石巻のおふくろの味をもう一度!ボランティアで出会った、人生で一番ウマい”橋本ごはん”とは?:YOUは何しに日本へ?
日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは「食べすぎてお腹パンパン!密着しすぎて尺パンパン!春の面白YOUパンパン祭り」。全国各地の桜前線...ならぬYOU前線を追いかけすぎてパンパンになった95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?
(2013年7月22日放送)
成田国際空港で声をかけたのは、アメリカ合衆国(サンフランシスコ)出身のジョジョ(当時20歳)さん。以前は慶應義塾大学に留学していたが、今回は3カ月間で上智大学に通いつつ、合間をぬって石巻(宮城県)へ行くという。目的は、東日本大震災のボランティア活動への参加だ。
さらに2012年2月の初ボランティアで出会った石巻のお母さんのところへ、また戻りたいとも。 "お母さん"とは、ボランティア活動の際、いつも手作りご飯をふるまってくださった女性のこと。彼女のご飯は「人生で一番ウマい飯」だと絶賛。『くるみおこわ』に『サンマのすり身汁』...、おふくろの味が気になったので、石巻に同行したいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!
石巻行きの前日、ジョジョさんが住む東京のアパートを訪ねた。部屋にお邪魔すると、ジョジョさんが石巻で作ったという本を見せてくれた。タイトルはズバリ、『橋本ごはん』。この橋本(信子)さんというのが、ジョジョさんが慕う"石巻のお母さん"。震災ボランティアの人々に、無償で食事を提供している方だ。「感謝の気持ちを表すために何かしたいと思って」と思い立ち、出版社に掛け合ってレシピ本出版にこぎつけた。
翌日の夜10時、いよいよ夜行バスで石巻へ向かい、仲間とともに6日間でボランティア活動を行う。ジョジョさんは、外国人が多く所属するボランティア団体に在籍し、東日本大震災からの復興を支えようと東北全域で活動しているのだ。
早朝に拠点の石巻に到着すると、すぐに福島県相馬市へ移動。震災後の仮設住宅へお邪魔し、地元のみなさんと交流のひとときを過ごす。福島のズーズー弁「あがっせ(食べて)」などを教えてもらったり、「今度は英語教えてほしいね」というお姉さま方のリクエストに応え、即席で英会話教室を始めたり、と談笑が続く。みなさんからは、「違うお国の方に来てもらうなんて最高ですね」「刺激があっていいよね」と、慰問の評判は上々だ。
午後3時。草むしりや花植えを手伝ったあとは、ついに待ちに待った時間だ。ボランティア仲間と、車で橋本さんのお宅へ向かう。そこには、あの美味しい"橋本ご飯"が待っているのだ。
と、その前に、ちょっとした再会サプライズも計画していた。それは、ジョジョさんの来日は内緒にして、まずは他の仲間だけでお邪魔→後から登場してビックリさせちゃおうというもの! さて、橋本さんはどんな反応をしてくれるのかな...。
仲間の登場から一歩遅れてジョジョさんが現れると...、橋本さんは「あらっ!?」と跳び上がり、手を叩いてビックリ顔。からの、「おかえり~」と、嬉しさのあまり即ハグ。「え~、みんな黙ってんだもん」と、困り顔で大喜びしてくれた。サプライズは大成功のようだ!
さっそく橋本さんが手料理の続きを始めると、ジョジョさんが大きな鍋を指して、「絶品だよ、これ牛タンシチューです。(以前来た時に)これ何回も出てきた」と目を輝かせる。
傍ではボランティアのみんなが、きりもりする橋本さんをお手伝い。以前もこうして、料理を手伝ったそうだ。ネギ担当のジョジョさんは、切り方は全て橋本さんに教わったそうで、驚くほど上手な包丁さばきを披露してくれた。「ママと料理するのは久しぶりだから泣いてるよ。ネギのせいかもしれないけど」と涙をにじませた。
そしてついに料理が完成! 食卓には、アサリのバターあんかけ、マグロの味噌たたき、くるみ炊き込みおこわ、キュウリと鶏肉のラー油漬けなど、豪華な橋本ごはん10品が並んだ。
まずは大好物の牛タンシチューをじっくりと堪能し、続いてアサリのバターあんかけなど、次々とごちそうに手を伸ばした。「ヤバい!美味しい。今夜はつまらないかもしれない。"ウマい"しか言えない」と、幸せいっぱいのジョジョさん。
橋本さんは目を細め、「こうして来てくれることが本当に幸せ。みんな家族。みんな娘・息子たち」と料理をふるまう醍醐味を語った。「だから橋本さんをママと呼ぶ」と、実家に里帰りしたようにくつろぐジョジョさんにほっこりしたところで、密着は終了。
「お母さんの料理は人生で一番ウマくて、毎日でも食べられる料理」と絶賛するジョジョさん、これからもずっと良い親子でいてね!

