福井市の春を満喫!プロが教える【桜のきれいな撮り方】"映える"穴場スポットも

"いいね!探し隊"が、まだまだ知られていない日本の魅力を徹底取材する地方創生番組「いいね!じゃぱん」。今回の舞台は、福井県北部に位置する人口約25万2,000人の街、福井市。
福井県の玄関口となる福井駅には、2024年に北陸新幹線が東京から福井県敦賀まで延伸。大阪や名古屋からのアクセスも良く、観光で訪れやすい街となっています。
プロが伝授! "映える"桜の写真の撮り方

福井の冬は、晴れる日が少なく、雨や雪の日が多いことで知られています。そんな福井の人々が春の訪れを祝うかのように行うのが「ふくい桜まつり」。今年で41回目を迎え、毎年30万人近くが訪れます。
全長2.2km、約600本の桜並木がお出迎え。夜には約1.5kmにわたってライトアップが行われ、壮大な桜のトンネルを楽しめます。

福井在住で広告やアーティストの写真撮影を手がける写真家・tomosakiさんと、福井のご当地タレント・大川はるなさんに、“映える”桜の写真の撮り方や、絶対に食べてほしいおすすめグルメを聞きました。

向かったのは、福井駅から徒歩15分の場所にある「ふくい桜まつり」のメイン会場・足羽河原。
tomosakiさんによると、福井の桜を撮るには"早起き"が大切なのだそう。理由は、朝の光の入り方。斜めから射し込む朝の光は、写真をよりドラマチックに仕上げてくれるといいます。

撮影のコツは、被写体がカメラに向かって少し横顔を見せるようにすること。


桜の密集感を強調したい時は、ズーム機能を使うのがおすすめ。背景が圧縮され、トンネル状の桜の迫力がより際立ちます。
さらに、少し下から煽って撮影すると、画角にたくさんの桜を収めることができます。

福井の冬は天気がコロコロ変わるのが特徴ですが、雨上がりも絶好のチャンス。
使うのは、地面にできた水たまり。スマートフォンを逆さまにして水面に近づけて撮ると、幻想的な一枚が狙えます。
絶対食べたい! 地元の絶品グルメ
大川さんが、福井に来たら必ず食べてほしいというのが「焼きサバ」。
かつて福井県小浜から京都へ、サバをはじめとする海産物を運んでいた「鯖街道」があり、足の早いサバを保存するために、丸ごと串焼きにする「浜焼き鯖」や、ぬか漬けの「へしこ」といった食文化が生まれました。今でも、サバをさまざまな方法で味わう文化が根付いています。

訪れたのは、福井駅前の「ハピリンモール」にある「あみだそば 福の井」。
創業者が毎朝打つ十割そばは、福井県産そば粉100%を使用した平打ちの中太麺。地元でも評判のそば店です。

大川さんのおすすめは「焼きサバおろしそば」。福井名物のおろしそばに、焼きサバを豪快にのせた一品です。

美味しく食べるコツは、サバの身をほぐし、麺全体としっかり混ぜること。
サバの脂が全体に行き渡り、おろしのさっぱり感と合わさることで、より一層味わいが引き立ちます。
圧巻! 樹齢380年の桜

続いて訪れたのは、約1500年の歴史を持つ足羽神社。
境内には、福井市指定の天然記念物である「足羽神社のシダレザクラ」が鎮座しています。

樹齢380年と推定されているこちらのシダレザクラ。tomosakiさんによると、大きな桜は下から煽るように、広角で撮影するのがポイント。

桜の花だけを切り取る場合は、空を背景にすると、主役が分かりやすく、桜がより引き立ちます。

さらに、シダレザクラならではの撮影アイデアも。
手前に枝を入れてズームで撮影することで、前ボケと背景を同時に表現でき、奥行きのある写真に仕上がります。
和菓子店が手がけるチョコレート専門店

次に向かったのは、福井で90年以上愛され続けている老舗和菓子店「森八大名閣」が手がけるチョコレート専門店「山奥チョコレート 日和」。
「森八大名閣」の3代目社長は、ヨーロッパで修行を積んだショコラティエ。和菓子の知識を生かしながら、その技術をチョコレート作りに生かしています。

製法は「Bean to Bar(ビートゥバー)」。
カカオ豆の買い付けから選別、焙煎、製造まで、全ての工程を自社工場で手がけています。

大川さんのおすすめは、カフェスペースでいただける「Hiyori's生パンケーキ」。
しっとりもちもちとした生地が特徴で、甘さ控えめながら、チョコレートの苦味や酸味もしっかりと感じられます。
tomosakiさんによると、食べ物はあえて縦に置き、スマートフォンを横向きにして撮影すると、余白が生まれておしゃれな印象に。手元を入れて上から撮ると、雑誌のような写真に仕上がります。

「ふくい桜まつり」の時期には、「いちごと桜餅の生パンケーキ」も登場。桜餅が添えられているのは、和菓子店ならではのアイデアです。
歴史を感じる城下町

福井市を語る上で外せないのが、一乗谷朝倉氏遺跡。
戦国時代に大都市として栄えた城下町でしたが、織田信長によって焼き払われ、現在は遺跡として復元。国の特別史跡・特別名勝にも指定されています。
この遺跡が貴重とされる理由は、焼き討ち後に田んぼの下へ埋もれていたことで、遺物が良好な状態で残されていたから。昭和に入ってから発掘調査が行われ、木製のくしや将棋の駒なども出土。高い歴史的価値を持っています。

復元された武家屋敷には、当時の暮らしを再現した展示も。敷地内には、木造のトイレも再現されています。

朝倉家の館跡に立つ「唐門」は、屋敷当時の門ではなく、その後に寺院となった際に豊臣秀吉が寄贈したと伝えられています。
桜を独り占めできる穴場スポット
tomosakiさんが毎年撮影に訪れるというのが、福井県庁。
福井城の跡地に建てられていることから、「日本最強の県庁」とも言われており、日中であれば誰でも自由に入ることができます。

石垣の階段を上った先にある天守台跡は、視界いっぱいに桜が広がる、まさに桜のステージ。
“映える”写真を撮るコツは、カメラを桜にギリギリまで近づけ、画面いっぱいに桜を収めること。被写体を中央に配置することで、優しい色合いの花びらに包み込まれたような、幻想的な一枚に仕上がります。

「ふくい桜まつり」の期間中は、メイン会場の足羽河原をはじめ、県庁など市内各所で桜のライトアップを実施。朝から夜まで福井の春を満喫できます。
【イベント名】第41回ふくい桜まつり
【開催期間】2026年3月21日(土)〜 4月5日(日)開催予定
【ライトアップ】期間中 18:00 〜 22:00(足羽川桜並木)
【アクセス】北陸新幹線・ハピラインふくい「福井駅」から足羽川桜並木まで徒歩約15分
※期間中は主要スポットを巡る周遊バスも運行予定
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