認知症セルフチェック!おつりの計算が面倒になるのは危険なサイン!?
超高齢社会の日本、2025年には高齢者の5人に1人は認知症になるといわれています。
毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時26分~放送中)から、『認知症にならない29の習慣』(朝日出版社)などの著者でもある74歳の医師・鎌田實先生に「認知症にならない習慣」を教えてもらいました。
認知症のセルフチェック
まず、認知症の兆候はどのようなところに現れてくるのでしょうか?
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【チェック1】無気力・無関心・無感動
「認知症の始まりはここから。好奇心がなくなって調べ物をしなくなったり、何を言われても笑わなくなったりするなど、気力、関心、感動が失われることは、認知症の兆候です」(鎌田實先生、以下同)
【チェック2】怒りっぽくなる
「脳の前方の"前頭前野"は人間らしさや高度な精神活動を司っていて、その傍には"短期記憶"や"寛容性"を司る場所があります。脳の老化により感情のコントロールができなくなると、穏やかだった人が短気になって怒鳴ったり、イライラしたりするようになります」
【チェック3】おつりの計算が面倒になる
「おつりの計算が面倒になり、いつでも千円札や一万円札を出すようになると要注意。すぐに認知症とは言いませんが、兆候のひとつです」
認知症にならないための習慣
認知症を防ぐにはなにをしたら良いのでしょうか? 鎌田先生も実践している認知症にならない習慣について教えてもらいました。
【認知症にならない習慣1】タン活&運動
「認知症の原因の一つは身体の酸化。それを防ぐためには、毎日野菜を350g以上摂り、運動をすること。そして筋肉をつけるためにタンパク質を積極的に摂る『タン活』が大切です」
運動は、大股で歩く幅広歩行、早歩きと遅歩きを交互に繰り返す"鎌田式ウォーキング"、太ももを鍛える"鎌田式ワイドスクワット"などがオススメ。筋肉に刺激が加わると、"マイオカイン"という筋作動性物質が分泌され、認知症の予防に繋がります。
腸内環境を整え良い睡眠を
また、脳と腸には密接な関係が。
「"脳腸相関"といって互いに影響を及ぼし合っています。睡眠障害があると認知症になりやすいのですが、腸内環境を良くすると認知機能や睡眠にも良い影響を与えるので、腸内環境を整えて質の良い睡眠をとりましょう」
【認知症にならない習慣2】口内環境を整える
「永久歯が20本以上残っていると、認知症の発症リスクが下がります。口腔フレイル(噛んだり飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えること)は重要な老化のサイン。口内環境を清潔に保ち、口を動かすことが大切。お友達とのおしゃべりや、カラオケも口腔フレイルの予防に繋がります」
【認知症にならないための習慣3】外に出かけよう
「家に閉じこもっていると、社会的虚弱を起こし、認知症の発症リスクが2〜3倍高まります。社会的に繋がることは大切なので、美術館やコンサート、映画館など、感染予防対策をしながら外に出かけましょう」
そして何より「人生を愉しむことが大事」と鎌田先生。認知症を予防して、充実した人生を送りましょう!
著書「図解 鎌田實医師が実践している 認知症にならない29の習慣」(朝日出版社)では、さらに詳しく紹介!
(取材・文/みやざわあさみ)
取材協力:鎌田實さん。東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり赤字病院を再生。地域包括ケアの先駆けを作った。チェルノブイリ、イラク、ウクライナへの国際医療支援、全国被災地支援にも力を注ぐ。著書『がんばらない』『あきらめない』(共に集英社)はベストセラーに、近著に『奇跡の鎌田式ウォーキング』(家の光協会)、『開脚はできなくていい! カラダが10歳若返る 鎌田式ずぼらストレッチ』(宝島社)、『鎌田實の大人のわくわく健脳ドリル101』(二見書房)など多数。
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