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日本にはない本屋が沢山。個性的なレトロなムード漂う台北でブックショップトラベルしてみた

トラベル

テレ東プラス

2019.9.22

taipei_20190922_00.jpg画像素材:PIXTA

下北沢にある本屋のアンテナショップ「BOOKSHOP TRAVELLER」。店主の和氣さんは日本全国の本屋を目会えてに旅をした本を発売するほどの本屋好き。今回は、国をまたいで台湾は都市部の台北の本屋を紹介してもらいました。果たしてアジアにはどんなインディペンデントな本屋があるのか。その2日目の模様をお届けします。

中山地下街に広がるあの本屋 誠品R79


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朝起きてホステルの朝食を食べたら今日は中山區を中心にめぐりましょう。はじめに向かうのは、蔦屋書店が参考にしたという噂もある世界的に有名な「誠品書店」のうちの1店です。台北には新宿と同じように大きな地下街が広がっているのですが、その一部にアジア最長の本屋を誠品書店がつくったのです。その名も「誠品R79」。変わった店名の由来は地下街の入り口の数字から取ったそうです。

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(以前は昔ながら古書店が立ち並ぶ地下書店街でしたが、2017年8月にリニューアルされて現在の姿になりました。)

300メートルもの長さに渡って、書籍コーナー、文具コーナー、雑貨コーナー、アートコーナーなど様々な店舗が設けられ、台湾文化を味わうことができます。日本の雑誌も一部ですが置かれていますし、台湾の本を立ち読みしてみても書かれている言葉が漢字なので詳しい意味までは分からずともなんとなく意図を理解できるのも面白いです。店内には座れるスペースがたくさんあるので本を眺めながらひと休みすることもできます。

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通路側から店内を見ることができます。読書している光景は何とも言えず落ち着きます。
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誠品R79
住所:台北市大同區南京西路16號B1之中山地下街B1-B48號店鋪(B24、B26號は含まない)
営業時間:10:00-23:00
定休日:無休
お問い合わせ: (02)2563-9818
Facebook
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台北独立書店の先駆け 田園城市風格書店



誠品R79を十分楽しんだら地上へ出て「田園城市風格書店」に向かいましょう。実はここ、今回の目的地の一つでもあるんです。

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田園城市風格書店はここ数年ほどで増えてきた台湾の独立書店の先駆けともいえる本屋です。デザインやアート、建築、人文系の本を中心に、台湾のzine(個人制作の本)やリトルプレス(小部数発行のインデペンデントな雑誌)、自分たちで出版した本、さらに社長のヴィンセントさんが日本で仕入れてきた古本が置かれています。台湾で出版された本はもちろんですが、日本の古本もここで見ると新鮮に見えてくるから不思議です。店内には小さいながらもカフェとギャラリーもあります。本好きには絶対にオススメなスポットです。

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(大通りから一本入った路地にあります。こういうところから新たなカルチャーが生まれていくんだろうなと感じさせてくれる雰囲気です。)

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田園城市風格書店
住所:台北市中山區中山北路二段72巷6號
営業時間:10:00-19:00(日〜水)、10:00-20:00(木〜土)
定休日:無休
お問い合わせ: gardenct@ms14.hinet.net
Facebook
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レトロスポット赤峰街のブックカフェ 浮光書店


お目当てをひとつ済ませて次に行くのは中山區のすぐ隣りにあるレトロスポット赤峰街です。MRT中山駅と雙連駅のちょうど中心に位置する路地にある地区で、一見、町工場や印刷所などばかりのように見えますが実は日本でも有名になりつつある雑誌『小日子』のショップなど個性的な小さなお店がたくさんあるエリアなんです。

そんな赤峰街にひっそりと佇む町工場の2階にあるのが「浮光書店」です。

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両隣も同じ雰囲気でグーグルマップを見ながらも、どこから入るかしばらくわかりませんでした。

「本当にここに店があるのか?」そんな不安になってくる場所を町工場の脇をよく見るとぼんやりと「浮光」の文字が。どうやらこの怪しげなドアを開いて中に入るようです。

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(近くまで寄らないと分からない看板に要注意。)

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(ドアを開けて急な階段を昇ると一階の雑然さが嘘のようです。)

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(3階にもたくさんの席があります。)

無骨なアイアンと木の組み合わせでおしゃれな店内には小説や人文書、映画・音楽、美術といったジャンルの本が多く、中には日本の出版物の翻訳本もあります。3階は屋根裏の秘密基地のような雰囲気で居るだけでワクワクしちゃいます。珈琲(アメリカン120元)を飲みながら午前中の疲れを癒やしましょう。

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浮光書店
住所:台北市赤峰街47巷16號2樓
営業時間:12:00〜22:00
定休日:無休
お問い合わせ: illuminationbooks.taipei@gmail.com
HP:なし
Facebook
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浮光書店から出たらそろそろお腹が減ったころですよね。すぐ近くの屋台で注文します。え? 怖いって? 覚えていませんかか? そう「我要這個(ウォー ヤオ ヂェ ガ)」で注文すれば怖くありません!

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(こういった屋台が台北の街中にはたくさんあります。)

台北ポエトリーな詩の専門店 詩生活


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台北グルメを楽しんだら次は台湾でも珍しい詩の専門店「詩生活」を訪ねましょう。

台湾の他にも香港やマカオ、日本などアジア圏の詩集がたくさんあります。自主制作と思われるものもチラホラ。もしかしたらここでしか買えない本もあるかもしれませんよ。詩をテーマにしたグッズもあるので友人への一風変わったお土産選びにも良いです。奥には喫茶コーナーもあり休憩することもできます。

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(板に書かれた「詩」の文字が目印です。)

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詩生活
住所:台北市大同區承德路二段75巷37號
営業時間:14:00〜20:00
定休日:火
お問い合わせ:poetryxpoet@gmail.com
Facebook
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酒工場をリノベーションした台北オススメの観光スポット 華山1914文創產業園區


中山駅周辺は楽しめましたか?

次は台湾の人たちにも人気の観光スポット「華山1914文創產業園區」に行きましょう。

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(詩生活から中山駅まで行きます。)

華山1914文創產業園區の最寄り駅「忠孝新生駅」に向かいます。中山駅から淡水信義線で台北駅で板橋線に乗り換えて2駅目です。
(ちなみに、「乗換案内 台北」アプリをDLしておくと便利です。)

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(華山1914文創產業園區の中は道も広く取られのんびりした気持ちで楽しめる。)

忠孝新生駅から5分ほど歩くと急に開けた空間が現れます。華山1914文創產業園區は日本統治時代の酒工場をリノベーションして作られた複合施設。工場跡地だからこんなに広いんですね。その広大な敷地の中では映画館やギャラリーなどの催事スペースに加えて、赤峰街にもあった人気店「小日子」など雑貨店や飲食店もたくさんあるんです。ここだけで一日中楽しめるエキサイティングな場所です。

華山1914文創產業園區にある2つの本屋 青鳥 Bleu&Bookと好様思維 VVG Thinking


そんな中の一角に「青鳥 Bleu&Book」はあります。

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(建物の2階にあるので行くのに注意が必要です。)

コンクリート打ちっぱなしの無骨な外観ですが中に入るとドライフラワーがアクセントになった暖かな雰囲気となります。映画館が近いだけあって映画関係の本が多く、そのほかデザインやアート、台湾文化についての本も多いです。奥はカフェ席になっていてゆっくりできるので、華山観光で疲れた足を休めるのにもちょうど良いです。

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(天井のドライフラワーがいい味を出しています。)

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青鳥 Bleu&Book
住所:台北市八德路一段1號玻璃屋2樓
営業時間:10:00〜21:00
定休日:無休
お問い合わせ:bleubook2016@gmail.com
Facebook
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青鳥 Bleu&Bookを後にして、華山1914文創產業園區の奥に行くと公園が見えてきます。さらにその奥にはレンガ造りの倉庫のような建物群があります。夕方に行くと本当に素敵な雰囲気のこのエリアですが、この建物のうちのひとつが「好様思維 VVG Thinking」です。

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(レンガ倉庫群の奥にあります。入り組んだ場所にあるので要注意)

好様思維 VVG Thinkingは独特の審美眼で台湾で多くの人気を博するVVGグループのレストラン兼本屋。元倉庫という恵まれた空間を活かしたレトロで雰囲気たっぷりなお店です。2階の本屋には英語や日本語のアート関連の本が多く、雑貨も素敵なものばかり。台北に来たらぜひ一度は寄ってみて欲しい本屋です。

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好様思維 VVG Thinking
住所:台北市中正区八德路一段一號華山1914文創園區西三館(W3
営業時間:12:00〜21:00
定休日:無休
お問い合わせ:info.vvg@vvg.com.tw
Facebook
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今日もいろいろなお店を巡って疲れましたね。夕飯を食べて宿に帰りましょう。

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(華山1914文創產業園區から忠孝新生駅の間にある食堂。置いてある紙に注文を書き込んでいくスタイルです。)

最後に、宿に着いたけど遊び足りないあなたには実は夜に行って欲しい怪しさ満点の本屋があります。その名も「荒花書店 Wild Flowers Bookstore」です。

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HomeyHostelから歩いて4分の場所にあるのですが、はじめは入るのが不安になるはずです。大通りから一本外れた静かな場所の、しかもこんな怪しい外観なのですから。

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(知らないと入れない怪しげなお店。)

中に入るとこれまた新宿の路地裏のような妖艶な雰囲気。本棚にはアートピースやアートブック、ZINE、古書(日本語)の本が並びます。ここにしかない、と思わせてくれるほどの独特の空気感はヤミツキになるかもしれません。

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荒花書店 Wild Flowers Bookstore
住所:台北市中正区八德路一段一號華山1914文創園區西三館(W3
営業時間:14:00〜21:00
定休日:火・水
お問い合わせ:wildflowerbookstore@gmail.com
HP:なし
Facebook
――

本屋の魅力にノックアウトされたところで宿に帰って眠りましょう。

3日目は中山駅周辺でブラブラするも良し。今迄に行った本屋さんに再度訪問するのも良し。お土産を買いたい方はあえて地元のスーパーに行くのもお勧めです。

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(カルフールはフランス大手のスーパーマーケットですが台湾でも親しまれているお店です。筆者は台湾煮卵の元や紅茶、パイナップルケーキを買いました。)

お土産を買ったら台湾桃園国際空港から東京に帰りましょう。お疲れ様でした。

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(帰りはタイガーエア台湾で帰りました。)

***

日本よりも自由でオープンな雰囲気の台北には、日本にもあったらいいなと思える本屋がたくさんありました。並んでいる本も文字ばかりの本はさすがに難しいですが写真やアートなどビジュアルベースの本は観ていて楽しく。日本よりも少しお手軽感のある値段設定なのも嬉しいところ。

それになんと言っても台湾の人たちは良い人ばかりで、通りすがりの人に道を教えてもらったり、店員さんの対応もすごく良かったり。だからといって謙っていなくてフレンドリーなのが良いですよね。

遠いようで近い国、台湾にみなさんもぜひ行ってみてください。

※この記事内の店舗情報は、2019年9月時点のものです。最新情報をご確認の上、お出かけください。

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