全国にわずか50人前後。人気作品の脚本作家が、舞台劇の手話通訳も手掛ける理由:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

20230118_homeii_06.jpg「(手話を使うのが)普通と思っていたので、大変じゃなかった」と、ようこさん。ご両親はペンと紙を持ってどこにでも出かけるアクティブなタイプだそうで、むしろ「障がいがあるから可哀想って、見られることにめちゃくちゃ居心地の悪い思いがあった」と言います。続けて、「可哀想と勝手に決めつけられるのが気持ち悪かった」と...。


最近、話題になったドラマ「silent」(フジテレビ系)のヒットに触れ、「すごく喜ばしい」と言いつつ、「これに刺激されて手話が盛り上がればいいね」っていう段階ではないと、ようこさんは指摘します。

過去にも聴覚障がいを扱ったドラマが話題になるたびに「これに刺激されて手話が盛り上がればいいね」といわれてきた過去があり、「今、2022年で同じことを言うわけにはいかない段階。手話が認知されればいいという段階ではない、と思ったりしつつ...。すごくいいドラマだなと思って見ている、めちゃくちゃ複雑な気持ちです」(ようこさん)。

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中学生の頃、ドラマの面白さをどうしても両親に伝えたくなり、録画してテレビの横に立ってドラマを全話通訳したことがあったといいます。「両親が、私が笑ってほしいタイミングで笑ってくれたのがめちゃくちゃ嬉しくて」。これが、ようこさんにとっての「作品の手話通訳」の原点だったのです。

「自分の生まれてきてから持っている言語と、自分がやりたいことが繋がると思っていなくて、『作品の手話通訳』を知った時に、これを仕事にしたいなと思うようになった」。

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ここで、母・あきえさん(70歳)にもお話を伺うことに。「苦労したことは?」という質問に、「普通の家庭と変わらないと思います。娘は無邪気だったから、いろんな気づいたことをやってくれた」といいます。そして感動したというエピソードを教えてくれました。

「小学校の参観日に授業の様子を見られればいいやと思って、手話通訳をつけていかなかったら、娘が授業中、突然立ち上がって『お母さん聞こえないから、手話が必要だよね』と手話をしてくれて。今でもすごく覚えている」と嬉しそうに教えてくれました。その横で、ちょっと照れながら「私、いい子だね」と、涙ぐむようこさん。

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今後の夢について聞きました。「舞台に手話をつけて、聞こえないお客さんが増えたら聞こえない俳優とか、なり手が増えて、聞こえる人も聞こえない人も混ざっていくと良いなと思います」と、ようこさん。「日本の聞こえない人と、日本語でやる演劇っていうのが、出会っていなかったところの、橋渡しに(自分が)なれるんじゃないかな」。行動力のあるようこさんなら、近い将来、必ず実現してくれそうです。夢の舞台が開演する日を楽しみにしています!

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