシステムは、普通のスナックと違ってわかりやすいし、入店しやすい。若者がカジュアルにスナックに遊びにいけるのは、そういう部分が大きいと思う。普通のスナックに通っている人は、ここには来ないんじゃないかな」

「おじさんやおばさんがカラオケをしたり、踊ったりしているという、どこか古臭いスナックのイメージを壊してくれた、21世紀型のスナック。自分たちの世代にとって、スナックという空間はコミュケーションの場として、すごくマッチしているんじゃないかと、ここに通うようになってから思うようになった」

「友人に紹介されて通うようになった。集まってくるのは色々な人がいるけど、どこか共通項のある人も多い。その中で自分と気の合う人を探して、コミュニケーションを楽しめるところが気に入っている」

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「仕事場、自宅、インターネットのどれでもない、もう1つの場所。つまりフォーススペース。ネット上のコミュニケーションとはまた違った、生身の人間同士の交流が生まれる場所で在りたい」

そう、銀座店についての想いを語るサザナミ氏。「ハイパースナックサザナミ ギンザ」は、若者たちの間で注目を集めるニューウェーブスナックとして、東京のナイトカルチャーの中で存在感を放っている。

【取材協力】
「ハイパースナックサザナミギンザ」
住所:東京都中央区銀座8丁目5-19 園枝ビルB1F
営業時間:[OPEN]19:00/[CLOSE]MIDNIGHT
定休日:土曜日、日曜日、祝祭日
TEL:03-3289-5250

※この記事内の店舗情報は、2020年2月時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。

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