役者を夢見て…。老舗バーのマスターが明かす激動の半生と、超大物有名人との絆:家、ついて行ってイイですか?(明け方)


高校卒業後、国家公務員として就職するかたわら、大学の夜間部に入学したみずしまさん。頑張って入学したものの、当時は学生運動が活発だった時代。「せっかく昼働いて大学に行ってるのに、年中休校。頭に来た!と思って、3年で大学を辞めるって決めた。忙しくて役者の道にいけないから仕事も辞めた。だから、役者の道しかないわけ」。

子どもの時から母親に「自分のやりたいことをやりなさい、それがお母さんは一番嬉しい」と言われて育ったみずしまさん。母親の言葉に背中を押され、劇団に所属しながら喫茶店でのバイト生活を始めます。やがて映画やドラマに「(端役で)ちょこちょこ」出られるようになったみずしまさんは、あることを思い付きます。「稽古や舞台があるたびにアルバイト先に『休みます』って言うのが嫌で。自分で何か店をやればいいんだ。そうすれば自由に芝居ができると思った」。

知人10人からお金を借り、役者を続けるためにバーを開店。「役者になるために水商売を始めたのに、水商売がこんなに合うとは思わなかった」。

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28歳でお店を始めて30歳で結婚、その1年後に娘さんが生まれます。しかし、昼は役者業、夜はお店の経営で家に帰るのは朝6時。「妻を夜1人で居させたのは悪いことしちゃったな」と悔やむみずしまさん。

33歳の時、お互いが夢を追うため離婚。「今でも別れた妻と娘が大好き」と言い、再婚などは考えたことがないそうです。「芝居の道に行くと決めてから悔いはない」と、きっぱり言い切れる人生、ステキです。「今の仕事も大好き。これも(悔いがない理由の)ひとつかな」。

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コロナ禍で閉店を考えることもありましたが、お客さんからの「40年もやっていれば、店を潰したくない人もいるはず。クラウドファンディングしたらどうですか?」というアドバイスで、クラウドファンディングを実施。すると、2カ月で約100人から146万円の資金が集まったそうです。「毎日泣きながら、応援してくれる人の名前を見ていたな」。

「美輪明宏さんと『偶然とはいえ何十年も仲良くしていただいて嬉しいです』って話した時に、『偶然じゃないのよ、必然よ』って。アノ人らしい言葉を聞いた時に、なるほど必然か、って。本当に面白い人生だったかな」と、美味しそうにビールを飲みながら、しみじみと語ってくれました。最後に「今度店に来て」とお誘いを受けた番組スタッフ。質問はお手柔らかに♪
 
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