國學院大學久我山、約9割が国公立大や難関私大へ!伝統を学び、世界に貢献するチャレンジ精神に迫る
名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE 名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週土曜午前10時30分)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。
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今回紹介する名門校は、「國學院大學久我山中学高等学校」。ラグビー部などスポーツの強豪として知られる大学付属校だが、その素顔は卒業生の約9割が、東大をはじめとした国公立大や早慶上理など難関私大に合格する進学校。他大学へチャレンジする生徒が多く、2022年春は東京大学2人、難関国公立大59人、早慶上理181人など、高い合格実績を誇る。
特に力を入れているのが、「グローバル・スタディーズ」。国際社会で活躍する"次世代リーダー"を育てるカリキュラムだ。番組は、恵まれない子どもたちを支援すべく、ある活動に励む高校1年生に密着した。
東京都杉並区。「國學院大學久我山中学高等学校(以下、國學院久我山)」は、京王井の頭線「久我山」駅から徒歩12分の閑静な住宅街にある。創立79年の歴史ある学校で、開校当時は「久我山中学校」という男子校だった。現在の全校生徒数は、中高合わせて2226人。都内では数少ない、男女別学制の中高一貫校だ。
約4.1ヘクタール、東京ドーム約1個分の広大な敷地を持つ國學院久我山。
男女別学制のため、校舎は男子部と女子部に分かれており、授業やホームルームは別行動。それぞれに独自のカリキュラムもあるが、すべてが別々というわけではなく、行事や部活動は、男女が協力しながら活動している。
女子部長・川本ゆり子先生は、「女子はコツコツと学ぶ生徒たちが多い傾向にあり、男子はどちらかというと秘めた力を一気に爆発させるような傾向があるので、その特性をなるべく授業の中で活かしていきたい」と話す。
男女別学制について生徒たちに聞くと、「女子がいることで、身だしなみは整います」、「スポーツとか応援に行けて楽しい」、「完全に女子だけ、男子だけじゃない。ちょうどいい距離感」とのこと。
約8万冊の蔵書を誇る図書館は男女共有で、昼休みや放課後は自習する生徒でいっぱいに。
「カフェテリア」も男女共有で、休み時間になると男子と女子が和やかに談笑する光景も。ちなみに一番人気は「唐揚げカレー(並盛り)」(450円)だ。
人工芝のグラウンドでは、野球部やラグビー部、サッカー部など、強豪の運動部が汗を流し、トレーニングに励む女子生徒たちの姿も。
文化系の教育設備も充実しており、敷地の中央に建つのは「理科会館」。その屋上を見上げると...高性能の大型天体望遠鏡を備えた「天体望遠鏡ドーム」が! 授業や部活動で使われる他、天体ショーを開催することもある。
國學院久我山が目指すのは、国際社会でも通用する"人"としての成長。
休み時間に廊下を歩いていると、どの生徒も「こんにちは!」と、元気よく気持ちのいい挨拶をしてくれる。社会人の基本となる挨拶。勉強だけではなく、人としての教育にも力を入れている。
続いては女子部の校舎へ。高校1年生が家庭科の授業で作っていたのは、浴衣。女子部の高校1年生と2年生は、週2回、浴衣を手縫いし、着付けをマスターする伝統の授業がある。生徒たちは、「どんどん着られる形になっていくのが楽しいです」と笑顔で話す。
中高6年間の「女子特別講座」では、「華道」「茶道」「能楽」「日本舞踊」「マナー」などを学び、豊かな教養と感性を育んでいる。「日本文化をしっかり身につけて、社会あるいは世界に出ていった時にそれを伝えられる人を育てていこうと考えています」(女子部長・川本先生)。
こちらは、高校2年生の英語の授業。この日は、フィリピンのセブ島にある現地の英会話スクールの先生と、オンラインで英会話をしていた。
國學院久我山のスローガンは、「もっと日本を。もっと世界へ。」。日本文化を学び、体験した上で、世界の人たちとコミュニケーションを取り、国際社会で活躍できる人材育成を目指している。
特に力を入れているのが、「グローバル・スタディーズ(GS)」と呼ばれる授業だ。
まずは「貧困」「LGBTQ」「難民問題」など、世界で起きている問題について疑問に思ったことを、パソコンやスマホを活用し、自分たちで調べる。その上で関係者を招き、さらに深く学ぶという実践的な授業になっている。
この日は、難民問題に取り組む弁護士を招き、特別授業が行われていた。
「多様性ということを一番学ぶと思う。積極的に色々なことに関わっていこうとか、他の人の話を聞こうとか。自分のことよりも、人のことに思いやりを持って考えることができる生徒になる」と話すのは、女子高校1年生GS担当の髙橋知尚先生。
ある生徒は「自分たちで調べて考えることから始めるので、それがいつもの勉強や生活に繋がっているなと感じる。すごく自分の力になっていると思う」と、授業の魅力を教えてくれた。
この春から高校2年生になる黒澤由倭さんは、GSの授業を機に、昨年から"世界の恵まれない子どもたちに教育支援を行うボランティア"に参加している。書き損じたハガキを集め、ボランティア団体に寄付すると、その換金されたお金で、世界の恵まれない子どもたちに絵本が届くのだ。
手元に集まった17枚のハガキを手に取り、「嬉しいです。入っていると嬉しくなります」と微笑む由倭さん。
環境問題にも関心がある由倭さんは、校内の紙の使用量を減らすために、文化祭のパンフレットを電子化。「夏休みに、フィリピンの方と話す機会があり、現地の人の声を聞くことができた。"ゴミってこんなに人に害を与えるものなんだ"とわかった」と話す。番組は、ハガキをたくさん集めるために奮闘する由倭さんと仲間たちの姿を追う。
この他、実験を重視する理科の授業、「GS」の授業風景や生徒の感想、由倭さんがボランティア活動を始めたきっかけなどを紹介する。
毎週土曜午前10時30分放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)をどうぞお見逃しなく!

