「日本橋三越」の大番頭!旧商家に眠る<開かずの金庫>から貴重なお宝が:所さんのそこんトコロ

所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(毎週金曜夜8時)。
5月15日(金)に放送された「開かずの金庫を開けろ!」をプレイバックします。

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リポーターのワタリ119が訪れたのは、茨城県第2の都市・つくば市。筑波山を望むこの街には、宇宙航空研究開発機構をはじめとする研究機関が集まり、科学の街として知られています。

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今回の依頼主は川田さん。金庫が眠っているのは、国の登録有形文化財にも指定されている築108年の旧商家です。
この屋敷を建てたのは、「日本橋三越」の大番頭を務めた川田盛蔵氏ら。一族は旅館や小間物屋など幅広い事業を手がけ、莫大な財を築きました。

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屋敷の中には、欅の一枚板で作られた巨大な箪笥や、数千万円級ともいわれる欅張りの長い廊下など、歴史ある建築や調度品がそのまま残されています。
さらに、芥川龍之介の全集をはじめとする古書、名建築家・遠藤新が設計したキッチン、大正~昭和期のレコードや黒電話など、貴重な品々が。

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そんな屋敷に眠っているのが、108年前から同じ場所に置かれている開かずの金庫。鍵はなく、ダイヤルの文字も分からず、少なくとも50年以上は開いていないといいます。

開錠に挑むのは、無敵の鍵職人・玉置恭一。金庫は大正時代の最高級品「大倉製金庫」で、鍵穴には最高難度の「ひょっとこ錠」が採用されており、百戦錬磨の玉置も大苦戦。

作業開始から2時間、玉置は川田さんの許可を得てドリルを投入。すると下の鍵が開き、ダイヤルと鍵が連動する特殊構造だったことが判明します。
さらに、必要な文字数が4つではなく3つだったことも分かり、組み合わせは約14万通りであることも判明。そこから粘り強く作業を続け、開始から5時間半、ついに金庫の扉が開きました。

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中には木製の戸棚と引き出しが。一番上の戸棚からは、定期預金関係の封筒や「酒類通」と記された大正15年の帳簿が見つかりました。旅館経営をしていた川田家が、酒類を仕入れていた記録だとみられます。

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引き出しからは、盛蔵氏宛てに全国から届いた大量の手紙や、三越の封筒、大量の領収書なども発見。
一番下の引き出しからも、盛蔵氏に関する貴重な書類が大量に出てきました。

現金や貴金属こそ見つからなかったものの、日本橋三越の大番頭として活躍した盛蔵氏と、一族の歴史をひも解く大量の歴史資料が発見される結果に。
「先祖の生活感がよく分かる資料がたくさん出てきて、研究し甲斐がある」と川田さん。108年の時を超えて受け継がれた家族の歴史に思いを馳せる金庫開錠でした。
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