暗号資産「キムチコイン」韓国の取引所で選別進む

ビジネス

テレ東

2021.7.7

txbiz_20210707_01.jpg
マネーロンダリング(資金洗浄)などへの懸念から世界的に暗号資産(仮想通貨)への規制が強まる中、韓国では取引所が扱う銘柄の選別に乗り出しています。その多くが「キムチコイン」と呼ばれる主に韓国で流通する銘柄です。

韓国最大の暗号資産取引所「アップビット」で6月、大きな動きがありました。この取引所では170を超える種類の暗号資産が取り扱われていましたが、そのうち24種類について、取引を停止すると発表されたのです。その多くが「キムチコイン」と呼ばれる、主に韓国人が発行主体となっている暗号資産です。アップビット側は「評価が内部基準に達していない」と取引停止に至った理由を説明しています。こうした動きは別の取引所でも見られるなど、韓国の取引所は「キムチコイン」の選別を進めています。

キムチコインの一つ「ピカ」の開発業者側は、取引停止の無効を求めて提訴するなど、徹底抗戦の構えを示しています。

ピカの開発業者の代理人を務める弁護士は「何が問題なのか知らせてくれればよかったが、そんな連絡はなかった。そのような機会さえなく突然取引を停止することは、投資家をも欺く行為ではないか」と取材に答えます。

取引所が取引停止した暗号資産は、その後価格が軒並み急落。「自分の持っている暗号資産も取引停止になってしまうか心配している。暴落することが一番の心配」「暗号資産を勉強し、正確に理解して投資している人は少ない。取引停止が突然発表されれば、投資家はパニックに陥るだけだ」と投資家にも大きな衝撃が走っています。

就職難やマンション価格の高騰が続く韓国では、暗号資産への投資は人生の一発逆転を狙う特に20代から30代の若者に人気で、大学生でも4人に1人が投資していると言われています。取引所による暗号資産の絞り込みによって、リスク覚悟で高い収益を狙ってきた若者たちの不安が一層高まりそうです。


※このページの掲載内容は、更新当時の情報です。

関連タグ

一緒に読まれています!

この記事を共有する

人気の記事POPULAR ARTICLE

カテゴリ一覧