芸人・佐久間一行に聞く「想像してみよう!」身近でできるSDGsの取り組み
――考え方と、出来ることからやるのが大事なんですね。佐久間さんは、SDGsアンバサダーとしてメディアやイベントなどに出演されていますが、他にもSDGsに関する活動はしていらっしゃるんですか?
「毎月17日が『SDGsの日』なので、この2年くらい毎月SNSにイラストを1枚アップしています。これも月に1回だから続けられているんです。急にいっぱいやろうとすると続かないから。みんなには怖いって言われるんですけど(笑)、ブログを18年間毎日更新していて、あと200回くらいで1万回なんですよ。だから元々持続力はあるのかもしれないですね」
――すごい! SDGsの取り組みに関しても継続が大事だと思いますが、続ける秘訣は何ですか?
「自分のことだけじゃなく、“相手がいる”って考えていますね。1日中忙しくてバタバタしている時は『今日は更新できません』というのを更新するんですね。僕のことに興味を持ってくれている人は“何してるんだろ?”という情報を知りたいだろうなと思って」
――ここでも“想像すること”が大事なんですね。佐久間さんが実践している身近でできるSDGsの取り組みは?
「メールや写真を保存しているだけでエネルギーを使っているので、それを削除するだけでもエコらしいですよ。だから移動時間とかにいらないものを消しています。あと、今年の単独ライブのグッズとして、竹を使った自然素材“バンブーファイバー”のタンブラーを作りました。竹は丈夫で早く育つし、肥料もあまり必要ないから、最近注目されている素材らしくて。これも、お客さんは知らないで買って、実はSDGsだったっていうのがいいなと思いました。
前はよくゴミを拾っていたんですが、これも難しいところもあって。中にタバコの吸い殻が入った空き缶がズラっと置きっぱなしになっていたことがあって、一晩たってもまだあったら僕が片づけようと、翌朝、ゴミ袋を持って行ったんですね。ちょうど街の清掃担当の方がいらっしゃったんで、『どうやって捨てたらいいですか?』と聞いたら『やっておきますんで、任せてください』と言ってくださったんで空き缶を渡したんです。それをSNSに書いたら、『なんで自分で最後までやらないんだ』『結局処分の仕方わからないんじゃ意味ないですね』みたいに言われて。“ゴミを拾った人が文句言われるの⁉”と切なかったです。
そうなると、街にゴミがあるのに拾えなくて“ごめんなさい”となっちゃう、街に捨てられた空き缶のメーカーさんも“すみません”という気持ちになっちゃう、どれだけ周りの人が嫌な気持ちになるのかということを想像して欲しいんですよね」
――「想像すること」が大事なんですね。最後に身近なことからSDGsに取り組もうとしている方にアドバイスをお願いします。
「100%を求めないことですね。フライパンを洗う時、“水を大事に”と考えると紙で油汚れをふき取ってから洗った方が水が少なくてすむ。でも、人によっては“紙使ってるじゃん”と思うかもしれない。水で洗う前に紙を1枚使うのか、3枚使うのか、バランスが大事なんですよね。
17の目標も、自分で全部やるとしたらできないですから。人それぞれ趣味も興味があることも違うから、自分が気になることをやっている間に、他の人は別の気になることをやってくれている、それでもいいんじゃないかな。はりきりすぎない、完璧を求めない、バランス、が大事だと思います」
まずは想像して、出来ることから行動することが大事。すべての人にとってよりよい世界を目指しましょう!
【プロフィール】
佐久間一行(さくま・かずゆき)
1977年9月3日生まれ。茨城県出身。ピン芸人。1998年より活動し、「R-1ぐらんぷり2011」優勝。毎年開催している単独ライブは常にチケット完売、毎月新ネタを披露する月1ライブなども開催。“日谷ヒロノリ”というキャラクターとしても活動し、「千鳥のクセがスゴいネタGP」(フジテレビ)などに出演。
ブログ「佐久間一行のついてこ~い」
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Twitter:@sakuzari
Instagram:@sakuzari
(取材・文/国川恭子)







