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サブカル発信地からファミリーの集う街に!? 下北沢の新名所「下北線路街 空き地」

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テレ東プラス

2020.2.16

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下北沢のイメージといえば、音楽、演劇などで盛り上がる若者御用達の"サブカルの街"。しかし、近年では秋のカレーフェスをはじめ、さまざまなフードイベントが開催されるなど、新たなムーブメントも加わり、より多層的な魅力があふれる街として注目を集めている。

下北沢駅の周辺では現在、まちづくりが進んでいる。2019年11月には小田急によって、下北沢駅直結の商業施設「シモキタエキウエ」が誕生。さらに、約1.7kmの線路跡地を開発した「下北線路街」で、「シモキタエキウエ」を含む13の施設を整備している。京王も商業施設をオープンさせる計画だ。

若者に人気がありながら、家族連れでも楽しめる街へと変化しつつある下北沢。そんな街の姿を象徴しているのが、2019年9月に駅東側にできたオープンスペース「下北線路街 空き地」だ。

古き良き"土管のある空き地"を下北沢で再現


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「下北線路街 空き地」は小田急線の線路跡地にできた、"みんなでつくる自由なあそび場"。人工芝の広場で子供と遊ぶこともできれば、常設のカフェエリアで一休みすることもできる。休日になると音楽ライブや劇団による演劇、様々な店舗が集うマルシェやキッズイベント、地域のお祭りなどが開催され、若者だけでなく家族でも下北沢を楽しめる新名所として注目を集めている。

この遊び場のアイコンとなっているのが、3つの土管がある人工芝エリアだ。下北沢に暮らす子育て世帯にとって、今や欠かせない憩いの場所になっているという。

このスペースについて、運営を担当する小田急電鉄の大橋さん、UDS株式会社の篠原さんは、以下のように話している。

「昭和の頃は、街中に原っぱが広がっていたり、土管があったり、子供達が自由に遊べる空間がありました。でも、今の都会の子供たちは、なかなかそういった環境に触れることができません。だからこそ、あえて空き地という名前の場所を作り、人工芝をしいて、子供たちが自由に遊べる場所を作ってあげたかった。土管に関しては先ほど話したようなイメージから、ちょっとした遊び心で置いてみました」

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さらにユニークなのが、レンタルスペースの一つとして用意されているキッチンだ。

「今後、下北沢で飲食店を出店希望する人に、この地域のマーケットがどんなものか事前に知るためにも利用してほしい」(篠原さん)

2019年12月には、レコード店、ラーメン屋、ヴィーガンレストランによる「年忘れの会」が開催され、この日限定の「牡蠣と鯛だしのラーメン」などのメニューが提供された。オーナーが変わりながら、いろいろなお店が出店していくとのことで、暇なときに覗いてみれば思わぬ出会いがあるかもしれない。ドーナツやチーズティーなど、期間限定で出店しているキッチンカーにも注目だ。

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変化する下北沢の"今"を先取る


「下北線路街 空き地」では屋外ステージとスクリーンを備えた芝生エリアなどを、レンタルスペースとして提供している。

このスペースでは毎週開催のマーケット「下北沢マーケットキャラバン」、毎月開催の「下北めぐりめぐる市」のほか、親子向けの「シモキタおやこのまちつどい市」、地元の商店街の恒例イベント「イカ祭り」、音楽サーキットイベント「下北沢にて」、地域の園芸文化を下敷きに下北沢ならではの緑を探索する「下北園藝探索隊」など、さまざまなイベントが行われてきた。

2019年10月に劇団唐組が行った第64回公演『ビニールの城』は、下北沢にある本多劇場からの相談もあって実現した。大橋さんと篠原さんによると、これからも地域の人々の暮らしに寄り添う形でイベントを行なっていくという。

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これらの取り組みもあってか、下北沢周辺の住人からは期間限定でなく、引き続き運営してほしいという声があがっているという。利用者が気軽に要望を運営側に届けられるように意見箱も設置。下北沢に暮らすコミュニティと寄り添うスタンスを打ち出していることは非常に興味深い。

今後も運営側の企画によるマルシェやグリーンイベントを継続していく予定。地域の方々が主体的に行う活動やイベントをサポートしていき、地域の方々と一体となって魅力あるまちづくりを進めていきたいという。

shimokita_20200216_05.jpg▲小田急電鉄の大橋さん、運営を担当するUDS株式会社の篠原さん

再開発により「古き良き景観が失われていく」という声が上がる一方で、地域のコミュニティと寄り添いながら、暮らしやすい街の在り方を模索している下北沢。

音楽、演劇といったサブカル、カレーをはじめとするフードなど、下北沢の魅力を踏襲しつつ、新たにどんな文化が芽生えていくのか。「下北線路街 空き地」は、その姿を垣間見るスペースになりそうだ。

【取材協力】
「下北線路街 空き地」
利用時間:8:30〜22:00 ※各飲食店は、営業時間が異なる場合がございます。
定休日:不定休

※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。

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