焼き鳥屋でレコードを買う。新たな下北沢スタイルを提唱するHMV初のポップアップショップが登場

グルメ

テレ東プラス

2020.2.15

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再開発が進む下北沢で2019年11月、商業施設「シモキタエキウエ」がオープンした。「UP!(シモキタアガル)」をコンセプトとしており、生活雑貨やグリーンショップといった地域の住人に寄り添うお店から、カフェ、居酒屋まで、個性豊かな16店舗が軒を連ねている。

そんな「シモキタエキウエ」で一際異彩を放っているのが「ヤキトリてっちゃん talking GORILLA」(以降「ヤキトリてっちゃん」)。焼き鳥居酒屋でありながら、店内でレコードも購入できるお店だ。

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焼き鳥屋の一角にHMVのポップアップショップが


店内を見渡すと、ごく普通に焼き鳥やお酒を楽しむ人もいれば、レコード棚に掘り出し物がないか物色している人の姿もある。

音楽や演劇をはじめとしたサブカルが盛んで、街を歩けばレコード店や古着屋にあたる――。そんな下北沢にあっても、「ヤキトリてっちゃん」の業態は目新しい。生まれ変わりつつあるこの街で、新名所になりそうな匂いがプンプンしてくる。

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「ヤキトリてっちゃん」の店内の一角にあるレコードコーナーは、「HMV record shop」初のポップアップショップとなっている。運営はHMVが担当。レコードの購入はお店のレジで精算可能で、スタッフに一声かければ、飲食なしでも入店できる。

ラインナップは中古レコードが中心で、地元アーティストの自主制作盤、Tシャツやスリップマットといった限定グッズも展開。本格的な機材を備えたDJブースもある。ちなみにブースの下に鎮座するゴリラは、「ヤキトリてっちゃん」の社長がゴリラ似だから置いてあるとか。コラボ企画をOKした社長、どんな人物なのかちょっと気になる。

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このブースを使って、店内ではDJイベントを定期的に開催している。たまたま店の前を通りかかり、この異質な光景に魅入られ、イベントを開催するようになった下北沢在住の音楽好き芸人もいるとか。某有名アイドルが即売会付きのイベントを行ったこともあるようだ。

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HMVの竹内さん曰く「イベント希望者は、特にDJ経験者に限るということではなく、音楽が好きであれば誰でも開催可能。アコースティックライブなんかもOK」とのこと。地元の人には、特にイベント会場として利用してほしいと呼びかけている。

実は「ヤキトリてっちゃん」、下北沢で愛され続けてきた馴染みの店


イベント開催時にはDJプレイを聴きながら、酒や焼き鳥を楽しみ、周りの人と交流しながら、ワイワイ盛り上がることができる。

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「ヤキトリてっちゃん」なので、もちろん人気は焼き鳥。ただ、丸鶏をローズマリーと一緒にローストした名物「ポヨチキン」にライスを添えた「ポヨチキンランチ」(税別600円)といった、洒落たメニューも用意している。小林店長のイチオシは、インパクトある分厚い豚バラが1枚どかっと乗った「てっちゃんやきそば」(税別600円)だ。

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実は「ヤキトリてっちゃん」、駅前の再開発によって姿を消すことになった下北沢駅前食品市場内に、かつて店を構えていたことがあるという。下北沢の別の場所に移転したが、界隈では長年愛されてきた人気店で、下北沢との縁は深い。

レコードを含めた音楽カルチャーも、また下北沢の代名詞。この街と縁が深い店同士がシナジーを生みだしながら、こうして新たなビジネスを仕掛けていくことは、今後の展開的にも非常に興味深い。

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「新しい商業施設の2階部分にあるので、まだまだ知られていない部分もあるが、下北沢との関係性も深いお店なので、今後は地域のコミュニティにとってのコミュニケーションの場になっていけたら」と語る竹内さんと小林さん。

ぜひ、その言葉どおり、下北沢の人々にとって末長く愛される場所になっていくことに期待したい。

【取材協力】
「ヤキトリてっちゃん talking GORILLA」
電話:03-5432-9455
営業時間:11:00~24:00

※この記事内の店舗情報は、2020年2月時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。

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