五輪体操金メダリスト・橋本大輝選手との対面にアルゼンチン小学生が感動!鉄棒の特別指導も:世界!ニッポン行きたい人応援団
ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(毎週月曜夜8時54分)。
今回は、アルゼンチンに住む小学生の初来日の様子をお届けします。
【動画】「世界!ニッポン行きたい人応援団」最新回
紹介するのは、アルゼンチン在住、ニッポンの「体操」を愛する小学生・アッタンさん。
![五輪体操金メダリスト・橋本大輝選手との対面にアルゼンチン小学生が感動!鉄棒の特別指導も:世界!ニッポン行きたい人応援団]()
世界に誇る、ニッポンの体操。2024年のパリオリンピックでは男子団体が金メダルを獲得。その強さは1960年からのオリンピック5連覇に始まり、個人、団体で通算107個のメダルを獲得しています。
アッタンさんは、2025年、小学4年生〜5年生の部で全国優勝したアルゼンチンチャンピオン。さらに、南米選手権では「あん馬」で2位に。
アルゼンチントップの体操クラブに所属し、学校が終わると、お父さんの車で片道2時間かけて練習に通っています。
憧れの存在は、橋本大輝選手。「東京2020オリンピック」では史上最年少で男子個人総合金メダル、2025年の世界選手権では3連覇を果たした、日本体操界のエースです。
アッタンさんは、朝起きたら橋本選手の写真に挨拶しています。
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ニッポンにはまだ一度も行ったことがないアッタンさん。
アッタンさんの課題は、美しい姿勢と鉄棒の着地。週5日、1日5時間の練習に打ち込んでいるものの、なかなかコツが掴めません。
「ニッポンで学んでオリンピック選手になってもらうのが私たち家族の悲願なんです!」と、母・ロクサーナさん。アッタンさんも「家族に恩返ししたいです」と話し、ニッポンで練習してもっと上手くなりたいと願っています。
そんなアッタンさんを、ニッポンにご招待! 付き添いのロクサーナさんとともに、初来日を果たしました。
今回の来日で、美しい演技と鉄棒の着地を学び、同世代のライバルたちに自分の実力が通じるか試したいというアッタンさん。その熱意を伝えたところ、快く受け入れてくださる体操クラブが。
向かったのは、千葉県船橋市の「健伸スポーツクラブ」。パリオリンピック男子団体金メダルの谷川航選手と、史上最年少で全日本選手権を制した弟・翔選手を育てた名門です。
指導するのは、橋本選手の母校・順天堂大学体操競技部の元主将・木下紘一郎先生。
まずは実力チェックを兼ねて、本番さながらの演技をすることに。アッタンさんは得意のあん馬を披露し、旋回のスピードを褒めていただきましたが、改善点も。
![五輪体操金メダリスト・橋本大輝選手との対面にアルゼンチン小学生が感動!鉄棒の特別指導も:世界!ニッポン行きたい人応援団]()
千葉2位の髙橋春馬さんの演技と比較してみることに。春馬さんはつま先が揃い、脚の隙間もない美しい旋回ですが、アッタンさんはつま先が揃わず、脚がずれています。脚がずれている旋回は減点の対象に。
続いて跳馬。千葉県チャンピオン・鑓分俊太さんの跳躍は肘や体が真っ直ぐなのに対し、アッタンさんは肘も体も曲がっています。木下先生は、ゆか、平行棒、つり輪、鉄棒についても姿勢の悪さを指摘。現状のままだと、全国大会には出られないレベルとのこと。
そもそも体操の採点は、技の難易度を示すスコアと、技の美しさを示すスコアの合計点で決まります。難易度が高い技ができても、つま先が伸びていないなど、姿勢が美しくなければ点数は伸びません。ニッポンが体操王国と呼ばれるのは、複雑な演技をしながらも、つま先や膝をしっかりと伸ばし、減点を最小限に抑える“美しい体操”を追求し続けたからなのです。
「すぐ上手になる力は持っている」と励ましていただき、「頑張ります!」とアッタンさん。練習の最後は、鉄棒や平行棒で使用する滑り止めの粉を丁寧に掃除。アルゼンチンのクラブでは自分たちで掃除をすることはないそうで、ニッポンの掃除道具に感動!
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練習終了後、木下先生から、1週間後に小学生で試技会を開くと発表が。試技会とは、大会前に本番さながらの演技を披露する試合形式の練習。ニッポンでの練習の成果を試す場として、アッタンさんを含めた小学5〜6年生の6人が、6種目全てで競い合うことに!
今回は、アルゼンチンに住む小学生の初来日の様子をお届けします。
【動画】「世界!ニッポン行きたい人応援団」最新回
千葉の名門クラブで猛特訓
紹介するのは、アルゼンチン在住、ニッポンの「体操」を愛する小学生・アッタンさん。

世界に誇る、ニッポンの体操。2024年のパリオリンピックでは男子団体が金メダルを獲得。その強さは1960年からのオリンピック5連覇に始まり、個人、団体で通算107個のメダルを獲得しています。
アッタンさんは、2025年、小学4年生〜5年生の部で全国優勝したアルゼンチンチャンピオン。さらに、南米選手権では「あん馬」で2位に。
アルゼンチントップの体操クラブに所属し、学校が終わると、お父さんの車で片道2時間かけて練習に通っています。
憧れの存在は、橋本大輝選手。「東京2020オリンピック」では史上最年少で男子個人総合金メダル、2025年の世界選手権では3連覇を果たした、日本体操界のエースです。
アッタンさんは、朝起きたら橋本選手の写真に挨拶しています。

ニッポンにはまだ一度も行ったことがないアッタンさん。
アッタンさんの課題は、美しい姿勢と鉄棒の着地。週5日、1日5時間の練習に打ち込んでいるものの、なかなかコツが掴めません。
「ニッポンで学んでオリンピック選手になってもらうのが私たち家族の悲願なんです!」と、母・ロクサーナさん。アッタンさんも「家族に恩返ししたいです」と話し、ニッポンで練習してもっと上手くなりたいと願っています。
そんなアッタンさんを、ニッポンにご招待! 付き添いのロクサーナさんとともに、初来日を果たしました。
今回の来日で、美しい演技と鉄棒の着地を学び、同世代のライバルたちに自分の実力が通じるか試したいというアッタンさん。その熱意を伝えたところ、快く受け入れてくださる体操クラブが。
向かったのは、千葉県船橋市の「健伸スポーツクラブ」。パリオリンピック男子団体金メダルの谷川航選手と、史上最年少で全日本選手権を制した弟・翔選手を育てた名門です。
指導するのは、橋本選手の母校・順天堂大学体操競技部の元主将・木下紘一郎先生。
まずは実力チェックを兼ねて、本番さながらの演技をすることに。アッタンさんは得意のあん馬を披露し、旋回のスピードを褒めていただきましたが、改善点も。

千葉2位の髙橋春馬さんの演技と比較してみることに。春馬さんはつま先が揃い、脚の隙間もない美しい旋回ですが、アッタンさんはつま先が揃わず、脚がずれています。脚がずれている旋回は減点の対象に。
続いて跳馬。千葉県チャンピオン・鑓分俊太さんの跳躍は肘や体が真っ直ぐなのに対し、アッタンさんは肘も体も曲がっています。木下先生は、ゆか、平行棒、つり輪、鉄棒についても姿勢の悪さを指摘。現状のままだと、全国大会には出られないレベルとのこと。
そもそも体操の採点は、技の難易度を示すスコアと、技の美しさを示すスコアの合計点で決まります。難易度が高い技ができても、つま先が伸びていないなど、姿勢が美しくなければ点数は伸びません。ニッポンが体操王国と呼ばれるのは、複雑な演技をしながらも、つま先や膝をしっかりと伸ばし、減点を最小限に抑える“美しい体操”を追求し続けたからなのです。
「すぐ上手になる力は持っている」と励ましていただき、「頑張ります!」とアッタンさん。練習の最後は、鉄棒や平行棒で使用する滑り止めの粉を丁寧に掃除。アルゼンチンのクラブでは自分たちで掃除をすることはないそうで、ニッポンの掃除道具に感動!

練習終了後、木下先生から、1週間後に小学生で試技会を開くと発表が。試技会とは、大会前に本番さながらの演技を披露する試合形式の練習。ニッポンでの練習の成果を試す場として、アッタンさんを含めた小学5〜6年生の6人が、6種目全てで競い合うことに!
練習2日目、本格的な練習に入ります。まずは、ほぼ全ての種目の基礎となる重要な姿勢、倒立から。体を真っ直ぐにしたまま複雑な技を行うことが、美しい体操に不可欠です。
実は、初日にこんな指摘を。アッタンさんの倒立は腰が反っていますが、千葉県チャンピオン俊太さんの倒立は、つま先から背中、手までが一直線。一直線の方が見栄えが良く、採点にも影響してくるそう。
美しい倒立をするためには、全身に常に力を入れることが必要。床にうつ伏せになり、どの筋肉に力が入っていないのかチェックします。アッタンさんはお尻の力が抜けているため、木下先生は“おならを我慢する時のお尻の力の入れ方”をするように指導を。
体の向きを変え、腹筋も同様にチェック。真っ直ぐな倒立は体の前側の腹筋、後ろ側のお尻と背筋に力を入れることでできるのだとか。

教えていただいたことを踏まえ、もう一度倒立。すると、腰の曲がりが改善され、つま先から背中まで一直線に。「力の入れ方でこんなに倒立が綺麗になるなんて、思いませんでした」と驚き!
基礎姿勢が身についたところで、いよいよ種目練習へ。この日は跳馬から始めます。
木下先生が提案した技は「ツカハラ」。オリンピック3大会で5個の金メダルを獲得したレジェンド、塚原光男さんが考案した技です。
横向きの側転跳びから体を後ろ向きにひねり、そのまま後ろに宙返りして着地。アッタンさんは側転から後ろ向きにひねることはできるのですが、跳躍が低く宙返りまでできません。
木下先生によると、跳躍の高さを出すのに大切なのが助走のスピード。助走が速ければ、跳躍板から強い反発力が生まれ、より高く跳ぶことができるそう。
足裏全体で走ると、地面との摩擦が多くなり速度が落ちるため、かかとを上げることを意識し、何度も反復練習。すると、力強い走りに!

さらに、より高く跳ぶためには、奥の手でしっかりと跳馬を押すことが重要。アッタンさんが手で押す意識を体に染み込ませていると、試技会でライバルとなる、千葉で跳馬1位の星野月彦さんが丁寧にアドバイス。
再び挑戦すると、勢いのある助走から、手でしっかりと跳馬を押して宙返りへ。着地も成功! 「初めてできました!」と話すアッタンさんに「天才かもしれないね」と木下先生。
続いて、あん馬。つま先が揃っていないことと、脚が閉じていないことが課題です。
木下先生の指導で、お尻とかかとに力を入れると……たった1回のアドバイスで、しっかり脚とつま先が揃った美しい旋回に。本番用のあん馬でも、脚の美しさを意識した旋回ができるようになりました。
この日の最後はつり輪。アッタンさんは、倒立の時に「肘が曲がっている」と、初日に指摘されていました。本来は肘を伸ばして倒立し、2秒以上静止しなければならないため、肘が曲がっていると技として認められないのです。

試しに足をロープにかけ、肘を伸ばして10秒倒立。初挑戦にもかかわらず成功したアッタンさんに、木下先生は「普通できないよ」と驚き!
倒立のポイントは、輪を下に押し続けること。今度は足をロープにかけずに実践すると、3秒静止することに成功。初めて倒立する人だと、輪が揺れて制御できないそう。
さらに、スイングで曲がっていたつま先も、しっかり伸びて美しいスイングに。
こうして、4時間にわたる練習が終了。「木下先生のおかげで、今日だけでいろんなことができるようになりました」と感謝を伝えました。
試技会まであと6日、この日はゆかを教えていただきます。課題は手のポーズ。千葉県ゆか1位の蒲原慎太さんは腕や指先がしっかり伸びているのに対して、アッタンさんは手に力が入っておらずバラバラに。宙返りの技だけでなく、細かな手の意識も綺麗に見せるために重要です。
手を意識してひたすら練習すると、少しずつできるように。すると、木下先生からこんな指摘が。宙返りの後、ジャンプしながら方向転換を行いますが、その時に足が全く上がっておらず、手もバラバラ。そこで同級生のライバル、月彦さんがつきっきりで指導すると、木下先生も驚くほど改善しました。

そして、アッタンさんには「マンナ」という得意の力技が。通常は脚を閉じた状態から始めますが、開いた状態からできることに、皆さん驚き! こちらも正しい姿勢を教えていただき、また1つ成長したアッタンさんでした。
オリンピックで使用された「あん馬」に感動
この日向かったのは、群馬県沼田市で体操やバスケットボール器具などの製造販売を行う老舗メーカー「セノー」。ニッポンの鉄棒の回りやすさに感動したアッタンさんは、構造を知りたいとやってきました。
工場で見せてくださったのは、鉄棒のバーと支柱の構造が分かるサンプル。海外製の鉄棒は支柱とバーが固定されて上下にしなりやすいのですが、セノーの鉄棒はバーが360度動かせるため、大車輪がよりスムーズに。「だから健伸で使った時にあんなに回りやすかったんだ!」と驚き。
続いて見せてくださったのは、ゆか。カーペットの下に2層のクッション、その下に木のパネルという構造で、一番下にはバネが。クッションによる衝撃吸収とバネによる反発力が両立されているそう。
バネ式のゆかは、森末慎二さんが金メダルを獲得した1984年の「ロサンゼルスオリンピック」から導入。より高く跳べるようになったことで、白井健三さんの世界初の4回ひねりなど、ゆかの競技レベルが向上したのです。

さらに、「東京2020オリンピック」で採用され、橋本選手が演技をした時のあん馬も。
実際に乗せていただき「本当に幸せです!」とアッタンさん。1964年の「東京オリンピック」で使用された、超貴重なあん馬も見せていただきました。
最後に、ストレッチで使えるマットのプレゼントが。アッタンさんは「オリンピックのあん馬に乗せてくれて、こんな素敵なプレゼントまで……本当にありがとうございます」と感謝を伝えます。
「セノー」の皆さん、本当にありがとうございました!
クラブに戻り、練習を再開。この日は平行棒を教えていただきます。すると、アッタンさんに才能とセンスを感じた木下先生から、こんな提案が。
着地の時、アッタンさんは平行棒の前に下りますが、オリンピックに出る一流選手は全て横。倒立から後ろに1回転し、横に着地する「宙返り下り」という技です。試技会に向けて、この宙返り下りに初挑戦することに。
まずは、本番用より低い平行棒で練習。上に跳びながら、腕で体を横に押し出さないといけないため、かなり難しい様子。「とにかく怖いです」と話すアッタンさんは、同じく宙返り下りができない月彦さんと一緒に練習を重ねます。
ポイントは、飛ぶ瞬間に腕を突っ張り、上方向の反動をもらうこと。アッタンさんは飛ぶ瞬間に腕が曲がってしまい、上に飛ぶ力が弱まっているそう。お互い練習を重ねること30分、少しずつコツをつかみ、腕を伸ばしたまま飛べるように!

練習後、皆さんからサプライズで11歳の誕生日をお祝いしていただき「とても幸せです」とアッタンさん。鉄棒で使うプロテクターをプレゼントしていただきました。
試技会まであと3日――。この日は鉄棒の練習。ここまでの練習で大車輪の姿勢は改善されましたが、どうしても着地がうまくいかず最大の壁に。
実は、アルゼンチンで鉄棒に足が当たって首から落ちて以来、恐怖心が。体がうまくコントロールできず、背中から落ちてしまうそう。
0.001点の差を競う体操において、着地は非常に重要。転倒すると、1点もの減点を受けてしまいます。さらに鉄棒は6種目中の最終種目であり、勝敗を左右する重要な種目。
「いろいろ教えてもらいましたが、どうしても怖くて着地ができません」(アッタンさん)。試技会までに、着地ができるようになるのでしょうか?
憧れの橋本選手が鉄棒を特別指導
翌日、アッタンさんは千葉県内にある、順天堂大学体操競技部の練習施設へ。橋本選手をはじめ、これまでに10人以上のオリンピック選手を輩出した超強豪です。

ここで、ウェルカムサプライズ! なんと、憧れの橋本選手が目の前に。
ニッポンの英雄にいつの日か会いたいと、毎日のように願っていたアッタンさんは、涙を浮かべて大感激。「あなたは僕のヒーローです」と伝えます。
現在、実業団に所属している橋本選手ですが、普段の練習は母校の順天堂大学でも行っています。アッタンさんが鉄棒の着地で悩んでいることを相談したところ、ぜひ指導したいと駆けつけてくださったのです。

早速、憧れの橋本選手の目の前で鉄棒の演技を。綺麗な大車輪ですが、やはり着地は背中から。すると橋本選手から「最後の宙返り、鉄棒から離れる時に、離す前に鉄棒を押してあげる」とアドバイスが。
鉄棒を押すことで大車輪のスピードを抑えると、体勢がコントロールしやすくなり、安定した着地に。実践すると、なんと一発で着地に成功!
「もう何も言うことないですね」と橋本選手。G難度のカッシーナやE難度のコールマンなど大技も見せてくださり、アッタンさんは「一生忘れません!」と感動。
ここで、アッタンさんから「子どもの頃から体操が上手だったんですか?」と質問が。
6歳から体操を始めた橋本選手は、怪我が多く本番に弱いため、中学時代まで目立った成績を残していなかったそう。高校時代に血の滲むような努力をした結果、現役高校生で世界選手権の日本代表に選出され、銅メダルを獲得しました。

最後に、「東京2020オリンピック」と「パリオリンピック」の金メダルを見せてくださった橋本選手。アッタンさんは「橋本選手のように努力して、絶対金メダルを取ります!」と伝えました。
橋本大輝選手、本当にありがとうございました!
試技会前日。最終日は、平行棒の宙返り下りを絶対に成功させたいと猛練習。ここまで木下先生に補助をしていただきましたが、1人で挑戦すると大成功! 本番用の平行棒でも1人で成功し、1週間の練習が終了しました。
この1週間で、跳馬の新技「ツカハラ」、平行棒の新技「宙返り下り」を習得し、つり輪は少しですが倒立で止まれるように。あん馬とゆかではニッポンの美しい姿勢を身につけることができました。

しかし、鉄棒の着地は感覚を少しつかんだものの、成功率はまだ20%ほど。「それでも、ニッポンで教わったことの全てを出し切って勝ちたいです」と意気込みを語るアッタンさん。果たして、優勝できるのでしょうか?
いよいよ試技会当日。橋本選手の母校・スポーツ強豪校の船橋市立船橋高等学校にやってきました。こちらには、体操競技部の専用体育館が。「健伸スポーツクラブ」から進学した生徒も多く、木下先生がアッタンさんのためにとお願いして、夢の舞台を用意してくださいました。
千葉県王者の俊太さんは、練習中の怪我で欠場のため、実力が拮抗した5人で競い合うことに。ルールは、1種目につき演技は1回の一発勝負。木下先生が採点を行い、6種目の合計点で順位を決めます。
最初の種目はゆか。手を伸ばし、演技を美しく見せることが課題です。得意の力技も決まり、最後の着地まで大きなミスはなく、順調な滑り出し。

次はあん馬。課題は脚やつま先をしっかり揃えること。ところが、出だしの旋回でまさかの失敗。満足いかない様子ですが、木下先生からは「足先が綺麗にできていて上達しました」とお褒めの言葉が。
続いて、つり輪。肘を伸ばした倒立が課題です。残念ながら倒立で止まることができませんでしたが、着地はなんとか成功。ここまでで、トップと0.5点差の2位に。
次の跳馬では、高得点が続出。点差を離されないためには、新技のツカハラを成功させたいところですが……踏切の直前で歩幅が合わず失速。高さが出なかったことで回りきれず、着地も失敗。あん馬、つり輪、跳馬と、満足のいく演技ができなかった悔しさで涙が……。
4種目を終え、3位に後退したアッタンさん。トップとは1.5点差に。1位になるには、もう大きなミスは許されません。
次は平行棒。前日に成功させたばかりの新技・宙返り下りは大成功。着地もピタリと止めることができました。

そして、最終種目は鉄棒。最初は恐怖心で全くできなかった着地ですが、先生と仲間に支えられて必死に練習を続け、憧れの金メダリストからも教えていただき、見事に着地!
橋本選手のアドバイスどおりに鉄棒をしっかりと押した瞬間、「成功するって確信しました!」とアッタンさん。
全ての種目が終わり、順位が発表されると、アッタンさんは第3位。優勝には届きませんでしたが、十分健闘しました。
そして別れの時。木下先生は「アッタンはすごく頑張れる子です。怖いのにチャレンジしたり、苦しいのに頑張れたり。そういう気持ちがきっとあなたの夢に近づくために一番必要だと思うので、これからも夢を掴むために頑張ってください」と激励の言葉を。

「みんなに出会えたことがとても嬉しいです。一緒に練習できたこと、対決できたこと、全てがかけがえのない思い出になりました」とアッタンさん。最後は皆さんが作ったアーチをくぐり、送り出していただきました。
「健伸スポーツクラブ」の皆さん、本当にありがとうございました!
帰国を前に、アッタンさんは「クラブのみんながすごく優しくて、本当に寂しいです。絶対オリンピック選手になります! ありがとうニッポン!」と語ってくれました。
アッタンさん、またの来日をお待ちしています!
月曜夜8時54分からは「世界!ニッポン行きたい人応援団」を放送!
●熱海のMOA美術館で、20年間憧れ続けてきた国宝・尾形光琳作「紅白梅図屏風」の実物を目の当たりにして大感動!
●岡山県で日本画家と感動の対面を果たし、化学反応を利用した銀の流水模様の表現や墨と岩絵具による「たらしこみ」の技法を伝授される。
●熟練の職人技が光る日本画筆の繊細な製造工程を見学。さらに、表具師から屏風の耐久性を高めるための技法を教わった。
※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。