【静岡の仲良し夫婦】17歳でこの世を去った息子…医師から迫られた残酷な選択:家、ついて行ってイイですか?
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お客さんでにぎわう「遠州男唄 濱松たんと」で、楽しそうに飲んでいる3人組を発見!
3人は第三金曜日に集まる仲で、この店の「カツオの刺身」がとにかくおいしいと笑顔で話します。
取材Dが「家、ついて行ってイイですか?」と聞くと、そのうちの一人、米山さんが妻に電話。無事にOKをいただけました。ありがとうございます!

米山さんは、車の販売会社を定年。お家に到着し、「開けて~」とお願いすると、妻のひろよさん(80)が優しい笑顔で迎えてくれました。

どこか懐かしさを感じさせるお家の間取りは6LDK。子どもたちは独立しています。
夫について「第三金曜日だけは放してやる。自由に」と笑って話すひろよさん。
「それ以外はご夫婦で一緒に?」と聞くと、「だいたい山に行っている」と米山さん。
なんと、茶畑に囲まれた標高532mの「粟ケ岳」に週2、3回のペースで通っていると明かします。多い時は、1日に山を3往復するそうで、リビングには「粟ケ岳登頂1200回」を讃えた表彰状も。「何回登れるかチャレンジしている」とかなりアグレッシブ!
実は米山さんの登頂記録は、度々新聞に取り上げられています。
「2カ月に1回くらい新聞に載っている。(トータルで)100回くらい」と話し、新聞を見ると、「健康の秘訣は歩くこと」「健康には歯磨きが一番」という小見出しが。
部屋の片隅にボロボロのジャージを発見。長男の高校のジャージだそうで、米山さんが畑仕事をする時に着ています。
長男・ただしさんは16歳で家を離れ、寮で生活していましたが、「ちょっと悲しいことがあったもんだから……亡くなっちゃってね。だから今は、子どもは2人」(米山さん)。
ただしさんは約40年前、17歳の時に、オートバイの交通事故で他界していました。
「(ただしさんは)欲しくて欲しくて、オートバイが欲しかったんだよね。はじめは『ダメだダメだ』と言ったんだけど、とうとう負けちゃって。免許を取ってすぐだった……」(ひろよさん)。
ただしさんはカーブでガードレールに接触し、頚椎を損傷。事故に遭ったのは、ただしさんが帰省し、親子が半年にぶりに再会した日でした。
病院に駆けつけるとすでに意識はなく、心臓は機械で動かしている状態。米山さんは、医師に命の選択を迫られます。「厳しい判断だった……」(米山さん)。
最後の会話は「行ってくるね」。人が良く、みんなに好かれていたただしさん。
「夏休みの宿題も1週間〜10日くらいで全部やっちゃう。友達が8月末に『教えて~』とやって来ると、(宿題を)見せてやっていた」と、人柄が伝わるエピソードを教えてくれました。
命日には、いまだに同級生がやって来て励ましてくれるそう。「良い友達を持って良かった……。長男が早く逝ってしまったから、せめて私は長生きしたいなと思っている」(米山さん)。
生前、ただしさんはワンダーフォーゲル部に所属。ボーイスカウトでは、親子で粟ヶ岳に登ったことも。最後は「(粟ヶ岳に)2000回まで行きたい。今1350回だから、なんとか頑張って!」と前を向きます。
「遠州男唄 濱松たんと」で米山さんについて行ったら……息子の分まで長生きを……これからも山に登り続ける父親の目標が聞けました。
日曜夜8時50分からは、「家、ついて行ってイイですか?」を放送!
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